2020年12月11日

塗装用具 ローラー

by 株式会社ハンディ・クラウン

公開:2020.12.11 15:10 更新:2021.10.04 16:23

1.基本説明

ローラーとは

外壁や室内壁、屋根など広い面を塗装する時に使用する塗装用具です。

2.種類

サイズ

代表的なサイズは「レギュラー」「スモール」ですが、他にも用途に応じたサイズが展開されています。

■レギュラー(100/175/225mm)

 一般的なサイズ。あらゆる用途に適し、使いやすい。広い面に対して使用する。

■スモール(100/150mm)

 小廻りがきくので、狭い場所に最適。コーナーの塗装やタッチアップに使用したりと幅広く使用できる。

■ミドル(125/175mm)

 レギュラーの作業性ととスモールの扱いやすさを兼ね備えたもの。ハンドルはスモールと兼用。

■ミニ(60mm)

 従来刷毛で塗装していた部分など、細かい部分を塗装できる。

■スリム(1~4inch)

 ミニよりさらに筒径が小さいので、狭い所も塗装できる。

毛丈

<TIPS>

室内壁の塗装の際に、凹凸のあるクロスの場合は中毛がおすすめです。

<TIPS>

室内壁の塗装の際に、凹凸のないクロスの場合は短毛がおすすめです。

平滑面ならではのキレイな仕上がりが表現できます。

毛質

■スポンジ

 水性塗料・水性接着剤に適しています。

 油性には使えません。

■アクリル

 軽く、しなやかな繊維。

 耐酸・耐アルカリ性に優れています。

■ポリエステル

 耐久性が強いです。

 弾力性、弾性率が大きいので、粘土の高い塗料にも適しています。

■ナイロン

 最も強度があり弾力性に優れていますが、酸に弱いので使える塗料が限られています。

 床材や防水材用に適しています。

ハンドルの形状

レギュラーはカゴ式ローラーハンドル、ミドル・スモールは兼用でワンタッチ式ローラーハンドルを使用します。

レギュラーハンドルには「弓形ローラーハンドル」と「波形ローラーハンドル」があります。

■弓形ローラーハンドル

 安価で一般的なハンドル。特殊な塗料以外はこちらを使用できる。

■波形ローラーハンドル

 床や高粘度塗料を使用する時におすすめのハンドル。波の形がよりローラーにフィットする。

<弓形と波形の違い>

違いは当たる面の数です。弓形は2面当たるのに対し、波形は4面当てることができます。

3.使用方法

ローラーの使用前に

新しいローラーの余分な毛を払います。

毛の部分をしごくようにして、後れ毛を取り除きます。

下地処理

①汚れを落とします。(中性洗剤を使ったら水拭きを十分に実施しましょう)

②カベ紙など、はがれている所はカベ用接着剤で補修します。

③ヒビ割れや穴は、パテで埋めておきます。

養生

塗りたくない部分にマスキングをします。

塗装

下塗り剤を塗ります。

まずはハケで隅など塗りにくいところを塗装します。

ローラーに塗料をたっぷり含ませ、塗料受け皿の凹凸部分(専用ネット)の上で転がし、気泡がなくなるまで塗料を充分になじませます。

ローラーをW字形に動かし塗料をくばります。

ローラーは軽くころがし、ゆっくりとした速さで塗ります。

中断する時は、ビニール袋に入れて密封しておきましょう。(刷毛も同様)

仕上げ

マスキングテープは塗料が八分ぐらい乾いてから、やや塗装面の方向に引きながらゆっくりはがしましょう。

4.おすすめの製品(中毛)

スーパー多用途

仕上り:★★★★★

作業性:★★★

Smoosy 多用途

仕上り:★★★★

作業性:★★★★

ツインパック

仕上り:★★★

作業性:★★★★★

5.おすすめの製品(短毛)

Smoosy 平滑面用

仕上り:★★★★

作業性:★★★

ツインパック

仕上り:★★★

作業性:★★★★★

提供元:株式会社ハンディ・クラウン

http://handycrown.jp

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