2021年04月07日
by デビフペット株式会社 |
公開:2021.04.07 00:00 更新:2021.10.04 16:23
チワワの人気は 2000 年にテレビの CM でアイドル犬が出現して以来、ずっと衰えることを知りません。ここ 10 年の人気犬種ランキングでは常に上位 3 位の内に留まっています。小さな体にうるんだ瞳、甘えん坊な性格はまさに日本の室内飼育のために作られた犬種と言えるでしょう。
起源はメキシコ原産という説と、ヨーロッパからメキシコに渡ったという説、中国原産の犬がメキシコに連れてこられてチワワになった、など諸説ありますが、一番有力なのはメキシコ原産の犬、テチチの流れをくむ犬がチワワ州で発見され、アメリカで品種固定されてチワワと呼ばれるようになった、という説です。テチチはかつて食用もしくは暖をとるために室内で飼われていた小型犬でした。 チワワはもともと短毛のスムースヘアだけでしたが、アメリカで品種改良されていく中、ポメラニアンやパピヨンなどと交配し、約 60 年前にロングコートチワワができました。
一昔前、チワワは最小犬種と言われていました。しかし、近年になってもっと小さな品種も生まれてきたので、今はそうとは言えなくなってきました。
JKC(ジャパンケンネルクラブ)では、体重のみが考慮され、1.5~3㎏が良いとされ、0.5㎏未満、3㎏超の場合は失格とされています。
基本的にマール(同系色の明るい背景色に暗いパッチの大理石模様のこと)以外のすべての毛色が認められています。(マールは遺伝性の疾患を持っていることがあり、繁殖は認められていません)
ブラック、レッド、チョコ、フォーン、クリーム、ホワイト、などの単色だけでなく、ブラック&ホワイト、ブラック&タン、などの2色(パーティーカラー)や、ブラックタン&ホワイトのような3色(トライカラー)などもあります。
長さはスムースコートとロングコートがいて、通常スムースコートは抜け毛の少ないやや硬めのシングルコートで、ロングコートはふわふわのアンダーコートがあるダブルコートと言われています。
チワワは室内で大事に育てられた品種なので、運動はさほど必要ではありません。暑さ寒さ共にあまり強くはないので、体温管理には注意してあげましょう。やや甘えん坊なところもありますが、家族をとても大切にする愛情深い面もあります。体の小ささを気迫でカバーするところがあり、大きな犬にも負けずに向かっていくところがあるので、お散歩やドッグランでは無鉄砲なことをしないように気をつけてあげましょう。
体格で一番特徴的なのは大きくて丸い頭(アップルヘッド)で、時に頭蓋骨の頭頂部(泉門)が癒合しないまま成犬になってしまうこともあります。ずんぐりとした胴体に対して四肢はとても細いので、骨折や脱臼には常に注意が必要です。
体がとても小さいので、なるべく小粒で食べやすい硬さのものがよいでしょう。また、食事の質で体調が左右されやすいので、なるべく添加物などが少ないものを選ぶようにしましょう。肥満になりやすく、ちょっと食べすぎるとすぐに太ってしまい、太ると関節に負担がかかってしまうので、食事量にはくれぐれも注意してください。体重管理と関節の健康に配慮したフードを選ぶようにしましょう。
現在、チワワの人気は第二位のようですが、最近は“チワプー(チワワ×トイプードル)”や“チワックス(チワワ×ミニチュアダックス)”などチワワの流れを汲んだのミックス犬が大ブームとなっています。これらを合わせるとチワワは今日本で一番愛されている犬種かもしれませんね!
提供元:デビフペット株式会社
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