浄水器についてのQ&A

浄水器全般についてのよくある質問をまとめました。

Q1.　浄水方法にはどんな種類があるのですか？

A. 浄水器のろ過材を分類すると、以下のようになります。

現状のろ過材表

(a) 粒状活性炭

概要　活性炭の触媒・吸着作用により、カルキ臭・有機物などを除去する。

長所　水道水のカルキ臭やカビ臭を除去し、有機物も吸着除去する。ミネラルは通す。

短所　長時間水が滞留するとき塩素が除去された水は、雑菌が繁殖しやすくなる。

(b) 中空糸膜

概要　ストロー状の糸の壁面にある0.1マイクロメートルの微細な穴に水を通して、赤サビ・雑菌等を除去する。

長所　赤サビ・雑菌等・不純物を除去する。ミネラルは通す。

短所　目詰まりが起こり、フィルターの交換が必要。

(c) 電子制菌

概要　一定の電圧をかけることで雑菌の繁殖を抑える。

長所　滞留時は菌が増えない。

短所　滞留時以外は制菌効果が期待できない。

(d) 圧縮活性炭

概要　活性炭を特殊な製法により圧縮して固める。

長所　活性炭としての機能とフィルターとしての機能を持ち合わせる。

短所　有機物・無機物の除去には効果がない。紫外線に直接当たらないと効果がでない。

(e) 紫外線

概要　特定の波長の紫外線を水に照射する。

長所　雑菌などを殺す

短所　有機物・無機物の除去には効果がない。紫外線に直接当たらないと効果がでない。

(f) 逆浸透膜

概要　セロファンのような薄い膜に高い水圧をかけて、不純物を除去する

長所　無機物・有機物の除去が可能。

短所　ミネラルまで除去してしまう。ろ過に時間がかかる上、滞留用のタンクが必要な場合が多い。高価である。無駄水が出る。

Q2.　おいしい水の条件とは何ですか？

A.　カルシウム、マグネシウムなどのミネラル分が適度に含まれていることがおいしい水の条件となります。

※なお、旧厚生省は、ミネラル・硬度・遊離炭酸などが適度に含まれた冷たい水であることを「おいしい水」の条件のガイドラインとして発表しています。

Q3.　浄水器にはどんなタイプがありますか？

A.　上の図のようなタイプがあります。

Q4.　浄水器で何が除去できますか？

A.　おいしい水の要素でもあるミネラルはそのままに、浄水場で消毒のために使われている「塩素」をはじめ、有害物質とされている「鉛」「トリハロメタン」などを取り除くことができます。「家庭用品品質表示法」では、浄水器の除去対象物質として次の13物質が定められています。クリンスイでは、「家庭用品品質表示法」対象13物質と、さらに「浄水器協会」（※1）で定められた除去対象2物質（※2）を取り除くことができます。

※1 「浄水器協会」とは有限責任中間法人浄水器協会のことで、全国47社が加盟しており、JIS規格以外の項目についても自主基準を設け、例えば、不純物などの除去に関する規定など総合的なガイドラインを定め、浄水器を安心して選択してもらえるよう活動しています。

※2 鉄（微粒子状）…多くは水道配管（鉄管）に由来します。赤水などの原因となり、味を損ないます。 アルミニウム（中性）…アルミニウム系凝集剤として浄水処理に使われています。

Q5.　浄水器にお湯は通せますか？

A.　「清水（浄水）」に切り換えてご使用の場合は35℃以上の温水は通さないでください。

「原水」「シャワー」「節水シャワー」側でご使用の場合は60℃までのお湯がご使用になれます。

※ もし誤って熱湯を少量通した場合でもすぐに水を通せば問題ありません。

Q6.　鉛・トリハロメタンとはどのようなものですか？

A.　「鉛」とは、体内に蓄積されると胎児や乳幼児の知能障害などを引き起こす恐れがあり、問題視されています。「トリハロメタン」とは、水道水源の有機化合物と塩素が反応してできるもので、発ガン性が指摘されています。その他にも除去できる物質があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

浄水器にも様々なタイプがありますので、好みに合った浄水器を使って、おいしい水がいつでも飲める生活を過ごしてみませんか？

提供元：三菱ケミカル・クリンスイ株式会社

https://www.cleansui.com/index.html