2021年05月01日

ハイドロ初心者さんにおすすめの品種5選

by 有限会社三浦園芸

公開:2021.05.01 00:00 更新:2022.01.14 13:39

家の中にグリーンを飾りたい!

そんな時は清潔で管理もわかりやすいハイドロカルチャーがおすすめです。

でも観葉植物って種類がたくさんあって、何を選べばいいのか悩みますよね?

色んな心配がありますよね

「日当たりがよくない部屋に飾りたいけど、大丈夫かな?」 「冬場が寒く、植物が枯れてしまわないか心配」 「外出が多く、家を留守にすることが多いのであまり水をやる機会がない...」 「賃貸で間取りも狭いので、ジャングルみたいに大きく成長されても困る...」 「花言葉や植物のエピソードで元気をもらいたい...」 同じインテリアでも気に入ったら気軽に買える雑貨と違い、植物も一つの命... そう思うと初めての観葉植物選びって、色んな心配があって意外と勇気がいるものです。

そんな初心者さんに、ハイドロカルチャー専門観葉植物農家 三浦園芸よりとっておきのアドバイスです。

長年の観葉植物販売経験を基に現代のライフスタイルに合った、おすすめの品種を5種類セレクトしました。

パキラ

パキラは、手のひらのようにパッと広がった葉が存在感を持つ観葉植物。

南米の汽水域原産で環境の変化に強く、市場にも流通が多いので安価で入手しやすい植物です。

本来は明るい場所が好きですが、耐陰性も強く、比較的乾燥に強いほか、害虫も付きにくいため置く場所をあまり選びません。

春~秋にかけては葉の成長も早いので、手間をかけず育てる喜びも感じられると思います。

元は人の背を遥かに越える大木ですので、調子が良いと背は高くなりますが、 伸びた葉をバシバシカットしてあげれば、ある程度サイズをコントロールすることも容易です。

これだけ丈夫でありながら、誰が見てもちゃんと「観葉植物だね」とわかる親しみのあるシルエットも素敵ですね。

花言葉は「快活」や「勝利」で、発財樹との呼び名もあるため、新しい環境に向かう方、会社やお店を始める方への贈り物にもぴったりです。

難点は丈夫な植物なので、状態の変化に気づきにくいことくらいでしょうか。

新しい葉が黄色くなったり、幹が柔らかくなったりしたら要注意です。

こんな人におすすめ 「背が高くなり、存在感のあるグリーンがほしい」 「水やりの手間が少ないほうがいい」 「日々成長する葉っぱを見て、"育てている"実感が欲しい」

ポトス

パキラと並び、古くから観葉植物としてポピュラーな、匍匐(つる)性の植物です。

明るい緑の丸い葉が可愛らしい、東南アジアが原産国。耐陰性に優れており、室内灯でも育てられます。

また、床置きだけではなく、天井からハンギング(釣り鉢に入れる)したり、長くなったつるを壁につたわせたり、さまざまな方法で楽しめるのもメリットです。

多湿気味な環境を好むため、水が好きですが、鉢の中の水分がなくなってもすぐに萎れる程ではないです。

葉に頻繁に霧吹きをしてあげると調子がよくなります。

コンディションが良いと伸びすぎて場所をとるようになりますが、邪魔になったつるはどんどんカットしてOKです。

花言葉は「華やかな明るさ」や「永遠の富」で、春~秋の生育期はどんどんつるを伸ばして部屋を明るい雰囲気にしてくれます。

伸びたつるをカットして水に浸けておくだけで簡単に発根するため、植物の増殖に挑戦してみたい人はまずはポトスを育ててみましょう。

斑の入り方、葉色にもバリエーションがあるため、さまざまな園芸品種が流通しており、色んな模様のポトスを集める楽しみ方もありそうです。

こんな人におすすめ 「小型で可愛らしく飾れるグリーンがほしい」 「天井や壁などの高い場所から垂れ下がる葉っぱに惹かれる」 「育てるだけでなく、増やすことにも挑戦したい」

