2021年03月22日
by 和信ペイント株式会社 |
公開:2021.03.22 12:10 更新:2021.10.04 16:23
つやつやのフローリングで過ごす時間はとっても贅沢……♪さらに傷まないように保護することもできるので、キレイをキープできますよ。
新生活の始まりや大掃除で、フローリングの傷みが気になりがち。せっかく素敵な家具を置いても、フローリングが剥げて劣化が目立つと台無しになってしまいます。
そこでこの時期におすすめしたいのが、フローリング自体をメンテすること!剥げてきたフローリングに色を塗りたい方も、キズ予防をしたい方も、専用ニスを塗ればつやつやになりますよ。
今回は、実際に築26年のフローリングをニスで塗装してみました♪まるで新築のように蘇らせた手順を見ていきましょう。
早速塗りたいところですが、まずは塗る前の準備をしていきましょう。
塗る前にフローリングをキレイに掃除しましょう!床を掃除し終わったら、巾木(はばき)部分など壁の側面をマスキングテープや養生シートで保護していきます。
サンドペーパーで床を研磨すると『研磨のカス』が空気中に広がります。それを防ぐために隙間や家電等は、養生シートでしっかり保護しておきましょう。
掃除と養生が終わったらサンドペーパーで床を下地が出ない程度に研磨していきます!
研磨する理由は元の塗装をはがすため、そしてこれから塗るニスの密着をよくするためです。研磨した細かいキズに塗料が入り込み、塗料と床が密着し、塗料をはがれにくくします。ツルツルした床に塗装をしても、塗料が密着せずにはがれやすくなってしまうので、全体的に研磨作業をしましょう。
ワックスをしている床は、『超強力はくり剤』を使って、ワックスを落としてください。
研磨カスをウエスなどで拭き取り、さらに掃除機をかけてキレイにします。
準備が整ったらいよいよ塗装作業のスタートです!
今回塗装で使用したのは『水性カラーフローリング用ニス(※)』!『ダークブラウン』のカラーを使用しました。シリーズでは他に『ウッディメープル』や『ライトブラウン』もあるので、ご自宅のフローリングの色に近いものを選んで使いましょう。
また、平滑で広い所を塗装するのに便利な『コテバケ』を使って塗りました。伸縮継柄(伸縮棒)を使うと立ちながら楽に塗装できますよ♪フローリングの隅など、細かい部分はハケで塗装していきます。
※無垢材の床材や板の間には適していません。
また、平滑で広い所を塗装するのに便利な『コテバケ』を使って塗りました。伸縮継柄(伸縮棒)を使うと立ちながら楽に塗装できますよ♪フローリングの隅など、細かい部分はハケで塗装していきます。
※無垢材の床材や板の間には適していません。
まずはフローリングの隅から、細かい所をハケ塗りしていきます。色の段差が出やすくなるため、薄く塗るようにしましょう。
窓際など、日の当たりやすく劣化が激しいところもハケ塗りをしましょう。乾いた後で傷みのない部分と色を比較し、色が薄い場合は、もう一度ハケで塗り広げます。色が濃くなってしまったら、乾く前にウエスで拭き上げます。
隅を塗り終わったらコテバケを使って全体を塗っていきます。受け容器にニスを入れる際は、袋で保護すると次回もキレイに使えるのでおすすめです。
コテバケに塗料を含ませ、付けすぎないように余分な塗料を落とします。
コテバケを使ってフローリング全体を塗装します。板目に沿って途中で止めないように端から端まで塗り広げるとムラになりにくく、キレイに塗装できます。
一番大切なポイントは、どういうルートで塗装し、自分自身がどこからその部屋を出るのか、しっかり考えてから塗り始めることです。せっかくきれいに塗れても、自分を閉じ込めてしまうと、乾く前の塗料に足跡をつけながら部屋を出ることになってしまいます。
ニスを塗り終わり、約1時間(気温20℃の場合)乾燥させたら(※)こんなにつやつやピカピカになりました!ダークブラウンのニスがしっかりフローリングに染み込んでステキな色合いですよね。築26年のフローリングが見事に蘇りました♪
※気温により乾燥時間が変わります。
・水性カラーフローリング用ニス(ダークブラウン)
・コテバケ
・水性用ハケ
・マスキングテープ
・養生シート
・伸縮継柄(伸縮棒)
・サンドペーパー(#400)
・手袋
・マスク
・ウエス(布)
・掃除機
フローリング自体に色を付けたくない方や、水性カラーフローリング用ニスの色を薄くしたい方は『透明』タイプの高光沢・中光沢の『水性フローリング用ニス(※)』を使うのもおすすめ!塗った硬い塗膜で、フローリングを守ってくれるのでキズ防止にもなりますよ。
薄塗りした場合の乾燥が1時間程度で、やさしいヒノキの香りがします。床暖房でのフローリングの塗装もできるので、便利ですね♪厚塗りすると逆に乾燥しにくく、ひび割れやすくなるので、要注意です。
※無垢材の床材には適していません。
ニスで塗装をすれば、フローリングの補修も色替えもでき、きれいにツヤも出るので便利です。みなさんも新生活や大掃除の前に一度フローリングを確認して、気になったところをぜひリメイクしてみてください!
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