2021年01月12日
by マース ジャパン リミテッド |
公開:2021.01.12 21:00 更新:2021.10.04 16:23
〈ブリーダーアドバイス〉
便の状態で栄養状態をチェック
フードの量や内容が適当だったかどうかは、便の状態を見て判断します。便を取り上げたときに下に少し跡が残るくらいの軟らかさが目安です。軟らかすぎなら量を与えすぎ、固いようなら量不足です。また、いつもと同じフードなのに便の量が少ないという場合は繊維質不足です。
シーズーはもともと丈夫な犬種。それでも皮膚のトラブルなどには気をつけたいものです。毎日のケアで愛犬の状態をチェックするとともに、アレルギー性皮膚炎の予防に配慮した成分の食事を選ぶといった工夫も大切です。
食事は毎日決まった時間、決まった場所で、必要な量だけを与えましょう。
■食事の量
ドッグフード記載の給与量を目安に、愛犬の運動量などを考慮して量を加減しましょう。原則は腹八分目。与えた量を犬が一気にたいらげ、もう少し食べたそうな様子を見せるくらいが適量です。
■ポイント
一定の時間が過ぎたら、たとえ食べ残しがあっても器は片づけましょう。また、食欲が落ちたと神経質になる人もいますが、ワガママで食べないのなら、根比べだと思って毅然とした態度で対応を。
■タイミング
成犬ならば1日2~3回、朝晩が目安です。
シーズーは食欲旺盛で肥満になりやすい犬種です。カロリー過多にならないよう食事の与えすぎには注意しましょう。また、皮膚のトラブル同様、大きな目、垂れた耳を持つ犬種がかかりやすい病気にも配慮が必要です。つい対症療法をとりがちな目や耳のトラブルですが、日頃の食生活で身体の内側からサポートしてあげることも大切です。目の健康のためにはビタミンならAやBなど。食べ物ではブルーベリーがよいと言われています。外耳炎などにもつながりやすい脂漏症を予防するためにも、ミネラルやビタミンの不足には気をつけましょう。
■たまねぎ・ねぎ・ニンニクなど
下痢や嘔吐の原因に。さらに、貧血、黄疸のもとに。
■タコ、イカ、きのこ類、ナッツ類
消化不良を起こしがち。
■チョコレート
けいれんや嘔吐の原因に。
しつけや訓練のご褒美におやつとして与えるなら効果的ですが、あまり習慣化しないように気をつけましょう。与える場合は1日のカロリー摂取量を考慮しながら、“おいしいもの”というよりも“噛んだら気持ちのいいもの”を選ぶようにしましょう。
春
食欲旺盛になる季節。与えすぎは消化不良のもと。カロリーは控えめにして十分な運動を。
梅雨
食べ物が傷みやすいので、食中毒に注意。食べ残しはすぐに片づけましょう。
夏
食欲が落ちる傾向。朝夕のすごしやすい時間に食事を与えることが食欲減退の防止につながります。
秋
夏に消耗した体力を取り戻し、冬に備えて抵抗力をつけるとき。
カロリーを多めにとれるように、夏よりも多めに食事を与えるように心がけましょう。
ただし食欲が出てきたからといっても与えすぎには注意が必要です。
冬
体温を保持するため、食事の量を増やしてカロリーを十分にとれるようにしましょう。
提供元:マース ジャパン リミテッド
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