ガジュマル

むちむちとした太い幹が野性的な印象を放つ観賞植物。

外国産が多数を占める観葉界にしては珍しく、九州の屋久島・種子島、沖縄(南西諸島)にも分布しており、日本原産の植物でもあります。

沖縄では幸せをもたらすともいわれる精霊「キジムナー」が棲むとされていることから、多幸の木や幸運を見守る木などと呼ばれており、縁起の良い木です。

寸程度の小型サイズでは塊根部が様々な形をしており、自分だけのお気入りのガジュマルを探してみるのも楽しいでしょう。

光や水を好みますが、生命力が強く室内の環境でも丈夫に育ちます。

耐寒性もあり、5℃までの環境下であれば冬越しも可能です。

本来は他の木に絡みついて枯れさせてしまうような大木ですので、天頂の葉の成長スピードは早く高さが出ますが、パキラと同じように葉の部分はバシバシカットしてOKです。

花言葉は「健康・長寿」、幸運に謂れのある木なので贈り物にも最適です。

こんな人におすすめ 「愛着の沸くペットのような植物が欲しい」 「どんなスペースに置いても存在感のある植物がほしい」 「ファンタジー映画が好き」

シェフレラ

小さな丸い葉をたくさんつける可愛げな印象の木です。

意外と品種のバリエーションが多く、葉の形が様々で斑入りのタイプも多く流通しています。

原産国は中国で、熱帯・亜熱帯より冷涼な地域の植物なので、当ページで最も耐寒性の高い植物だと思います。

古くより"カポック"の通称で親しまれる緑葉の品種は、関東以南では玄関口や庭先で越冬している姿も見受けられるほどです。

最もポピュラーな"カポック"やシェフレラ・コンパクタ等の緑葉タイプは、パキラやガジュマル程見た目ののインパクトはないですが、 花言葉「真面目」「実直」の言葉通り、寒さだけでなく、低光量・ある程度の乾燥等の環境の変化にもじっと耐えます。

ハイドロカルチャーの場合は夏場にやや弱い面がありますので、置き場所は高温になりすぎないよう注意しましょう。

こんな人におすすめ 「冬場が寒く、植物が枯れてしまわないか心配」 「日当たりがよくない部屋に飾りたい」 「背が高くなりつつも、可愛い木を探している」

サンセベリア

硬質な葉を持ち個性的なルックスでサボテンに近い性質を持つ、アフリカ乾燥地帯の観葉植物です。

その性質から当ページで紹介する植物の中で最も水やり頻度が少なくて済みます。

どんな植物にも空気の浄化作用がありますが、サンセベリアは特に有害物質の吸着能力が高いことが科学的に認められており、 マイナスイオンの流行に乗じて爆発的なブームを起こしたこともあります。

大多数の原種・園芸品種があり、流通が少ない品種はマニアの間で高額取引されるものもありますが、 ローレンティ、フツーラ、ハニータイプ、バキュラリスといった入手可能が容易な品種もありますのでご安心ください。

どんな品種でも基本的な育て方は共通しています。

「永久」や「不滅」という花言葉があり、育成も容易で枯れにくいことからギフトとしても重宝されます。

乾燥には強いですが、日当たりが悪いと形が悪くなりやすく、また最低気温が10℃を下回る冬場はほとんど水をあたえずに管理します。

寒い時期に水やりをしたり、水の量が多すぎると溶けて腐ってしまうので、水やりは少しだけ忘れ気味のほうが調子が良いです。

こんな人におすすめ 「個性的な観葉植物がほしい」 「外出が多く、家を留守にすることが多い」 「植物に空気清浄機能を期待している」

上記5種の他にもおすすめの品種はいくつかあるのですが、 より「環境の変化に強く、丈夫」で「形が乱れない、もしくは整えやすい」「取り扱いやすい大きさ」という観点から5種類をチョイス致しました。

まずは参考にしてみてはいかがでしょうか?

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