2021年01月13日
by マース ジャパン リミテッド |
公開:2021.01.13 06:00 更新:2021.10.04 16:23
〈ブリーダーアドバイス〉
栄養バランスのよい食事を
ドッグフードを購入するときには、賞味期限や食材をかならずチェックしましょう。同じドッグフードばかりを食べさせるのは可愛そうだと考える人がいますが、基本的には問題はありません。年齢や季節・運動量によって基礎代謝量が変化するので、糞や動きなどで判断して最適なエネルギーバランスのものをチョイスしましょう。
柴犬は皮膚の炎症に気をつけてあげたい犬種です。アレルギーからこのような症状が起こることもあります。毎日のケアで愛犬の状態をチェックするとともに、低アレルギー性のタンパク質を使用した食事にするなどの工夫も大切です。食事は毎日決まった時間、決まった場所で、必要な量だけを与えましょう。
■食事の量
ドッグフード記載の給与量を目安に、愛犬の運動量などを考慮して量を加減しましょう。原則は腹八分目。与えた量を犬が一気にたいらげ、もう少し食べたそうな様子を見せるくらいが適量です。
■ポイント
一定の時間が過ぎたら、たとえ食べ残しがあっても器は片付けましょう。
■タイミング
成犬ならば1日2~3回、朝晩が目安です。
■適量の見分け方
翌日の便で確認します。取り上げたときに下に少し跡が残るくらいの軟らかさが目安。便が軟らかすぎるなら与えすぎ、ポロポロと固まるなら量不足と考えられます。
肥満には気を付けたいもの。食事やおやつの与えすぎに注意しましょう。
■たまねぎ・ねぎ・ニンニクなど
下痢や嘔吐の原因に。さらに、貧血、黄疸のもとに。
■タコ、イカ、きのこ類、ナッツ類
消化不良を起こしがち。
■チョコレート
けいれんや嘔吐の原因に。
しつけや訓練のご褒美におやつとして与えるなら効果的ですが、習慣化しないように注意して。1日のカロリー摂取量を考慮しながら与えるようにしましょう。柴犬は特別太りやすい犬種ではありませんが、おやつのあげすぎや運動不足による肥満には注意したいものです。愛犬の状態や環境によって食事の内容にも配慮しましょう。
春
食欲旺盛になる季節。与えすぎは消化不良のもと。カロリーは控えめにして十分な運動を。
梅雨
食べ物が傷みやすいので、食中毒に注意。食べ残しはすぐに片づけましょう。開封したドッグフードのストックもカビが生えやすい時期です。保管にはくれぐれも注意して。
夏
暑い日中はあまり動かず、エネルギーの消費量が減ります。食欲は落ちる傾向に。朝夕のすごしやすい時間に食事を与えることが食欲減退の防止につながります。またこの時期は水分補給がとくに大切です。お水をあまり飲まない場合は、ウェットフードを利用すると食事と水分を一緒にとることができます。
秋
夏に消耗した体力を取り戻し、冬に備えて抵抗力をつけるとき。カロリーを多めにとれるように心がけましょう。
冬
体温を保持するため、食事の量を増やしてカロリーを十分にとれるようにしましょう。ただし、年末年始はイベントが多く来客も増えます。おやつをもらう機会も増えるので、カロリーオーバーには気をつけて。
提供元:マース ジャパン リミテッド
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