石油ファンヒーターに関するQ&A No.2

正しい換気のしかたは？

1時間に1～2回（1～2分）窓などを開けて換気してください。

「そんなに換気したら部屋が寒くなってしまうのでは？」とご心配かもしれませんが、空気の温度が一時的に下がっても壁や床などが暖まっていれば、温度はすぐに回復します。また、常時空気の入れ換えがあればいいので、窓やドアなどをほんの少し開けたまま運転すれば効果的です。

従来の日本家屋では部屋のどこにでも隙間があり、換気に関してそれほど気を遣う必要はなかったのですが、最近の住宅は高気密で、自然に換気が行われる割合が少なくなっています。換気はお忘れにならないようお願いします。

燃焼音が大きくなったり小さくなったりします

火力の大きさで燃焼音は大きくなったり小さくなったり変化します。

設定温度に対して現在の室内温度が低いときは大火力で燃焼するため燃焼音も大きく、設定温度に室内温度が近づくと小火力になりますので燃焼音も小さくなります。

また、燃焼状態によって本体後部のファンの回転も変化しますので、その音量も変化しますが異常ではありません。

このように火力に連動して燃焼音は変化しますが、気になるような異常な変化が続く場合には本体の故障の可能性も考えられます。

「ゴボッ」と灯油の流れる音がします…？

異常ではありませんのでご安心ください。運転を停止したあと、石油ファンヒーター内部の温度変化によってタンクの中に空気が入る音です。

油圧送霧化式

熱せられた気化筒に空気と灯油をそれぞれファンとポンプで送り込み、気化混合したガスを上部のバーナで燃焼させます。空気量と灯油量のバランスを保つために高度な制御が用いられています。

同じ1畳でも、江戸間や団地サイズなどいろいろありますが？

業界では1畳を1.67m²として計算しています。1畳の面積は、おおむね、

団地サイズ：1.45m²

江戸間・関東間：1.54m²

中京間：1.65m²

京間：1.82m²

となっておりますので、1.67m²はほぼ中京間に相当します。

このほか、お住まいの地区が温暖地か寒冷地かなどもご考慮のうえお選びください。

石油ファンヒーターはどのように燃焼するのですか？

石油ファンヒーターの燃焼方式は3つあり、ダイニチの石油ファンヒーターはブンゼン気化式を採用しています。

ブンゼン気化式（ブンゼン式）

気化器という装置で灯油を加熱し、バーナに加熱された灯油気化ガスを吹き込みガスバーナのように燃焼させます。気化器から噴出される気化ガスの量に応じてバーナに引き込まれる燃焼用空気が自動的に調整されるため、火力の大小にかかわらず常に安定した青炎燃焼（自律燃焼）が可能です。

ポット式

マットを敷いた蒸発皿に油をたらし、ヒーターで直接加熱・点火します。業務用の大型ストーブ（煙突付き）では一般的な燃焼方式です。

提供元：ダイニチ工業株式会社

https://www.dainichi-net.co.jp/