2021年01月31日
by マース ジャパン リミテッド |
公開:2021.01.31 13:40 更新:2021.10.04 16:23
〈ブリーダーアドバイス〉
人間とともに「群れ」を構成し、快適な生活が可能です
自分で判断し、行動に移すことができる、野性の本能を色濃く残した柴犬は、人間とともに「群れ」を構成することができます。野趣あふれる反面で、子供や他の動物達とも共存が可能です。特性を理解して接することで、快適な生活が可能です。室内・室外でも時間と空間を共有しできる犬種といえるでしょう。
ブラッシングは毛並みを美しく整えるだけでなく、ノミやダニ、ホコリなどを取り除き、皮膚の血行を促します。外から汚れをつけてくる散歩の後などに、必ず行いましょう。特に、春~初夏、秋~冬にかけての換毛期は大量に毛が抜けるので、普段以上に念入りにブラシをかけましょう。
ブラシでブラッシングして余分な毛を取り除きます。毛が絡んでいる場合は無理に引っ張らず、ほぐすようにとかします。次に首のまわり、お尻、肋骨の下をピンブラシでとかします。最後に毛のからみがないかどうか、コームでとかして確認します。
■ピンブラシ
皮膚への刺激がやさしいブラシです。手首を回すようにして滑らせて使います。小ぶりでクッション部分に弾力があり、ゴムに植えられたピンが適度にしなるものを使いましょう。
■コーム
毛並みを整えるペット専用の櫛です。粗目と細目の2WAYタイプで先が丸くなった金属製のものがオススメ。
目安は月に1、2回ですが、愛犬の様子を見て、必要に応じて調整します。シャンプーをするときはなるべくお天気のいい日を選んで行います。体調を確認し、咳や鼻水の症状が出ているときはやめておきましょう。シャンプーの前によくブラッシングしておくと、シャンプーが行き渡り、汚れが落ちやすくなります。
また、洗いすぎは身体に必要な脂分まで落としてしまうので注意してください。毎日の散歩から帰ったらよく絞った布などで拭ってあげることで十分清潔さを保てます。日課にすることで、ブラッシング同様に皮膚表面の血行促進効果と同時にスキンシップによるメンタル面での満足も得られます。
乾燥しがちな冬に洗いすぎると皮膚や被毛にダメージを与えるので、シャンプーをする間隔は少し長めに考えましょう。梅雨時や夏は被毛がベタつきやすくなるので、月に2回程度にしてもよいでしょう。シャンプー剤・リンス剤は、切れ毛を防ぐためにも良質のものを選びましょう。
1.シャンプー剤とリンス剤はあらかじめ薄めて使いましょう。
2.シャワーをかけるときは、まず後脚からはじめ、徐々に慣れさせていくとよいでしょう。ドライヤーをかけるときも同様です。
3.耳、目、口などの顔まわりは泡や水が入らないよう気をつけて。耳は両手でこすりあわせるようにして洗いましょう。
4.シャワーの温度は犬の体温と同じ38℃前後。気温に応じて調整します。
5.シャワーのあとは、毛を傷めないようタオルで包み、軽く押すようにして水気を取りましょう。
6.ドライヤーで乾かす際、熱風でやけどさせないよう30センチほど離してかけましょう。
肛門の下には「肛門嚢」という袋があり、においの強い分泌物がたまります。そのままにしておくと炎症などを起こすことも。特にミニチュアダックスフンドのような小型犬はこの分泌物がたまりやすいので、シャンプーの前に絞り出してあげましょう。しっぽを持ち上げ、肛門の下左右を親指と人差し指で挟み、押し上げるように絞ります。絞りやすいように、あらかじめ肛門まわりの毛をカットしておきましょう。
愛犬の健康を維持するために、毎日のチェック&ケアはとても大切。きちんと続けることは病気の早期発見にもつながります。
目
毎日のコミュニケーションのなかで目ヤニやホコリ、ゴミなどがついていないかを確認します。汚れは水を含ませたガーゼや脱脂綿で拭き取ります。薄めたホウ酸水や生理食塩水、犬用目薬でもOKです。但し、ステロイド含有の目薬は長期間の使用や多用は控えたほうが安全です。
耳
週に1回くらいが目安ですが、チェックしてみて汚れていれば掃除のタイミング。市販の耳用ローションをコットンに含ませ、指に巻いて外耳と内耳の汚れを拭き取ります。あまり中まで指を入れすぎないように注意して。
歯
歯周病予防のためにも1週間に1回は歯磨きをしましょう。市販の犬用歯ブラシか、コットンやガーゼに犬用歯磨きペーストやベイキングパウダーをつけて磨きます。
足の裏
パッドの間のはみ出た毛をハサミでカットします。足の周りは足先に向かって三角形になるようにスキハサミで整えます。運動量や散歩する場所などによって伸び方に差があるので、まめにチェックするようにしましょう。
爪
足の裏同様、運動量や散歩する場所などによって伸び方に差があります。まめに確認し、伸びていたら切るようにします。カットするときは後脚から始め、指を1本ずつ根元から押さえ、血管を傷つけないように注意しながら切ります。切りすぎて出血した場合に備えて、止血剤を用意しておきましょう。自信がなければ病院やトリマーさんにお願いしてもいいでしょう。
もともとが猟犬である柴犬には、散歩も運動も大切です。愛犬の状態を見ながら、上手に組み合わせて行なうのが理想です。
散歩のコースや時間は決めてしまわないように。定刻の散歩が習慣になると、犬がその時間に催促して吠え出したり、通い慣れた道では率先して歩こうとしたりします。主導権はつねに飼い主がとるようにしておきましょう。季節の花を眺めたり、景色の違ったコースで散歩をすることで、飼い主も楽しみながら散歩を行うことができ、お互いにとって快適な散歩になります。
運動の量は、体格や年齢、環境、食事などによって違います。犬の様子を見ながら調整しましょう。
愛犬が好きな方向に進もうとリードを引っ張ったら、方向転換をしたり立ち止まるなどして、犬の思い通りにならないように。散歩中、路上にはさまざまな障害物があったり、人や自転車が急に飛び出てくることも。何かのハプニングで愛犬がケガをしないためにも、自分勝手な行動をとらないように“しつけ”はしっかりしておきましょう。
提供元:マース ジャパン リミテッド
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