2021年07月08日

ベランダ・屋上のメンテナンス

by DCM株式会社

公開:2021.07.08 20:10 更新:2022.01.11 13:45

やってみよう!
ちょっとしたDIYでベランダもきれいに変身します。さあ、家族でチャレンジ!

<注目>ベランダ・屋上の現状確認

床面がコンクリートの場合
床面がFRPの場合

目立たない程度でも、あちこちにヒビが入っていたり傷んでいませんか?

<準備> ベランダ・屋上のメンテナンスに必要なもの

コンクリートの床面
FRPの床面

床面がコンクリートの場合

<STEP.1> 床の防水塗装をしましょう

●防水塗料の特長

・タイル面のような光沢のある仕上がりです。

・水性2液型エポキシ樹脂塗料の固くて強い塗膜は、防水・防じん効果を得られます。

・耐水性・耐薬品性・耐ガソリン性・耐候性に優れています。

・水で薄めることができ、後始末も水でできるので、取り扱いが簡単です。

●作業手順

① 塗る面の汚れ(油分・ホコリ・カビ・落書きなど)をとります。

② すでに塗装されている場合は、はがれかかった古い塗料を、皮スキやワイヤーブラシでよく落とします。

③ コンクリートのヒビ割れ・へこみ・穴などはヒビ割れの幅や深さやへこみの大小、穴の深さや大きさによって適切な補修剤を選んで埋めておきます。

<STEP.2> 塗装しましょう

●作業手順

① 塗りたくない部分はマスキングテープや布コロナマスカーでカバーします。

② 下塗りをします。下地の強化と上塗りの密着性向上のため、必ず強力防水塗料用シーラーを 塗りましょう。

③ 仕様書に従って混合した塗料を、ローラーまたは刷毛を使用して塗ります。

④ 塗装後、18時間後から7日以内に2回目の塗装を行います。

⑤ 2回目が塗り終わり、塗料が手に付かなくなったらマスキングテープなどをはがします。

【注意】塗装後1~2日は雨にふられないように、作業日を選んでください。

【注意】粘度が高く塗りにくい時は、水で5%程度薄めます。薄め過ぎないよう注意しましょう。

<STEP.3> すべり止め仕上げについて

すべり止め仕上げをする場合、基材と硬化材を混合したものに「強力防水塗料・水性コンクリート床用すべり止め材」を重量比30%で混合して塗装してください。

床面がFRPの場合

① 最初に補修箇所のごみ・さび・油・水アカなどの汚れを落として、よく乾燥させておきます。

※補修箇所のまわりを汚さないために、あらかじめマスキングテープなどを貼っておきましょう。

※補修箇所の大きさに合わせて、ガラスマットを2枚カットしておきます。

※ガラス繊維は手に刺さりやすいので、ゴム手袋などで手を保護してください。

② 1回の使用分だけFRP用ポリエステル樹脂と硬化剤を100:3の割合で混ぜ合わせて混合液をつくり、補修箇所に塗布します。

この時、水とは絶対に混ぜないように注意してください。また、30分ほどで硬化しますので、使う分だけ少しずつ混ぜ合わせてください。

※刷毛やローラーなどはアセトンで洗浄してください。

③ すぐにガラスマットを載せ、脱泡ローラーなどでよく圧着します。

この際、気泡が残らないようにします。

④ もう一度混合液をつくり、ガラスマット上に塗布します。

⑤ ③④の作業を必要な厚みになるまで繰り返します。

⑥ 十分に硬化後、表面をサンドペーパーなどで平らに仕上げます。

⑦ もう一度混合液をつくり、仕上げ塗りをします。

⑧ 最後に下地シーラーで下塗りをしてトップコートを塗装し、乾いたら完成です。

提供元:DCM株式会社

https://www.dcm-hc.co.jp/

新着記事