2021年09月30日

リモートワーク開始から1ヵ月、在宅勤務のやる気スイッチについて考えてみた

by コクヨ株式会社

公開:2021.09.30 18:40 更新:2022.01.24 10:19

2020.04.08

2020年春、新型コロナウィルスの感染が拡大している中、これまで経験のなかったリモートワークを突然することになった方、多いと思います。周りから見られている環境ではないけれど、メリハリをつけて、できれば美しく、頑張り続けたい働き女子の皆さんに、在宅勤務の実践から気づいたことをお伝えします。

この春、多くの企業が在宅勤務を導入しました。今、この記事を読んでくださっている方の中には、突然の在宅勤務にちょっと戸惑っている人も多いかもしれません。

あるいは少し前から在宅勤務を始めてはいるものの、やはり職場で働くのとは少し違うなと実感している方もいらっしゃるかもしれません。

ツイッターのつぶやきを見てみても、「仕事と休憩の切り替えが意外と難しい」、「平日と休日の境目がなくなる」、「運動不足がヤバい」という声、また、「さみしい」、「ストレスの捌け口がない」、「会社や上司のありがたみを初めて感じた」なんて声も。

外出自粛が続く中、いろんな戸惑いはあるけれど、工夫して乗り切っていきたいものです。

今回は、在宅勤務中の「やる気スイッチ」の入れ方・切り方について、私の経験も踏まえてお伝えしてみようかなと思います。

その1:仕事始めのルーチンを決める

1.ちゃんと着替える

たとえ、外に出る予定がなくても、WEBミーティングの予定さえなかったとしても、そこは気持ちの問題。部屋着のままだとどうしてもダラダラしてしまいがちです。もちろんスーツを着る必要はありませんが、「働く一日」のスイッチを入れるつもりで、ちゃんと着替える習慣、おすすめします。

2.最低限のお化粧をする

普段会社に行くときにお化粧をしている方については(普段からしないんです、という方には無理は申しません)、お化粧も「今日は仕事」というスイッチをいれる手段として有効かな、と思います。誰に会うわけでもないからすっぴんでよくない!?と思う気持ち、よく分かります。でも、自分のやる気スイッチを入れる一つの手段としてはアリです!突然「今からWEBミーティングできます?」という連絡がきても慌てずに済みますね。

3.好きな飲み物を用意する

自宅にいれば、普段はペットボトルを選ぶしかない飲み物についても、自分のお気に入りをいれられます。私はコーヒー派ですが、ハーブティーでもよし、果物のジュースもよし、あったかいスープ、青汁などなど、その日の気分にあった飲み物をいれておくと、やる気スイッチ入りやすいです。

4.仕事のスタートを上司・同僚に知らせる

従来、職場に着いたらごく当たり前にしていた「おはよう」の挨拶。あまりに当たり前過ぎて意識したことがなかったですが、いざその機会を失ってみると、その一言が、今日も頑張ろう、というスイッチになっていたことに気が付きます。チャットツールなどで代替できれば、その方法を探ってみましょう。

その2:お気に入りの仕事道具で仕事モードを演出する

1.仕事モード空間をセッティングする

自宅に執務専用空間を持っている方もいるにはいらっしゃると思いますが、多くの方は食卓に使うダイニングテーブルや、普段パソコンを置いているPCデスクなどを使われるのではないでしょうか。その場所をちょっとした一手間で「仕事モード」に変えてみましょう。

2.リモートワークに必要な道具

自宅でのリモートワークを始めて1ヵ月、あると便利だな、と思ったモノたちをご紹介します。

■マイク付きイヤホン

WEBミーティング、やってみて分かったのは意外とザーっという雑音が入ります。イヤホンがあった方が自分も相手も圧倒的にストレスが少ないです。

■スマホを立てかける道具

「ちょっと相談してもいい?」と話しかけられない分、電話する機会が増えるかもしれません。在宅で仕事をする利点は、誰に遠慮することなくハンズフリーで会話ができること。その際にスマホを立てておけるととても便利です。また、PC作業に没頭していても、視界の片隅にスマホを立てておくことで、チャットのメッセージにすぐ気づけたりします。

■鏡

朝、最低限の身だしなみを整えたとはいえ、WEBミーティングの画面に映る自分の顔にちょっとびっくりしたりしたことありませんか?ミーティングが始まる前に、鏡で軽く確認しておくとちょっと安心。スマホでも代用も可能ですが、手軽さでいうなら小さ目の鏡があると楽です。

■癒し系グッズ

とはいえ、どうしても一人で仕事をすると気持ちが疲れてしまうこともありあります。見ると思わず和んでしまう何かは意外と重要かもしれません。お気に入りのものがあればそれを、観葉植物、お花もありですね。

