2021年02月02日
by 与板利器工業株式会社 |
公開:2021.02.02 14:10 更新:2021.10.04 16:23
鑿(のみ)は、材木などに孔を穿ったり、削る、細工・加工等に使用する道具です。
・表 ・首
・面 ・穂
・面尻 ・柄
・マチ ・口金(ハカマ)
・切刃 ・桂(下り輪)
・耳 ・軟鉄
・裏 ・鋼
・小口 ・耳
・肩
・込
・裏先
・コバ(小端)
大まかに大別すると一般に使用される大工用のみと、彫刻・木彫・細工等に使用される特殊なのみに分けられます。その種類は数十種類あり、種目においては数百種類あります。(職種、作業工程、加工内容等で)使い方としては頭を叩いて使うものと、叩かずに押して使うものに分かれます。叩くのみには『桂』という金属製の輪が付いています。
浅いホゾ穴ほり、粗掘りしたホゾ穴の仕上げ、ホゾの際、相欠、胴付などの加工に使用します。
規格:刃幅3mm~42mm(3mm刻み)
材質:刃は刃物工具鋼、ハイス鋼など。柄は樫、グミ、黒檀など。
特徴:建築、建具、家具、小細工などのあらゆる木工加工に広く使われています。しかし、穂先と首が短いので大きい穴や深い穴には適していません。ノミの裏は一ツ裏が通常ですが、その他に二ツ裏、三ツ裏、四ツ裏があります。また、刃先の鋼は重ねているだけでなく、左右の耳に巻込んでいるので隅の削りにも適しています。
大きなホゾ穴開けに使用します。
規格:刃幅9mm~48mm(3mm刻み)、36mm~48mm(6mm刻み)
材質:刃は刃物工具鋼、柄は樫材が一般的です。
特徴:穂肉(厚み)が厚く、穂先と首も長いので深くて大きな穴掘りをするために丈夫に出来ています。
ホゾ穴開けに使用します。
規格:刃幅21mm・24mm。
材質:刃は刃物工具鋼、柄は樫材が一般的です。
特徴:厚ノミと薄ノミの中間的な使用用途として使用されます。
框(かまち)や柱などへの細かく深い溝の加工、鉋台の押え削りなどに。
規格:刃幅3mm~36mm(3mm刻み)が一般的です。
材質:刃は刃物工具鋼、柄は樫材が一般的です。
特徴:ノミの中でも最も薄い穂先を持っています。家具や建具などの加工に使用されます。
蟻ホゾ、蟻組、蟻接など薄ノミで加工しにくい箇所の削り仕上げに使用します。
規格:刃幅24mm~54mm(6mm刻み)が一般的です。
材質:刃は刃物工具鋼、柄は樫材が一般的です。
特徴:刃柄が長く、カツラ無しで、突いて使う仕上げ用です。刃の断面は、薄い二等辺三角形をした鑿で、鋭角の入隅などを加工するのに使用します。
ホゾ穴、継手などの削り仕上に使用します。
規格:刃幅24mm~54mm(6mm刻み)が一般的です。
材質:刃は刃物工具鋼、柄は樫材、紫檀、黒檀など。
特徴:穂と軸が長く、柄も長い(全長60cm以上)通常は24mm・48mmが組になっています。
深い溝や長い溝、突止まりの溝の底面を平らにする時に使用します。
規格:刃幅9mm~30mm(3mm刻み)27mmはありません。
材質:刃は刃物工具鋼、柄は樫材が一般的です。
特徴:首の部分が左官コテの鏝に似ている為、普通のノミでは手が当たって使えない所でも使えます。
曲面のある穴や曲面部の加工、大工、木彫用に使用します。
規格:刃幅9mm~30mm(3mm刻み)27mmはありません。
材質:刃は刃物工具鋼、柄は樫材が一般的です。
特徴:内側が裏刃になっている形状です。
曲面のある穴や曲面部の加工、大工、木彫用に使用します。
規格:刃幅9mm~30mm(3mm刻み)27mmはありません。
材質:刃は刃物工具鋼、柄は樫材が一般的です。
特徴:外側が裏刃になっている形状です。
大工作業の細工や木彫、彫刻に最適な小型の各種ノミです。
規格:平刃6mm/9mm/12mm/15mm/24mm/30mm、丸刃6mm/9mm/15mm/24mm、キワ刃9mm、三角刃6mm、丸スクイ刃9mm/15mm、外丸刃9mm/15mm/24mm、切り出し、繰小刀、ナギナタ
材質:刃は刃物工具鋼、柄は樫材が一般的です。
