2021年02月11日
by DCM株式会社 |
公開:2021.02.11 19:10 更新:2021.10.04 16:23
古代ローマ、結婚を禁止されていた兵士たちの強い気持ちに打たれて、こっそり結婚式を行っていたキリスト教司祭、聖バレンタイン。これがみつかり処刑されましたが、聖バレンタインが殉教した2月14日は、恋人たちや夫婦がお互いプレゼントを交換し合う愛の記念日になりました。欧米で始まったこの習慣が「言葉では言えなくても、チョコが気持ちを伝えてくれる日」と日本流にアレンジされて、一大イベントになったのです。
2月14日のバレンタインデーにチョコレートを贈るのは日本だけの習慣。欧米では男女がプレゼントを交換し合う日という情報を聞いた日本のチョコレート会社が、バレンタインデーにチョコレートを贈る提案をしたころから徐々に浸透。現在の「女性から男性にチョコレートをあげる」スタイルになったと言われています。
「カカオ」とはギリシャ語で「神様の食べ物」の意味を持ちます。紀元前2000年頃の古代メキシコ時代から存在し、当初は薬として珍重されていたといいます。高貴な身分の人しか口にできない食べ物だったとのことですが、今のチョコレートとは全く異なり、苦くどろどろしたドリンクだったとか。約4000年余りの時を経て世界中に広がり、現在の「甘いチョコレート」に変身しました。
さまざまな形や味のあるボンボン・オ・ショコラ。チョコ選びに役立つ基礎知識を知りましょう。
フランスの高級食材であるトリュフがモデルです。中央にはガナッシュが絞り入れてあります。まぶしたココアパウダーは「掘り起こしたトリュフ」のイメージ。最も基本的なボンボン・オ・ショコラです。
沸騰した生クリームで、刻んだチョコレートを溶かし混ぜたもの。口どけがよく、ボンボンの中央によく使われています。ショコラティエによってさまざまなガナッシュがあります。
アーモンドやヘーゼルナッツをカラメルがけにしたものをペースト状に。ガナッシュ同様、チョコレートの中央に多く使われます。ドイツではボンボン・オ・ショコラを「プラリネ」と呼びます。
網の上で転がして、ごつごつとした角をつけることで、岩(ロッシェ)のような形に仕上げたボンボン。転がすタイミングが難しく、プラリネを使ったロッシェプラリネがポピュラー。
ボンボンの中央に、煮詰めた砂糖にアーモンドパウダーをぜ、ローラーでひいてペースト状にしたもの。コクがあります。焼き菓子に練りこむことも。
現在では国民的行事となったバレンタインデーですが、チョコをあげる際に気をつけたいこともあります。そのひとつは幼い子どもたちのチョコのやり取りについて。クラスの中でチョコをもらった子、もらえなかった子がいると、子ども心に「あの子がもらったのに、ぼくはもらえなかった」と傷ついたりするのはかわいそうです。もしも「誰かにあげたい」と子どもが言うのであれば、クラス全員にあげたほうがいいでしょう。チョコレートやそのお返しは、送り迎えのときに相手の子の親がいる前で、親と一緒に渡すようにします。子どもに預けて園内で渡させるのは、混乱のもとになるので控えましょう。
幼い子どもが「手作りチョコをあげたい」と言うけど、食べ物なので清潔さが気になって渡していいものか、と心配する親御さんの声を聞きます。作りたいというなら、作らせてあげていいのではないかと思います。ただ、作るときは髪の毛を結ぶ、手を洗う、など親主体で進めるのが前提と考えましょう。渡すときには「作りたいというもので、作らせたんですけどもらっていただけますか?」ときちんと相手の親にお断りしましょう。
近所に住んでいるならともかく、遠くに住んでいる年配の方に、チョコレートを贈る必要があるでしょうか。本当にチョコレートが好きならともかく、お義父さんの年齢なら、チョコより別のプレゼントのほうが嬉しいかもしれません。それに、バレンタインデーのプレゼント、として贈ると「ホワイトデーはどうしよう」と、かえって気をつかわせるだけかもしれません。
幼児のうちは親がお返ししたほうがいいでしょう。その場合、もらったチョコと同じくらいの額のものをお返ししましょう。
小さなクッキーで十分ですが、ちょっとひねりのあるものは印象深いと思います。例えば中国茶の花茶(お湯を注ぐと花が開くお茶)をひとつづつ包んだものや、小さなミニサボテンなど、さりげなく素敵なものやアイデアを早めにリストアップしておきましょう。
連名や義理チョコならお返ししないのが当たり前、という習慣の会社も増えています。でも、お返しをきちんとあげることで、「職場での夫のポイント」が多少なりとも上がるかもしれませんし、少ないとはいえセンスの見せ所。であれば、義理チョコの3分の1などではなく、せっかく返すなら「少しお高め」のものを選びましょう。高級なチョコレートやクッキーを少し、という感じではいかがでしょうか。
「日本行事を楽しむ12ヶ月 くらしの歳時記」、「子連れのマナー&おつきあい大正解BOOK」(ともに主婦の友社刊)より
提供元:DCM株式会社
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