2021年01月31日
by 武蔵ホルト株式会社 |
公開:2021.01.31 19:40 更新:2021.10.04 16:23
割れてしまったスポイラーの補修手順を紹介します。
①カーペイント
②耐水サンドペーパー
③FRP補修キット
④FRPプライマー
⑤マスキングテープ
⑥マスキングシート
⑦ひっかき傷を直すパテ
キズ部分(表、裏両面)に、シリコーンリムーバーをスプレーしきれいなタオルなどで拭き取ります。キズのささくれや盛り上がりなどをカッターナイフで削り落としましょう。
パテの接着力を高めるためキズとその周囲約3cm程度の範囲を水はつけずに100番の耐水サンドペーパーで塗装をはがすように研磨していきましょう。
耐水サンドペーパーで、あえてキズを深くするように削るとパテがはがれにくくなり仕上がりが良くなります。
水分をよく拭き取りシリコーンリムーバーをスプレーして汚れ、油分などを取り除き、きれいなタオルなどで拭き取りましょう。
スポイラーの裏(割れた所)をグラスファイバー(ガラス繊維)を使って補修します。補修箇所の大きさに合わせて、グラスファイバーをカットしておきます。
FRP補修キットのレジン又は超強力接着剤を補修箇所に塗っていきましょう。すぐにグラスファイバーをのせヘラでよく圧着して、よくしみ込ませましょう。
※グラスファイバーは、2枚の貼り重ねで充分強度が出ます。(キズや割れの状況によります)
●表面を布製ガムテープで軽く仮止めするとグラグラせずに作業しやすくなります。
●専用接着剤はすぐに硬化がはじまるので、必ずそのつど1回の使用量分だけヘラでよく混ぜて混合液をつくり、グラスファイバーの目を埋めるよう補修箇所に塗っていきましょう。
●専用接着剤をヘラをタテ・ヨコ両方向に動かし薄く塗りながらグラスファイバーの端に向かって空気を押し出すように動かしていきましょう。
レジンとパウダーを混ぜて作ったパテをヘラに取り、キズを埋め込むように成形していきましょう。薄く、ゆっくりキズにパテを押し込むように完全にキズが隠れるまで塗り重ねましょう。
100番の耐水サンドペーパーに水をつけながら丁寧に研磨しましょう。補修部分との段差がなくなるように、320、600、1000番の順で水をつけながら研磨し表面を整えましょう。
研磨によってできた細かいキズの補修や表面を整えるために「ひっかき傷を直すパテ」を薄く塗り込んでいきましょう。
パテが固まったら320、600、1000番の耐水サンドペーパーで水をつけながら丁寧に研磨し周囲との段差をなくしましょう。
スプレーの飛び散り、吹き始めのタレを防ぐためにダンボールなどでキズの大きさに合わせたあて紙を作りましょう。キズ部分よりも一回り大きめにFRPプライマーを薄く2~3回、10分間隔でスプレーし30分程度乾燥させましょう。
★FRPプライマーはカーペイントの密着力を増す効果があります。
キズがほとんど目立たない。FRP補修キット、カーペイントによるスポイラー補修の完成。
提供元:武蔵ホルト株式会社
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