2020年12月05日

エポキシ系接着剤③(弾性エポキシ)

by セメダイン株式会社

公開:2020.12.05 09:10 更新:2021.10.04 16:23

1.エポキシ系接着剤(弾性エポキシ)とは

【特長】

接着しにくかったポリカーボネート、ABS樹脂、ポリブチレンテレフタレートなどのエンジニアリングプラスチックやステンレス、アルミの接着に最適

高強度タイプ

信頼性の高い弾性接着剤

混合して40分後から硬化が始まります(23℃)

耐熱+120度、耐寒-60度が目安です

【用途】

•接着しにくい材料や熱による膨張の差が大きい異種材料の接着

•振動や冷熱繰り返しの使用条件での接着(常時120℃以上の熱がかかる所は使用できません)

•各種工芸品の製作

2.接着できるもの

【接着できるもの】

ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ステンレス、アルミ 等

3.接着できないもの

ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂、ポリアセタール 等

※貴金属や高価格品の接着には使用しないでください。

※皮ふや飲食物が直接触れる部分の接着・補修には使用しないでください。

※接着面が小さい部分(眼鏡フレームなど)には充分な接着力が得られません。

※生物を入れる容器には使用できません。

4.接着方法

接着方法①(下地処理)

接着面の汚れを落としてよく乾燥させます。

接着方法②(接着)

A剤・B剤を等量(容量比)しぼり出し、ヘラで均一になりまで混合します。

片面に塗布します。

混合したらすぐに接着面に均一に塗布します。

貼り合わせながら、テープやヒモで固定し、静置します。

※接着作業は20分以内(23℃)で終了してください。

40分で動かなくなり、24時間で実用強度になります。

硬化後の接着剤の色が黄色に変色しますが、性能に影響はありません。

接着方法③(後片付け)

使用後はA剤とB剤のキャップをまちがえないようにしっかりしめます。

※中身を使い切ってから自治体の定める方法により燃えないゴミとして捨てる。

5.除去方法

・はみ出した部分をとりたい!

硬化前:ラッカー系うすめ液や接着剤はがし液で取り除けます。

・はがしたい!

硬化後:ほぼ不可能。

6.注意事項

•火気のあるところでは使用しない。

•使用時及び使用後しばらくは換気をよくする。

•子供の手の届かないところに置き、いたずらをしないよう注意する。

•接着用途以外に使用しない。

•衣服につくととれないので注意する。

7.保管方法

•直射日光の当たらない涼しい場所に保管する。

8.商品紹介

難接着材料用接着剤 EP-001N 40gセット

エポキシ樹脂とシリコ-ン変成ポリマーを配合したエポキシ系弾性接着剤です。

硬化皮膜が強靭で弾力性があり、耐衝撃性、耐剥離性能に優れています。

工業用でも難接着材料に対して使用されている製品です。

エクセルエポ P15gセット

透明度が高く、はみ出しても目立ちにくく、アクセサリー等(貴金属は除く)の接着に使用いただけます。

混合後10分で硬化がはじまります。

ハイクイック 50gセット CA-175

5分硬化型の高粘度エポキシ系接着剤です。

隙間のある凸凹面へのタイルの接着・石材の割れ補修作業に使います。

垂直面でも垂れにくく、充てん性に優れています。

提供元:セメダイン株式会社

URL:https://www.cemedine.co.jp

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