2021年01月01日
by ダイニチ工業株式会社 |
公開:2021.01.01 14:40 更新:2021.10.04 16:23
標高1,000m以上の高地では使用しないでください。
酸素が不足すると不完全燃焼し、一酸化炭素などが発生して中毒になるおそれがあります。標高の高いところでお使いになるときは、換気の回数を増やしてください。2カ所以上開放すると効率よく換気できます。
また、窓の凍結、地下室など換気が十分に行えない場所では使用しないでください。
2016年度以降に製造販売しました家庭用石油ファンヒーターの取扱説明書やカタログでは「標高1,300m以上の高地で使用しない」となっております。
石油暖房機器は化石燃料を燃焼させるため、環境への負荷が大きいイメージがあるようです。しかし、家庭用石油ファンヒーターや業務用石油ストーブは、使用するお部屋で灯油を燃焼し、発生した熱はすべてそのお部屋の暖房に利用される(熱効率100%)ため、極めて効率よく、資源を有効に活用できる暖房器具です。
石油暖房機器の安全装置として対震自動消火装置がありますが、これはJIS(日本工業規格)により震度5のほぼ中間で作動するように設定されています。
地震動は非常に複雑で、同じ地域でも地盤の強弱や建物の構造等によって揺れかたが異なるため、当然、石油暖房機器が受ける震度も異なります。
気象庁の発表する震度は、地震の揺れの強さを区分したものです。同じ震度でも地震の加速度に大きな差があるため、震度5(弱)と発表されても、装置が作動したりしなかったりする場合があります。しかし、大きな地震では確実に作動するように設計されています。
震度5(弱)は人にとって相当の揺れですが、装置を敏感にすると、ちょっと触れたりしたときなどにも反応してしまうことから、今の感度になっています。
初めてお使いになるときなどは炎が赤く(オレンジ色に)見えることがあります。これは、生産段階の金属加工における防錆油などがバーナに残っていることによるもので異常ではありません。しばらく(2~3日間程度)お使いになられることで防錆油が燃焼して、次第に青い炎になります。通常は1時間程度で写真右の状態へ変わります。
その他、小火力時はバーナが赤熱しますがこれは異常ではありませんのでご安心ください。
提供元:ダイニチ工業株式会社
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