2021年01月26日
by 株式会社花ごころ |
公開:2021.01.26 12:40 更新:2021.10.04 16:23
ブルーベリーは病害虫にも強くて育てやすく、樹形もコンパクトなので鉢植えにも向きます。
でも、用土や品種選びなど、他の植物とは違う面もあるので、栽培をスタートするには基本をおさえておく必要があります。
ここからは、木を充実させるための1年目、そして収穫をスタートする2年目以降、生長に合わせ、鉢植えで楽しむブルーベリー栽培をご紹介。
ブルーベリーは自家受粉しにくい性質なので、必ず「同じ系統の異なる品種を2品種以上」揃えること。
つまり、鉢栽培の場合、最低でも2鉢を同時に育てます。
主に日本で入手できるのは、比較的夏季が冷涼な地域(関東以北)に向く「ノーザンハイブッシュ系」、冬季が温暖な地域(関東以西)に向く「サザンハイブッシュ系」と「ラビット系」の3系統で、それぞれの系統に多彩な品種があります。
店頭では必ずラベルをチェックしましょう。
ある程度育った2年生苗からスタートするのがオススメ。
植え付けは落葉後の11月~12月頃に行う秋植えと、春に芽が動き出す前に行う春植えがあります。
植え付けで最も注意したいのは、土の酸度。多くの植物は弱酸性を好みますが、ブルーベリーはより強い酸性土壌でないと成長できません。
酸性に調整済のブルーベリー専用用土がオススメです。
4号ポット(直径12cm)の苗木なら、7号鉢(直径21cm)に植えつけます。
ポットから苗木をだし、根鉢を崩して、深植えにならないようにさし木部分が埋まらないよう根鉢が隠れる程度の深さで植えつけます。
晩秋の紅葉が終わり、落葉して休眠期に入ったら冬剪定の適期です。
ブルーベリーは、2~3年目までは木自体を充実させるために、あえて花を咲かせないようにするのが一般的。
つまり、2年生苗を購入し、仮に今年の11月頃に植えつけた場合、翌年の12月以降に行う冬剪定では、新しく伸びた枝を半分ぐらいに切り戻します。
ブルーベリーは水はけの良い土を好み一方、乾燥を嫌います。
水切れを何度も繰り返すと、細くデリケートな根を傷めれしまうので、1年を通して鉢土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりします。
夏場は朝夕2回必要な場合も。
また肥料は用土を同様、酸度が調整されているブルーベリー専用肥料がオススメです。
冬に元肥として開花のために3月頃、実のために6月頃、お礼肥として9月頃、それぞれ規定量を施します。
提供元:株式会社花ごころ
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