〈わんちゃんの健康コラム〉わんちゃんの肥満リスクと肥満度チェック

1．わんちゃんの肥満は大きなリスク

近年、肥満のわんちゃんが増加しており、健康への悪影響が懸念されています。肥満は健康維持にとって大きなリスクのひとつです。家族である大切なわんちゃんたちが、健康で長生きするためにも肥満にならないよう十分に気をつけなくてはいけません。

人間は、運動不足や食べ過ぎなどから肥満になりますが、わんちゃんも同じです。病気が原因で肥満になるケースは少なく、ほとんどの肥満の原因が運動不足や食べ過ぎによるものです。 多くの時間を室内で過ごし、飼い主から食べ物を与えられている環境を考えると、わんちゃんの肥満の原因は飼い主の責任といえます。実際に、肥満気味の方が飼われているわんちゃんは、肥満傾向にあるという報告もあるほどです（※）。

（※）ウォルサム®研究所とリバプール大学の共同研究の報告より

2．わんちゃんの肥満度チェック

同じ種類でも、骨格には大小があり、単純に体重だけでは太っているかどうかが分かりづらいわんちゃんの肥満度を、体型別に簡単にチェックすることができます。

万一、あなたのわんちゃんが肥満だった場合、「健康的なダイエット」を行う必要があります。一般的には、運動だけで体重を減らすのは難しいので、運動と摂取カロリー制限を組み合せた減量プログラムを行いましょう。一方で、食事面では必要な栄養素が不足しないように、 「アイムス™成犬用 体重管理用」のような、体重管理用に特別に配慮されたドッグフードを与えることをおすすめします。

■ わんちゃんの肥満度チェック

それぞれの項目で、わんちゃんの体型に最も近いと思われる選択肢を、A~Cから選んでください。

正しく測定するために、毛の上からではなく皮膚をたどってチェックしましょう。

（1）外観

イラスト参照

（2）胸

A 肋骨を触れる

B 肋骨を触るのが難しい

C 肋骨を触知できない

（3）おなか

A 側面から見ると腹部が引き締まっている

B 側面から見て腹部が引き締まっていない

C 側面から見ると腹部が垂れている

（4）腰

A 上部から見ると腰に適度なくびれがある

B 上部から見ても腰にほとんどくびれがない

C 上部から見ても腰にまったくくびれがない

診断結果

Aが多い場合：肥満度☆☆☆　適正体重

Bが多い場合：肥満度★★☆　ちょっとぽっちゃり

Cが多い場合：肥満度★★★　肥満

提供元：マース ジャパン リミテッド

http://www.iams.jp/