2022年01月11日
by 赤平オーキッド株式会社 |
公開:2022.01.11 01:00 更新:2022.01.13 10:42
胡蝶蘭を植え替えする際に使用する水苔。
お店で水苔を購入しようと売場を覗いた時に、「安いものと高いものがあるけど、どっちを買えば…」と悩んだことはありませんか?
また、「買ったはいいけど、カサカサの水苔をどう使えばいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
今回は胡蝶蘭を1鉢植替えする場合の水苔の戻し方(使用方法)についてお話します。
水苔には、いくつか種類(ランク)があり、それぞれ価格が違います。
安価な水苔は毛足も短く、1本あたりの長さも短くなっており、不純物も多く含まれます。
一方で、高価な(ランクの高い)水苔は毛足も長く、1本あたりの水苔の長さも、安価なものと比べると2~3倍長い、という違いがあります。
もちろん、不純物の量も少ないです。
胡蝶蘭の植え替えには、長さがあって使いやすい高価な水苔をお勧めします。
ホームセンターなどで市販されている水苔は、少量タイプの容量で約150gです。
この容量で植え替えできる量は4.5号の素焼鉢で約3鉢植替えることができます。
ただし、過度に水を含ませて植え替えた場合は、2鉢程度しか植替えができず、水苔が乾いて次回の水やりの時に中まで水が入りにくくなります。
さらに、植え替え時の根のダメージが過度な水分によってより一層大きくなるため、初めから適度な水分を含ませることが重要なのです。
購入したばかりの水苔は乾燥圧縮されているため、水で戻して使用します。
45Lのポリ袋を用意し、150gの水苔を乾燥した状態のまま、三分の一ほぐします。
200mlほどの水を入れたスプレーを準備し、水苔をかき混ぜながら全体にスプレーします。
ある程度全体が濡れたら、スプレーに残った水を全て袋の中に入れて混ぜ込みます。
最後に袋を閉じて、水苔に水が馴染むまで30分程度待ちましょう。
これでフカフカの水苔の完成です!
水苔を大量の水に浸けて、一晩置いたら絞って使うという方法もありますが、前述の通りデメリットがありますのでお勧めできません。
「水は初めから必要な分だけ含ませる」ということを守れば、根を優しく包み込むフカフカの水苔を作ることができますよ!
植え替え時の重要なポイントになりますので是非お試しあれ!
●赤平オーキッドは「花のある暮らし」の豊かさをより広めると共に、花がもたらす潤いや喜び、安らぎのある暮らしを「花文化」として全国に発信、普及させていきたいと願っております。
提供元:赤平オーキッド株式会社
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