2021年01月28日
by マース ジャパン リミテッド |
公開:2021.01.28 13:40 更新:2021.10.04 16:23
〈ブリーダーアドバイス〉
トリミングサロンでの定期的なお手入れを
耳の中に毛が生えやすい犬種なので、通気性をよくするためにトリミングサロン等での定期的なお手入れをしましょう。
ブラッシングは毛並みを美しく整えるだけでなく、ノミやダニ、ホコリなどを取り除き、皮膚の血行を促 します。外から汚れをつけてくる散歩の後などに、必ず行いましょう。特に、春~初夏、秋~冬にかけての換毛期は大量に毛が抜けるので、普段以上に念入りに ブラシをかけましょう。
ブラシでブラッシングして余分な毛を取り除きます。毛が絡んでいる場合は無理に引っ張らず、ほぐすようにとかします。次に首のまわり、お尻、肋骨の下をピンブラシでとかします。最後に毛のからみがないかどうか、コームでとかして確認します。
シャンプーは2週間に1回が目安です。体調のよいときを見計らって、手際よく短時間で仕上げましょう。始める前に、毛玉やもつれ毛を手でときほぐし、全身をブラッシングしておくとシャンプーがしやすくなります。
また、毛をしっとりと仕上げるなら、リンス剤に2~3滴のオイル(アーモンドオイルやホホバオイル、椿オイルなど)を入れ、泡立て器でよく混ぜてから使うとよいでしょう。
1.シャンプー剤とリンス剤はあらかじめ薄めて使いましょう。
2.シャワーをかけるときは、まず後脚からはじめ、徐々に慣れさせていくとよいでしょう。ドライヤーをかけるときも同様です。
3.耳、目、口などの顔周りは泡や水が入らないよう気をつけて洗いましょう。耳の後ろが汚れやすいので、指でもむようにして洗います。
4.シャワーの温度は犬の体温と同じ37~39℃程度が理想。顔の周辺やお尻まわりは少しぬるめのお湯に温度を設定し、やさしく洗いましょう。
5.ドライヤーで乾かす際は、熱風でやけどをさせないように注意して行いましょう
肛門の下には「肛門嚢」という袋があり、においの強い分泌物がたまります。そのままにしておくと炎症などを起こすことも。特に小型犬は、分泌物がたまりやすいので、シャンプーの前に絞り出してあげましょう。しっぽを持ち上げ、肛門の下左右を親指と人差し指で挟み、押し上げるように絞ります。絞りやすいように、あらかじめ肛門まわりの毛をカットしておきましょう。
愛犬の健康を維持するために、毎日のチェック&ケアはとても大切。きちんと続けることは病気の早期発見にもつながります。
目
毎日のコミュニケーションのなかで目ヤニやホコリ、ゴミなどがついていないかを確認します。汚れは水を含ませたガーゼや脱脂綿で拭き取ります。薄めたホウ酸水や生理食塩水、犬用目薬でもOKです。但し、ステロイド含有の目薬は長期間の使用や多用は控えたほうが安全です。
耳
週に1回くらいが目安ですが、チェックしてみて汚れていれば掃除のタイミング。市販の耳用ローションをコットンに含ませ、指に巻いて外耳と内耳の汚れを拭き取ります。あまり中まで指を入れすぎないように注意して。
歯
歯周病予防のためにも毎日歯磨きをしましょう。市販の犬用歯ブラシか、コットンやガーゼに犬用歯磨きペーストや水やスープをつけて磨きます。
足の裏
パッドの間のはみ出た毛をハサミでカットします。足の周りは足先に向かって三角形になるようにスキハサミで整えます。運動量や散歩する場所などによって伸び方に差があるので、まめにチェックするようにしましょう。
爪
足の裏同様、運動量や散歩する場所などによって伸び方に差があります。まめに確認し、伸びていたら切るようにします。カットするときは後脚から始め、指を1本ずつ根元から押さえ、血管を傷つけないように注意しながら切ります。切りすぎて出血した場合に備えて、止血剤を用意しておきましょう。自信がなければ病院やトリマーさんにお願いしてもいいでしょう。
提供元:マース ジャパン リミテッド
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