2021年05月02日
by ネスレ日本株式会社 |
公開:2021.05.02 09:00 更新:2021.10.04 16:23
猫が便秘や下痢をする原因は様々です。ストレスが影響していることもあれば、重大な病気が潜んでいるおそれもあります。まずは、なぜそのような症状が出ているのか原因を探り、早めの対策を行いましょう。
便秘とは、腸内に便が溜まり、排出できずにいる状態です。便秘の原因に下記のようなことが考えられます。
うんちが硬い
腸内のうんちが硬すぎると、排出できずに便秘状態になります。原因は水分量の不足、毛球症、異物の誤飲などが考えられます。
ストレス
環境の変化、トイレの場所の変更など、ストレスが原因で便秘になることがあります。
排便時の痛み
排便しようとすると痛みが出て、排便することができなくなります。肛門や直腸の通り道が狭くなったり、肛門周辺の傷や炎症、腫瘍、脱肛など原因は様々です。
毛球症
猫がセルフグルーミングで飲み込んだ毛が腸内に溜まり、便秘を引き起こすことがあります。
腸の動きの低下
腸の内容物を移動させる蠕動運動が低下することで、便秘を引き起こします。高齢による筋力低下や繊維質不足の他、低カリウム血症や甲状腺機能低下症などの病気が関連していることもあります。
腸閉塞
腸が詰まり、うんちが通過できなくなる病気です。異物の誤飲、腫瘍、ポリープ、など、原因は多岐にわたります。
□2日以上便が出ない
□小さいコロコロした便や、細長い便しか出ない
□一日に何回もトイレに行く
□下腹部を触るとゴツゴツと硬い排泄する
□素振りをしているが、便が出ない
ひとつでも当てはまったら、早めに獣医師に相談を!
猫の下痢や軟便の原因も様々です。食事やストレスが原因で下痢を引き起こすこともあれば、重大な病気が関与していることもあります。
食事
食べ過ぎ、フードの銘柄を変える、人間の食べ物を食べたなど、食事が原因で下痢になる可能性があります。
異物の誤飲
食べ物以外の異物を飲み込むと、下痢の症状が表れることがあります。特に洗剤、殺虫剤、殺鼠剤、ワックス、入用剤など中毒性の高い薬剤を飲んでしまうと、激しい下痢をするだけでなく、嘔吐を伴い、命に関わることもあります。
ストレス
環境の変化など、猫はちょっとしたことでストレスを感じ、下痢を引き起こすことがあります。
ウイルス感染
パルボウイルス、コロナウイルス、ネコエイズなどウイルスに感染すると、下痢や軟便が続きます。ワクチンで予防できる病気もありますが、完全室内飼いで他の猫と接触させないことが有効です。
ほかにも大腸炎、胃腸炎、細菌、寄生虫、腫瘍、膵炎、甲状腺機能亢進症など、猫が下痢をする原因は様々です。重大な病気の可能性もあるため、猫が下痢をしていたら、まずは獣医師に相談しましょう。特に下記のような下痢をしていたら、すぐに病院へ連れて行きましょう。
□下痢が何日も続いている
□便に血が混ざっている
□食欲がなく、下痢をしている
□子猫やシニア猫(老猫)が下痢をしている
□下痢と嘔吐をしている
□便がドロドロ、ベチャベチャしている
ひとつでも当てはまったら、早めに獣医師に相談を!
猫の食事は消化がよく、栄養に優れたものを与えましょう。獣医師と相談して銘柄を決定するのがおすすめです。猫に合ったフードは継続して与えるようにしましょう。他のフードにいきなり変更すると、下痢の原因となります。また、人間の食べ物は与えず、異物を飲み込まないように、生活環境を配慮しましょう。特に薬剤は猫の手が届く場所に置かないこと。便秘や下痢の症状が表れたら、早めに動物病院を受診することも大切です。
提供元:ネスレ日本株式会社
https://nestle.jp/brand/purina/
※2021年1月時点掲載内容
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