2020年11月27日

溶剤系接着剤③(合成ゴム系)

by セメダイン株式会社

公開:2020.11.27 14:31 更新:2021.10.04 16:23

1.溶剤系接着剤(合成ゴム系)とは

【特長】

初期接着力に優れる

作業性が良好

速乾タイプ

【用途】

•日曜大工

•家具や住まいの補修

•バッグや靴の補修

•スポーツ用品の補修

•玩具の補修

2.溶剤系接着剤の種類

溶剤系接着剤には

①「合成ゴム系」

②「塩ビ樹脂系」

③「酢酸ビニル溶液系」があります。

接着剤の溶剤が蒸発(揮発)することで固まる仕組みです。

いずれも火気厳禁で、使用時には十分な換気をする必要があります。

3.接着できるもの

ゴム、皮革、木材、コルク、金属、硬質プラスチック 等

4.接着できないもの

ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂、ナイロン、塩化ビニール、シリコーンゴム、発泡スチロール 等     

※貴金属や高価格品の接着には使用しないでください。

※皮ふや飲食物が直接触れる部分の接着・補修には使用しないでください。

※接着面が小さい部分(眼鏡フレームなど)には充分な接着力が得られません。

※生物を入れる容器には使用できません。

5.接着方法

接着方法①(下地処理)

・接着面の汚れを落としてよく乾燥させます。

・接着する面のゴミ・サビ・油などの汚れを落としてよく乾燥させます。

・ゴムや皮革は必ずサンドペーパーをよくかけてください。

接着方法②(接着)

・両面に塗ります。

・接着する両面に薄く均一に塗布し、5~10分放置します。

・貼り合わせながら強く圧着します。

接着方法③(後片付け)

・使用後はチューブの口をきれいにしてキャップをしっかりしめます。

・中身を使い切ってから自治体の定める方法により燃えないゴミとして捨ててください。

6.除去方法

はみ出した部分をとりたい!

硬化前:ラッカー系のうすめ液を含ませた布でふき取る。接着剤はがし液。

はがしたい!

硬化後:ラッカー系のうすめ液を含ませた布でふいた後、やすりで削る。

7.注意事項

•火気のあるところでは使用しない。

•使用時及び使用後しばらくは換気をよくする。

•子供の手の届かないところに置き、いたずらをしないよう注意する。

•接着用途以外に使用しない。

•衣服につくととれないので注意する。

8.保管方法

•直射日光の当たらない涼しい場所に保管する。

提供元:セメダイン株式会社

URL:https://www.cemedine.co.jp

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