2021年10月19日
by DCM 編集部 |
公開:2021.10.19 00:00 更新:2021.11.17 09:38
「キャンプ料理に鉄板は使うべき?」と気になっている方も多いんじゃないでしょうか。
鉄板でなくても、網で食材を焼くことは可能ですが、鉄板には網とは異なる多くの魅力があります。
そこで今回は、キャンプで鉄板を使うメリットや鉄板の選び方を紹介します。
また、お手入れ方法も紹介しているため、キャンプ料理で鉄板の利用を検討している方はぜひ参考にしてください。
キャンプ用の鉄板には網とは異なる魅力があるため、この章で特徴を理解して、キャンプ場で利用するか検討しましょう。
ここでは、キャンプ用鉄板で調理するメリットを3つ紹介していきます。
鉄板の蓄熱効果によって鉄板表面の温度が安定しているため、調理を失敗しにくい点が魅力です。
食材を直接焼かずに鉄板で熱するため、焦げ過ぎるなど調理の失敗を防げるのです。
一方、網を使って炭火で調理する場合、火力が安定しないことにより食材が焦げてしまう可能性があります。
網は火が直で当たることになりますので、その結果、食材の外側だけ焦げてしまうこともあります。焦げているだけで、十分に火が通っていないこともあるのです。
キャンプ初心者の方や網を使用した調理に慣れていない方には、調理が成功しやすい鉄板の使用をおすすめします。
鉄板を使用すると、網を使用した場合より料理のレパートリーを増やすことが可能です。
網で調理する場合、網の目よりも小さい食材や細い食材、柔らかい食材は焼いているときに網の隙間から落ちてしまいます。
焼きそばであれば網の隙間からすり抜けしまい、お好み焼きであれば固まる前にすべて流れてしまうでしょう。
しかし、鉄板であれば網で調理できない食材を調理することが可能です。鉄板には網のように隙間がないため、食材がこぼれる心配をせずに加熱できます。
丈夫であるため、調理的に利用できる点も鉄板のメリットです。多少ぞんざいに扱っても、歪みや割れが起こりづらくなっています。
網をキャンプの調理で使用する場合、焼く食材や調理器具によっては、重さでたわむ場合があります。網は洗浄機にかけて、壊れてしまうこともあり意外と弱いものです。
鉄板は網よりも購入費用が高いですが、長い目で見たときにコストパフォーマンスが高いのもメリット。
複数回キャンプへ行くことを検討している方は、鉄板をひとつ持っておいても良いでしょう。
ここまでで、キャンプ用の鉄板のメリットを紹介してきましたので、次はキャンプ用鉄板の選び方を解説します。
鉄板の形状は主に3つ。それぞれ特徴が異なるため、特徴を理解してどれを選ぶか検討してください。
【平型タイプ】
鉄板の表面が平たくなっているタイプです。
炒め物など幅広く利用できるうえ、表面が平たいことから掃除がしやすいといったメリットがあります。
【深型タイプ】
縁がついて、深さのあるタイプです。
食材がこぼれにくいことから、汁気の多い料理や具材の多い料理を作ることに向いています。
【波型タイプ】
鉄板の表面に凹凸があるタイプです。余分な油を落とせる構造になっており、肉料理の調理に向いています。
鉄板の素材も主に3つあります。
それぞれメリットとデメリットがあるため、それぞれの特性を理解してどの素材のものを利用するか検討しましょう。
【鉄】
熱伝導率が高く、短時間で鉄板全体に熱が伝わります。
蓄熱効果が高い点も魅力です。しかし、他の素材に比べて重いといったデメリットがあります。
【ステンレス】
丈夫な素材で、錆びにくいといったメリットがあります。熱伝導率が低く、鉄板全体に熱が伝わるのに時間がかかるのがデメリットです。
【アルミニウム合金】
他の素材よりも軽量であるため、持ち運びに適しています。しかし、蓄熱効果が低いため冷めやすい点はデメリットとなるでしょう。
