2021年03月30日
by ネスレ日本株式会社 |
公開:2021.03.30 00:00 更新:2021.10.04 16:23
イングリッシュ・コッカー・スパニエルのサイズ、性格、必要とされる運動量などの特徴、起源など、詳細データを解説いたします。
※FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)のデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は目安です。あらかじめご了承ください。
鼻先のやや長めのコッカー・スパニエルです。控えめな奥ゆかしさがあり、状況をわきまえながら自制心を持って行動できるうえ、忍耐強さも抜群ですから、どこに連れ出しても恥ずかしくありません。陽気で気配りも上手ですから、周りを和やかなムードにしてくれます。垂れ耳の上、耳に長い飾り毛があるので、特に日本の夏は、耳の汚れに注意しましょう。ひどくなると外耳炎の原因になります。皮膚疾患もよく見られるので、耳、皮膚の状態をこまめにチェックしましょう。
■旅行・移動に対応する適応力:高め
■留守に対する適応力:中程度
■子どもに対する適応力:高め
とても元気で、陽気で、愛情深い性格をしています。見知らぬ人にはある程度の警戒心を抱きますが、比較的友好的です。甘えん坊な面もあり、本当は甘えたい時でも状況を察して我慢して、もじもじ待っているところがあるので、飼い主が先読みして、かわいがってあげると大喜びします。また、知的でトレーニングすることも容易で、様々なことをどんどん吸収します。
もともとはコッカー(ヤマシギ)という鳥の狩りに活躍した犬種で、運動量も豊富です。マンションなどでもしいくは可能ですが、毎日多めの散歩や遊びを取り入れた運動が必要です。30分程度の散歩や運動を、毎日2回行うのが理想的です。できればドッグランなどの広場で遊びを取り入れた自由運動ができるといいでしょう。
■原産国:イギリス
■犬種分類:鳥猟犬
■色・模様:さまざま
■毛質・毛の長さ:ロングコート(長毛)
■抜け毛:中程度
■サイズ:中型
■目安となる体高・体重
体高:雄(オス)39~41cm・雌(メス)38~39cm、体重:約12.5~14.5kg
■一日に必要な散歩量:中程度
■活発度:中程度
アトピー性皮膚炎やビタミンAの欠乏により、全身に脂漏状態が見られ、体臭やフケが多くなるビタミンA反応性皮膚炎、椎間板疾患や白内障、緑内障などが好発します。垂れ耳の上、耳に長い飾り毛があるので、特に日本の高温多湿の夏は、耳の汚れに注意しましょう。ひどくなると外耳炎の原因になります。耳、皮膚の状態をこまめにチェックしましょう。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、ヨーロッパに古くから存在するスパニエルの子孫です。1300年ころにそのスパニエルの記述が残されています。その古代スパニエルからウォーター・スパニエルと今は絶滅したランド・スパニエルに分化し、ランド・スパニエルの中からさらにイングリッス・セターと絶滅したスプリンギング・スパニエルに分化、その中から大型のものをイングリッシュ・スプリンガースパニエル、小型のものをコッカー・スパニエルとしました。
コッカー・スパニエルの中で、アメリカ大陸に渡ったものは、後にアメリカン・コッカー・スパニエルになり、イギリスに残っていたものは、イングリッシュ・コッカー・スパニエルとなり、1892年にはイギリスで、1940年代にはアメリカで、それぞれが独立した品種として公認しました。
頭部スカルはかなり幅が広く、わずかに丸みを帯びています。目と目の間には額溝が、前頭部から後頭まで走り、徐々になくなりますが、目立つほどあってはなりません。
鼻は鼻孔が発達しています。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はアーモンド型で、色はダーク・ヘーゼルで、明るい色は好ましくありません。耳は付け根が絞られているロビュラーで、付け根は目と同じ高さです。かなり長く、飾り毛が豊富です。首はかなり長く、わずかにアーチを描いています。
胴体は、腰が筋肉質でわずかにアーチを描いています。尾は付け根の位置が低く、背より上に掲げられることはありません。前脚はまっすぐで、骨が丈夫です。後脚は十分な長さがあり、大腿は幅が広く、筋肉質です。
提供元:ネスレ日本株式会社
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