2021年01月02日

〈電装DIYの基礎知識〉電工ペンチの使い方その4 圧着接続端子の圧着方法➁

by エーモン工業株式会社

公開:2021.01.02 11:40 更新:2021.11.02 09:32

この電工ペンチ1本で、端子のかしめや圧着から、配線コードを切断したり、被覆をむいたりすることができます。
配線コード同士をつなぐ場合は、専用のこの工具で、端子と配線コードをつなぐことにより抜けにくくなり、より安全な接続が可能になります。
電工ペンチを自由に扱えるようになると、クルマいじりの幅がますます広がります。

※ギボシ端子のように大小のツメで配線コードをホールドする端子の加工(かしめ)には、必ず電工ペンチを使ってください。
※ラジオペンチやプライヤーではかしめができませんのでご注意ください。

圧着接続端子の圧着方法②

使用アイテム紹介

M278 圧着接続端子の圧着方法です。

端子とスリーブが最初から固定されていて、スリーブごと圧着する形状の端子です。

被覆をむく

電工ペンチのWIRE STRIPPER部分(0.5)を使用してコード(0.5sq)の先端の被覆を取り芯線を出します。

芯線をねじる

被覆を取って出てきた芯線を軽くねじって束ねます。

端子に差し込む

ねじって束ねた芯線を端子に差し込みます。

目安は端子の真ん中あたりに先端が届くくらいで、芯線部分が端子の中に隠れるまでで位置決めします。

端子を圧着する

M278は0.5~1.25sqの圧着端子なので、電工ペンチの赤○部分で圧着します。

位置決めしたコードと端子がずれないよう注意してください。

圧着の最終確認

端子とコードを引っ張り、抜けないか確認する。

※この時しっかりと圧着されていないと抜けてしまいます。実装時にここが抜けると、芯線が車体金属部分などと接触してショートする恐れがありますので、この確認作業は重要です。

完成

結線するもう片方も同じ手順で圧着し、完成です。

提供元:エーモン工業株式会社

https://www.amon.jp/

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