特徴:通常のノミよりも全長が短く、より細かな細工や木彫りに最適です。
日本の追入ノミと同様にホゾ穴掘り、粗掘りしたホゾ穴の仕上に使用します。
規格:刃幅はインチサイズ、ミリ換算等。9mm前後から40mm前後。
材質:刃は工具鋼が一般的、柄は木製、樹脂製が一般的です。長さも各社によってまちまちです。
特徴:ハンドルは叩いて使用することもできる西洋型ノミです。柄が樹脂製なので水や湿気に強い。
また、チゼルのような剥がし作業も出来ます。剥がしの後は刃を研ぎ直してノミとして使えます。
価格が安いこともあり、最近では3本組みが良く使われます。
最近では鋸、鉋の様に替刃式が使われるようになってきました。
付属の六角レンチで刃部の取替えができます。
・止めネジを3mm六角レンチでゆるめ、刃の交換をしてください。止めネジを半分位ゆるめると刃は抜けます。
・交換するときは、切り込み側がネジ側になるように取り付けてください、切り込み以外の場所で止めると、抜け落ちやガタつきが起き危険です。
・ネジをしっかりしめてください。
前準備として『桂下げ』、『木殺し』を行います。ノミを叩く場合に桂に直接衝撃が加わると、玄能と金属同士の反発により、打撃力を充分に伝え難くなります。また、玄能と桂の衝撃により桂が潰れたり、変形してしまいます。
①桂を外します。
②柄を横にして玄能で柄の先端部を廻しながら軽く叩いて柔らかくします。
③桂を差し込んでください。柄の先端と桂の上部の間隔は2~3mm程度が適切です。
④図のように柄の先端部が桂の上にまくれ落ち、かるく凸状になるまで叩いてください。
※注意 : 玄能で叩くときには絶対に強く叩かず、柔らかく叩いてください。
①墨付けを行います。
②周囲線の2mm程内側を、刃裏を手前にして直角にノミを立て柄を叩き、堀線を入れます。
③ノミを60度傾けて、出来た切り込みに向かって叩き、掘り起こします。決してノミ先をひねらないようにしましょう。
④墨付けより広いキズを残さないように、墨付けの3~1mm手前まで、この動作を繰り返します。
⑤最後に、改めて墨付けいっぱいまで掘り崩して、穴を開けます。
・玄能で叩くときには絶対に強く叩かず、柔らかく叩いてください。
・使用の際には刃が木に刺さっている時、こじったり、ひねったりしないでください。刃先が欠けることがあります。
①砥石の面を平らにしてください。
②切刃の角度は木材の硬さにより調整します。加工する木材の硬軟や用途によって多少の違いがありますが、普通の叩いて使う切刃角度は26~30°位です。
③グラインダーを使用する時は、温度が上がって焼きが戻ることがあるので(鋼の色が変わる)、刃先に充分に水を掛けながら行ってください。
④グラインダーで研ぐ時は切刃がえぐれますので、刃先が薄くなりすぎないように注意してください。また、切刃を丸く研ぐと、切れ味が悪くなるので平らに研いでください。
⑤裏押しは、微細な仕上げ用砥石を平らにならして、刃先にやや力を入れながら押してください。
⑥使用後は刃が錆びないように水分を十分に拭取り、錆止め油等をつけて、刃先を布やケース等で巻いて保管してください。
①使い込んだノミの桂は柄を木台の上で転がしながら桂を木槌で叩いて外します。
②桂の内側のまくれを削ります。甲丸(半丸)やすりがお勧めです。
③桂を木槌でたたき込みます。
刃部:刃物用鋼
柄:天然木
かつら:鉄
サイズ:9mm・15mm・24mm
JAN:4979717453064
刃部:高級刃物鋼
柄:白樫
かつら:鉄
サイズ:写真は30mmmですが、他に3mm・6mm・9mm・12mm・15mm・18mm・21mm・24mm・36mm・42mmがあります。
JAN:4979717516738
刃部:工具鋼(硬度はHRC58±2)
グリップ:PVC(ポリ塩化ビニール)
サイズ:9mm・18mm・24mm
JAN:4979717571164
提供元:与板利器工業株式会社
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