さまざまなサイズの鉄板が販売されています。キャンプの参加人数によってサイズを選ぶと良いでしょう。
サイズの目安は、以下の通りです。
・1人分を調理する場合:幅15~30センチ
・2~3人分を調理する場合:幅30~45センチ
・4人分以上を調理する場合:幅45センチ以上
サイズが大きい鉄板は、一度に複数種類の料理を作れたり、多くの量の食材を調理できたりするため、複数人でキャンプするときの利用に向いています。
しかし、サイズが大きい分重くなるため、持ち運びや手入れがしづらい点がデメリットです。
大きいから便利そうだと不用意に大きいサイズを選ぶのではなく、持ち運びやすさやお手入れのしやすさ・収納のしやすさなども考慮して選びましょう。
キャンプ用の鉄板は、厚さがさまざまです。
厚さが2ミリ以下の薄いタイプは、短時間で肉を焼けたり、持ち運びがしやすかったりするメリットがあります。
しかし、蓄熱効果が低い点がデメリットです。
それに対し、厚さが5ミリ以上の分厚いタイプは焼くのに時間がかかるものの、蓄熱効果が高いといった魅力があります。
厚さによって蓄熱性や携帯性が異なるため、何を重視したいかで選ぶと良いでしょう。
キャンプ用の鉄板には、持ち手があるものとないものがあります。
鉄板に持ち手があるものは、保管する必要がない点が魅力です。一方、キャンプで調理をすると持ち手部分も熱くなってしまうため、扱いには注意が必要です。
鉄板に持ち手がないものは収納性や携帯性に優れていて、高温となった持ち手で火傷しないというメリットがあります。
そして次に、キャンプ用鉄板のお手入れ方法について紹介していきます。
キャンプ初心者は多くのものを購入する必要があるので、なるべく1つのものを長持ちさせたいですよね。
丈夫なものであっても、自ら耐用年数を短くするようなことはしないよう注意してください。
錆びやすい鉄製の鉄板を使用する際は、シーズニングというお手入れが必要になります。
アルミニウム合金製とステンレス製の鉄板には不要なお手入れです。
シーズニングとは、鉄板に施されているサビ止めのコーティングを剥がして、油の膜で新たにコーティングすることです。
購入後にシーズニングをすることで、料理にコーティングの臭いがうつることや焦げつくことを防げます。
シーズニングの手順は、以下の通りです。
①中性洗剤で鉄板のコーティングを洗い落とす。
②鉄板を弱火で空焚きして、表面の水分を飛ばす。
③鉄板を冷まして、鉄板の表面に薄く食用油を塗って加熱する。
④再度鉄板を冷まして、鉄板の表面に薄く食用油を塗って加熱する。
⑤鉄板が冷めたら、野菜を炒めて鉄臭さを消す。
⑥冷めた後に水洗いをして、再度薄く食用油を塗る。
鉄製の鉄板を長持ちさせるために、料理で鉄板を使用した後は適切にお手入れしましょう。
調理後のお手入れ方法は、以下の通り。
①ブラシやヘラで鉄板の表面についているコゲを取る。
②シーズニングによるコーティングを落とさないために、水で汚れを落とす。
③鉄板を空焚きして、表面の水分を飛ばす。
④鉄板が冷めたら、表面に薄く食用油を塗る。
なお、アルミニウム合金製とステンレス製の鉄板は水で洗い流すだけでよく、シーズニングで油を塗る必要はありません。
今回は、キャンプ料理をさらに楽しむことができる鉄板の魅力を紹介しました。
鉄板を使えば調理が失敗しにくくなり、料理のレパートリーがアップするなどの魅力があります。
鉄板の魅力を理解して「この料理には網より鉄板が合っている」と考えられるようになれば、キャンプでの料理も手慣れたものです。
本記事で紹介した鉄板の選び方やお手入れ方法を参考にして、ぜひ鉄板を使って思い出に残るキャンプ料理を作ってみてくださいね。
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