2021年01月28日
by パール金属株式会社 |
公開:2021.01.28 18:40 更新:2021.10.04 16:23
キッチン⽤品のよくあるご質問にお答えいたします。今回は『ケットル・やかん』の質問にお答えいたします。
A.ステンレスを磨くために、研磨材を用いて磨きますが、その研磨剤の粉が細かい目地に残っていた為に、水を入れて加熱した時に黒い汚れのようなものが浮き出てきたものです。対処方法は7分目程度の水を入れ食酢を10%(水10:食酢1)加え、蓋をせず加熱沸騰後、約10分煮立ててください。(吹きこぼれに注意)
約1時間放置後お湯を捨て、食器用洗剤を付けてスポンジ等で十分に洗いすすいでください。 (※取っ手は熱くなります。火傷に注意してください。)
A.この部分の変色はステンレス鋼の表面の酸化被膜がガスコンロなどの過熱により熱変色した着色現象 (テンパーカラー)といいます。
一般的にステンレススチールが錆び難いのは、素材の表面部分で大気に直接接したクロム分が大気中の酸素と結びついて表面に不動態皮膜を形成することで素材内部の腐食を防いでいるためです。金属にはそれぞれ固有の色がありますが、これは金属表面からの反射光の干渉によって生じるものですが、酸化皮膜を形成する種類の金属では皮膜の厚さによって色調が変化し、さらに鉄材(鋼材)の場合には、酸化皮膜は加熱した温度によっても変化します。
ステンレススチールに生じるテンパーカラーは、素材に含まれる鉄分が大気中の酸素と結びついて出来た酸化皮膜です。およそ300℃から500℃ぐらいで変色が始まりますが、加熱温度を上げると一般的に酸化皮膜は厚くなり、これにともなって色調もより濃くなります。
A.この異臭は取っ手に使用されるフェノール樹脂、メラミン樹脂等がガスコンロの熱によって熱せられた際に発生した臭いです。ガスコンロの炎が大きすぎたことによって鍋の取っ手に直接炎が当たると樹脂が焼け焦げるように取っ手が割れ、破損、欠損につながりますので正しい使い方をお守りください。また、取っ手の取付けがネジで止められている場合はネジが緩みぐらぐらしてくるのでネジを締め直してからご使用ください。
A.笛吹ケットルは、蒸気の力で笛が鳴りますので、笛や蓋がきっちりと閉まっていないと蒸気が漏れ、笛が鳴りません。蓋や笛部をきちんと閉めてください。
A.ガス火でのご使用の際に炎の先端部分の目に見えない高温層部があたり溶けた可能性があります。炎は、内炎という円すい状の青白い部分と、その外側を包む弱い光の外炎、そして目に見えない高温層に分けることができます。一番温度の高い部分は、内炎のてっぺんから少し上の部分で約1800℃にもなります。
その為、知らず知らずの内に目に見えない炎が当っていたと思われますので、炎が底面からはみ出さない様にご使用をお願いします。
A.沸騰した直後のお湯は100℃の沸騰状態にある為に、注ぎ口の部分に温度差が生じてしまい、お湯が飛び散る現象になる場合があります。十分ご注意してお湯を注いでください。
ケットルの表面が変色や熱焼けいたしますが、底面などに穴が開いていない場合はご使用できますが内面の表面に白いぶつぶつや変色を放置しておくと腐食の原因となりますのできれい洗浄してください。
A.笛の鳴る原理は、お湯が沸騰する際の蒸気を利用しておりますが、その際蒸気に勢いを付ける様に内圧を高めております。その為には蓋を少し固めにさせていただいております。蓋の開閉が安易ですと蒸気が蓋の隙間から逃げてしまうからです。
A.満水容量とは、お水が容器に満杯になることを言いますが、その満杯の状態でお湯を沸かすと吹きこぼれますので、適正容量として、お湯が吹きこぼれない容量を言います。ケットルの場合は、ラベルの表示には必ず、満水容量と適正容量は記載させて頂いております。
A.『家庭用品品質表示法』にて表示が義務づけられています。ストーブの上では危険ですから使用しないでください。空焚きや、転倒したり、熱湯の突然の噴き出しによる火傷の原因になります。また、水の継ぎ足しでの使用は、水道水の成分が凝縮されてカルキや不純物が固着してきてくることで、錆びや腐食の原因になります。
提供元:パール金属株式会社
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