3.お気に入りの仕事道具をそろえてみる

誰に見られるわけではないけれど、やはり自分が好きなものたち、気に入っているものたちが傍にあるだけで気分が上がる、ということはあります。ワクワクすることがどうしても少なくなる今こそ、仕事の道具にほんのちょっとだけ投資してみませんか。私の個人的おすすめ、ご紹介します。

■KOKUYO ME

「Life Accessories」をコンセプトに、アクセサリー感覚で組み合わせを楽しめる新たなブランドシリーズで、CMF(Color:色、Material:素材、Finish:加工)にこだわった文具は、おしゃれでありながら、機能的です。ノート、シャーペン、ノートカバー、ペンケース、消しゴム、ファイル等々、いろいろなアイテムが揃っています。自分だけの空間づくりに一役買ってくれます。

■キャンパスノートパッドA4

こちらは企画アイデアを練る時、プレゼン資料の構成を考えるとき、頭の中でぐちゃぐちゃになっていることを整理しなおす時、役に立つこと請け合いです。方眼罫なのでフロー図を書いたり、絵を書いたり、スライドに見立てて下書きをしたりするときも便利。プリンター用紙の裏紙やチラシの裏(最近さすがに少ないですかね)でも用は足りる、と思われるかもしれませんが、これから頭に汗をかく仕事をするんだ、というスイッチと集中力においては、やはり専用のノートを持つと効率がいいと思います(科学的根拠は証明されていませんが、経験則です)。カットオフ線が付いているので、保管も便利!

■ハリナックス(コンパクトアルファ)

たとえばキャンパスノートパッドに書いたことと、プリントアウトした資料をセットでまとめておきたい、といった時に使えるのがこちら。針のないステープラーです。形もかわいくてちょっと絵になる、と思いませんか?

ホッチキスがおうちにある場合はもちろんホッチキスでもOKですが、この商品の何より良いところは消耗品がないこと。会社にいれば文具消耗品は誰かが補充してくれて当たり前かもしれません。しかし、家ではそうもいきませんから、「あ、ステープル(針)が切れてる!」といったことでがっかりすることもありません。

その3:その日の「時間割」をあらかじめ決めておく

1.その日に何をするのかを決めてから始める

誰かに見られているという緊張感がない分、その日やることを予め決めておかないと時間を持て余してしまいがちです。リモートワークでは、学生時代の時間割を思い出して、どの仕事をどの順番に何時間かけて終わらせるか、あらかじめスケジュールを決めましょう。会社で共有しているスケジュールカレンダーがあれば、そこに共有して、上司・同僚にも見られるようにすることで、敢えて緊張感を生むのも方法かもしれません。

1日が終わったら、その日の振り返りと次の日のスケジュールを立てます。振り返りをきちんとすると、自分の自分に対する見立て力も上がります。

2.休憩は意識的に入れる

仕事がスケジュール通りに進行しないと、つい休憩も取らずについやり続けてしまうこともあります。しかし、もともと執務空間ではない場所で働いていることによる体への負担は結構かかっているはず(オフィス家具は体への負担を最小限にするように考えられてつくられていることを思い知ります、これ、コクヨがオフィス家具を作っているから言うわけではなくて本当に。腰、痛くなりますよね...)。

腰痛や肩こり回避の最も簡単な方法は、適度に休憩を入れて、ストレッチしたり、軽く散歩に出たりして、固まった姿勢をほぐすこと。意識して休憩、入れていきましょう。

その4:スイッチの切り方も決めておく

1.仕事終了の合図

リモートワーク「あるある」ですが、「いつまででも仕事をしてしまう」こと、よくあります。会社のように、「残業はほどほどにして早く帰れよ」と声をかけてくれる人はいませんからね。

私が実践しているのは、スマホでアラームをセットして、終業予定時刻になると鐘の音がするようにすること。子供のころは、「鐘が鳴ったから、帰らなきゃ」、でしたが、「鐘が鳴ったから、終わらなきゃ」です。そこで本当に終われるかどうかはともかく、区切りにはなります。生活のリズム感をしっかり持ちたい方には、速攻簡単に試せるのでぜひお試しください!

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さて、今回は、「働き女子向けリモートワークのやる気スイッチ」をテーマに、リモートワーク歴1ヵ月の私の経験則からまとめてみました。もっといろいろな気づきや工夫をされている方もいらっしゃるかもしれませんね。日本が、世界が直面するこの感染危機の中、突如、急激に訪れた働き方の大改革。いろいろな方の工夫や知恵をうまく共有しながら、来るべき未来の働き方へのシフトをしていきたいですね。

記事提供元:コクヨ株式会社

https://www.kokuyo-st.co.jp/mag/Life-and-Work/2020/04/000118.html

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