2021年02月09日

ねじ頭形状の種類について

by 株式会社 八幡ねじ

公開:2021.02.09 14:40 更新:2021.10.04 16:23

代表的なねじの頭形状の種類・特徴をご紹介しています。
ねじを選ぶ時の参考にしてください。

≫ナベ

・ねじの中でも代表的で、上面の角に丸みがあり、鍋を逆さまにしたような形状

・一般的によく使われているねじ

≫皿

・頭部に皿を付けたような形状

・出っ張らせたくない時や、締結する部材と同じ高さにしたい時に使用

・皿に合わせた下穴加工を締結する部材にしなければならない (ザグリ加工)

・首下長さを表す時、皿は頭部からの長さを表す

≫丸皿

・皿の上面を丸くした形状

・皿だと凹んだ部分に引っかかる場合あり、丸皿を使用すれば引っかかりが無くなる

・首下長さを表す時、丸皿はつばの部分からの長さを表す

≫トラス

・穏やかな丸い形状

・なべ頭と比較し頭部の高さが低く、頭部の径が大きい

・外形が大きい為、接地面積が大きくなるので緩め止めにもつながる

≫バインド

・穏やかな丸い形状

・なべ頭と比較し頭部の高さが低く、頭部の径が大きい

・外形が大きい為、接地面積が大きくなるので緩め止めにもつながる

≫小形皿

・皿ねじの皿の上部分を削った形状

・頭の径が小さくなっているので、通常の皿が使えない狭い場所や細かい機器にも使う事が出来る

≫シンワッシャ

・頭部高さが低い為、出っ張りが目立ちにくい形状

・座面が広い為、しっかりと締結出来る

・施行後の外観も重視している

≫丸

・頭部が球体を半部に切ったものに近く、ナベよりも球体に近い形状

・現在はあまり流通していない

≫六角

・頭部が六角であり、ナットとセットで使用される事が多い

・スパナやレンチを使って締めて付ける

・建設や大型機器に使用される

・外観性よりも、機能性を重視される

≫フランジ付き

・円錐のつばが付いてるボルト

・座面が面積が大きく緩み止めや、座面が陥没するのを防ぐ

・座金を組み込む作業が要らないので作業効率がよくなる

≫六角穴付き

・円筒の頭部に六角の穴が付いている

・締め付けには六角スパナを使用する

・キャップボルトとも呼ばれる

・狭い場所での作業や機械の小型化が出来る

≫ボタン

・丸みを帯びた頭形状に六角の穴が付いている

・締め付けには六角スパナを使用する

・ドライバーが使用できない狭い場所でも使用する事が出来る

・六角穴付きよりも頭部が低い

≫低頭

・頭部高さの低いねじである

・機器や装置のスペースが限られている場合に最適

・出っ張りが少ない為外観性もいい

・一般的な六角ボルトの頭部は6mmに対して低頭ボルトは4mm

≫極低頭

・頭部高さがさらに低いねじである

・出っ張りがほぼない

・一般的な六角ボルトの頭部は6mmに対して極低頭ボルトは0.7~1.2mm

提供元:八幡ねじ

https://yht.co.jp/

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