2021年03月13日

〈ドッグデータベース〉ケリー・ブルー・テリア

by ネスレ日本株式会社

公開:2021.03.13 00:00 更新:2021.10.04 16:23

ケリー・ブルー・テリアのサイズ、性格、必要とされる運動量などの特徴、起源など、詳細データを解説いたします。

※FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)のデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は目安です。あらかじめご了承ください。

ケリー・ブルー・テリア

灰色がかった黒が美しいブルーに見えるケリー・ブルー・テリアは、子犬の頃は黒毛です。成犬になるにつれて縮れ毛が美しく青みがかった黒になります。ゆるくカールしているので、被毛の手入れはそれほど難しくありません。ただし、どんどん伸びるので6週間おき程度にトリミングをする必要があります。毎日のブラッシングも欠かせません。

飼う際の注意点

■旅行・移動に対応する適応力:高め

■留守に対する適応力:中程度

■子どもに対する適応力:中程度

性格は?

大胆で積極的、ときに騒がしいほど活発です。親しみやすい性格ですが、見知らぬ人には警戒心を抱きます。慣れてきても、どこかよそよそしく対応しますが、飼い主がきちんと紹介すれば、相手の顔を忘れることなく、いつも友好的に接してくれます。ときどき気に入らないことがあると、すぐにかんしゃくを起こすことがありますが、それも愛嬌のひとつといえます。

必要とされる運動量

テリアとしては大型で、元気いっぱいで疲れを知りません。そのため、膨大な運動量が必要となります。最低60分程度の駆け足、自由運動を取り入れた散歩を、毎日2回は必要でしょう。本人はそれでも足りないそぶりを見せるはずです。可能であれば長い散歩を行いましょう。

特徴

■原産国:アイルランド

■犬種分類:テリア

■色・模様:ブラック・ポイント

■毛質・毛の長さ:ワイヤーコート(粗毛)

■抜け毛:少なめ

■サイズ:中型

■目安となる体高・体重

体高:雄(オス)45.5~49.5cm・雌(メス)44.5~48cm、体重:15~18kg

■一日に必要な散歩量:多め

■活発度:高め

起きやすい病気/ケガ

健康的で長生きする犬種と言われていますが、時折、白内障や眼瞼内反などの眼疾患、遺伝などの要因で、正常な股関節が形成されていない股関節形成不全があります。

歴史

ケリー・ブルー・テリアのルーツについては、全く不明でした。アイルランドのソフト・コーテッド・ウィートン・テリアが基礎となって、アイリッシュ・ウルフハウンドも関わっていると推測されています。当初の名前はアイリッシュ・ブルー・テリアでしたが、19世紀末になって、出身地のケリーの山岳地帯から名前をとり、ケリー・ブルー・テリアとなりました。1948年にUKC(ユナイテッド・ケンネル・クラブ)で公認されています。

ドッグショーでの評価基準

頭部は被毛が豊富で、ストップはわずかです。鼻は黒色で、鼻孔が大きく幅広です。マズルは中くらいの長さです。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目の色はダーク(暗色)かダーク・ヘーゼルで、中くらいの大きさです。耳は薄く、前方に向いて、頭部の前部あるいは側部に沿うように垂れています。胴体は背は平らで、中くらいの長さで、胸は胸底が深く、ほどよい幅があります。尾は細く、陽気に掲げています。前肢は前脚がまっすぐで、骨量も十分です。後肢は後脚が身体にしっかりとついて、大腿は筋肉質でよく発達しています。

提供元:ネスレ日本株式会社

https://nestle.jp/brand/purina/

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