2021年03月17日
by ネスレ日本株式会社 |
公開:2021.03.17 00:00 更新:2021.10.04 16:23
ワイマラナーのサイズ、性格、必要とされる運動量などの特徴、起源など、詳細データを解説いたします。
※FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)のデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は目安です。あらかじめご了承ください。
ワイマラナーは、鳥猟犬として優れていますが、それだけではなく、大物を追跡する能力や、水中から獲物を回収するレトリーバーとしての能力、また、救助犬や介護犬、イギリスとドイツでは警察犬としても活躍しています。抜け毛が少なく、きめ細かくて柔らかな極短毛は、手触り抜群です。寒さには滅法弱い反面、暑さにはよく耐えます。ただし、光沢のある銀色の毛色は、夏場には日焼けで褐色になることがありますが、冬には元に戻ります。美しい光沢のあるグレーの被毛は、毎日、獣毛ブラシで艶出しブラッシングを行いましょう。
■旅行・移動に対応する適応力:高め
■留守に対する適応力:高め
■子どもに対する適応力:高め
好奇心旺盛で活発に無邪気に動き回る一方で、とても寂しがりやの甘えん坊で、家族とベタベタしていると、本当に幸せそうな表情をします。朗らかで優しく、知的で愛情豊かです。しかし、頑固でわがままな部分もあります。これは、幼いころからのトレーニングで何とでもなります。ほかの犬との接点をもち、社会性を養えば、学習能力も高いので、様々なことをどんどん吸収するでしょう。
スタミナ、体力ともに溢れる運動能力です。最低でも60分の散歩を毎日2回は必要です。精神的な面からも、ただ散歩するのではなく、駆け足やジョギングを取り入れたり、ドッグランでの自由運動や、飼い主との熱狂的なボール遊びなどの運動ができるのが理想的です。
■原産国:ドイツ
■犬種分類:使役犬
■色・模様:シルバー、ノロジカ色、マウス・グレー
■毛質・毛の長さ:ショート/スムース(短毛)
■抜け毛:少なめ
■サイズ:大型
■目安となる体高・体重
体高:雄(オス)59~70cm・雌(メス)55~65cm、
体重:雄(オス)30~40kg・雌(メス)25~35kg
■一日に必要な散歩量:多め
■活発度:高め
以前は股関節形成不全がよくみられました。しかし、最近では、血統管理などのおかげで、かなり減少しています。胃捻転もみられます。1日の食事は2~3回に分けて与えましょう。また、食後の激しい運動は禁物です。ほかにも心臓の三尖弁が変形し、循環不全を引き起こす三尖弁形成不全や腹膜心膜横隔膜ヘルニア、フルンケル症などが好発します。
ワイマラナーはドイツのワイマール地方原産の犬種です。その歴史は古く、1634年、アンソニー・ヴァンダイクの「ボルゴマネロ侯爵カルロ・エマヌエーレ・デステの肖像」の絵画の中に、ワイマラナーと思われる犬が描かれています。ワイマラナーがドイツの古い犬種の白色化した個体が祖先である説や、ドイツの多くの狩猟犬の交雑した説などがありますが、はっきりとしたことは分かっていません。ワイマール地方では、貴族のみが飼育できる犬で、門外不出でした。
スカルの幅と頭部全体の長さは、よいプロポーションでなければいけません。ストップはごくわずかで、鼻は大きく、色はダーク(暗色)な肉色で、後方にいくほどグレーになります。マズルは長く、角張っていて、鼻筋はまっすぐです。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。
目は丸く、色はダーク・アンバーから淡いアンバーです。耳は高い位置にあり、ロピュラー(付け根が絞られている耳)で、垂れて口角の位置まで達しています。首は横から見ると、上の面のラインはアーチを描いています。胴体は首のラインからキ甲をこえ、トップラインはとても長く、わずかに長い背は欠点になりません。尾は付け根の位置がわずかに低く、静止時には垂れています。前肢の脚は長く、まっすぐで、2本が平行し、その間隔は広くありません。後肢は十分な長さがあり、筋肉が発達しています。
提供元:ネスレ日本株式会社
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