2021年10月02日

キャンプでもベッドみたいに寝られる?コットを使って快眠を手に入れよう!

by DCM 編集部

公開:2021.10.02 00:00 更新:2021.11.22 08:25

「キャンプで寝心地が悪くて辛い思いをした…」

「キャンプでも快眠できる状態を作りたいけどどうしたらよいかわからない…」

初心者キャンパーのなかには、そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

普段の生活とは異なる非日常感を楽しめるキャンプですが、ベッドや布団がないので快適な睡眠環境は作りにくいということは事実です。

しかし、キャンプでもベッドみたいに寝られる方法が存在し、多くのベテランキャンパーが実践しています。

この記事では、ベテランキャンパーがどのように快適な睡眠環境を作っているのか、ベットの種類と選び方について解説します。

キャンプ用ベッドとマットって何が違うの?

よく間違えられがちですが、キャンプ用ベッドとマットは全く違う物です。

キャンプ用マットは寝袋やベッドの下に敷くもので、地面や石などのでこぼこから身体を守ってくれる役割があります。

快適な睡眠環境を作る上でマットは欠かせない存在で、ベッドと併せて使うのが理想的なスタイルです。

キャンプ用ベッドの種類

キャンプ用ベッドは、

・コットタイプ

・リクライニングタイプ

・エアーベッドタイプ

の3つの種類に分けられます。

ここからはそれぞれのベッドのタイプの特徴について解説をしていきます。

コットタイプ

コットタイプとは簡易ベッドのことを指します。

持ち運びができる上に簡単に組み立てられる点が魅力的で、キャンプ以外にもバイクのツーリングや長距離旅行などをする際にも選ばれます。

コットタイプは「ハイコット」と「ローコット」があり、ハイコットはベンチぐらいの高さがある簡易ベッド、ローコットは地面から低い高さで展開できるベッドです。

中にはハイ・ローのどちらにも調整が可能なタイプもあるため、自分にとってどちらが合うのかわからないという方は調整可能なコットを選ぶのをおすすめします。

リクライニングタイプ

リクライニングタイプのベッドは、背もたれが後方に傾斜できるタイプの簡易ベッドです。

ベッドというよりもチェアとして利用する方が多いですが、普通のチェアと比べて深くもたれかかることができるため、寝心地も悪くありません。

チェアとしても利用できるため、荷物を減らせることが大きなメリットです。

エアーベッドタイプ

エアーベッドは空気を入れて膨らませるタイプのベッドです。

小さくした状態で持ち運びができるため、荷物を最小限にしたい方やある程度の弾力があるベッドで寝たいと考えている方におすすめになります。

さらに他の種類のベッドとは異なり、地面に敷いて寝るので、転落の危険がありません。

大型サイズもあるので、ファミリーキャンプを考えている方はエアーベッドタイプを選びましょう。

キャンプ初心者がコットタイプを選ぶべき6つの理由

キャンプ用ベッドには様々なタイプがありますが、

・組み立てやすさ

・休憩時に活躍

・マットが必要ない

・フロアレステントと相性抜群

・自分の好みによって高さが選べる

・汎用性に優れている

上記の6つの理由からキャンプ初心者はコットタイプを選ぶのがおすすめです。

実は組み立てが簡単

コットタイプは他のベッドのタイプと比べて組み立てが簡単で、コットを広げて脚部パーツを組み合わせることで簡易ベッドができます。

DIYが苦手な方や女性の方でも苦労せずに組み立てられるだけでなく、時間もかかりません。

ただし、ハイコットのなかには脚部パーツが多く、組み立てに時間がかかるものもあるため、組み立て目安時間を確認した上で購入するのが良いでしょう。

ベンチにもなる

コットタイプでもハイコットはベンチ代わりにもなるため、チェアを用意する必要がないです。

キャンプテーブルと合わせても使いやすく、複数人数座れるので、荷物を減らすことができます。

チェア兼ベッドとして使いたい場合はハイコットを選ぶようにしましょう。

シュラフ用マットが要らない

コットはマットとは違い、地面から離れた状態で寝られるため、石や地面のでこぼこから身体を守るシュラフ用マットは必要ありません。

シュラフ用マットは寝心地が良いものの、荷物がかさばるというデメリットがあります。

大きな荷物がひとつ減るだけで、キャンプの移動や片付けが一気に楽になりますよ。

フロアレステントと相性が良い

キャンプ用テントのなかには、土足で過ごせるフロアレステントがあります。

フロアレステントは移動しやすい点が魅力的ですが、床のシートがないため、寝るときに困る方が多いです。

そこでコットタイプのベッドを使うことで、フロアレステントでも地面から身体を離した状態で寝られる上に、地表からの熱や冷気の影響を受けづらいです。

フロアレステントを持っている方は、ベッドを選ぶ際にコットタイプにも注目してみましょう。

コンパクトになるローコットもある

ハイコットはどうしても高さを作るために脚部パーツが多くなりますが、ローコットの場合は脚部パーツが少ないため、コンパクトになります。

さらにローコットは重心が低いことから安心感がある上に、パーツが少ない分ハイコットと比べても軽いです。

持ち運びもスムーズにできるため、ソロキャンプを考えている場合には特におすすめです。

キャンプ以外にも使える

キャンプ用ベッドとして人気があるコットは、キャンプ以外でも活躍します。

実際にハイコットはベンチとして利用できることから、ピクニックや運動会の時にベンチ目的で使用する方も少なくありません。

他にも自宅でチェア代わりとして使用し、自宅に居ながらキャンプの雰囲気を楽しむ方もいるほどです。

キャンプ以外でも使える汎用性の高さからも、コットはキャンプ初心者におすすめです。

キャンプ用ベッドの選び方

キャンプ用ベッドを購入しようと考えている場合は、

・ベッドの広さ

・組み立てやすさ

・収納時の大きさ

この3つのポイントを押さえてから選ぶと良いでしょう。

寝返りが打てるくらい大きいか

快適な睡眠環境を作るには、寝心地に加えて横幅の広さも重要。横幅が大きいと寝返りがうちやすく、転倒の危険性も最小限にすることができます。

基本的には横幅が65cm以上あれば寝返りが打ちやすいと言われているので覚えておきましょう。

組み立てが簡単か

DIYが苦手な方や女性は、できれば組み立てが簡単なタイプを選びましょう。

組み立てが複雑なタイプのベッドは時間がかかってしまい、組み立てだけで30分から1時間程度かかるというケースも少なくありません。

キャンプではテントの設営、タープの取り付け、料理の準備など、他にもやりたいことがたくさんありますよね。

限られた時間でキャンプを目一杯楽しむためにも、なるべく組み立てが簡単なベッドを選ぶようにしましょう。

収納時の大きさがどのくらいか

キャンプ用ベッドを選ぶ際には収納時の大きさにも注目してください。

他に持っていきたいキャンプ道具や移動手段と合わせて、収納時の大きさがどのくらいまでなら大丈夫か、事前に検討してから購入すると良いでしょう。

特に自分のバックパックの容量に合うかどうかに気をつけてください。

まとめ

キャンプ用のベッドを購入する際には、寝心地だけに加えて、広さ、組み立てやすさ、収納時の大きさに注目する必要があります。

特にローコットは重心が安定している上にコンパクトになりやすく、地表から低い高さで寝ることができるため、転落によるケガの心配がありません。

安いものでも5,000円程度から購入できるので、自分に合ったものを選んで充実したキャンプライフをおくりましょう。

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