2021年12月13日
by DCM 編集部 |
公開:2021.12.13 13:00 更新:2022.01.10 09:49
「防災への取り組みとして準備しておくべきことが知りたい」「防災と減災の違いが知りたい」と気になっているかたもいるでしょう。
普段から防災への取り組みをしておくことで、万が一、災害が起きた場合に身を守ることができます。
本記事では、防災への取り組みとして準備しておくべき7つのことを解説。また、防災と減災の違いについて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
防災への取り組みとして準備しておくべきことは7つあり、以下のとおりです。
①食料・飲料を備蓄
②防災リュックを準備
③家族会議
④家具が倒れないように固定
⑤地震・共済保険に加入
⑥自助と共助
⑦近所の人とのつながりを大切に
いつ起きるか分からない災害に備えて、防災への取り組みをしたいかたは、ぜひ参考にしてみてください。
電気や水道・ガスなどのライフラインが、災害によって止まってしまった場合に、普段から食料・飲料を備蓄しておくようにしましょう。
備蓄しておく量は、最低3日分、できれば1週間分を用意しておくといいです。水やカップ麺・レトルトごはんなどが挙げられます。
また、普段から食べている食料・飲料を備えて、古い物から順番に食べていき、無くなったら買い足すことで、賞味期限切れを防止できます。
食料や飲料・懐中電灯・常備薬・ラジオなどをまとめた、防災リュックを準備しておきましょう。
万が一、災害が起こって避難する場合でも、避難生活に必要なものが入った防災リュックを準備しておけば安心です。
防災リュックは、すぐに持ち出せるように、玄関や寝室に置いておくようにしましょう。
災害が起こる前に、家族会議を開くようにしてください。災害時の連絡手段や避難経路・避難場所の共有をしておきましょう。
また、家族の安否確認には、「災害用伝言ダイヤル(171)」や「災害用伝言板」などのサービスを利用することをおすすめします。
地震によって、家具などが倒れてきたことが原因で、家具の下敷きになったり、避難経路が塞がれて避難できなくなったりする可能性があります。
そのため、家具が倒れないように固定するようにしましょう。たとえばタンスの下にストッパーを入れたり、食器棚をL字型金具やワイヤーで壁に固定したりしてください。
災害により、住んでいる住宅が被害を受けて、自宅の補修や再建しなければならなくなったときのために、地震・共済保険に加入しておきましょう。
公的な支援金や善意による義援金だけでは、再建をするには十分な金額とはいえない場合も多くあります。
「自助」とは自分自身を守ることで、災害に備えて水や食料を備蓄したり、身の守り方を勉強しておいたりすること。
そして、「共助」とは地域や身近にいる人同士が助け合って取り組むことです。
そのため、まずは「自助」の意識を持って自分自身を守り、その上で家族や身の回りの人を助ける「共助」を意識するように心がけておきましょう。
前述した「共助」には、普段からの近所の人とのつながりが大切になります。そのため、日頃から挨拶をするなどして、災害時に助け合える関係を作っておきましょう。
また、町内会や自治会で行われる防災訓練や救護訓練・炊き出しなどに参加することで、地域の防災対策を知れるのでおすすめです。
ここまで、防災への取り組みとして準備しておくべきことを解説してきました。しかし中には、「防災と減災の違いって何?」と疑問に思っている方もいるでしょう。
そもそも防災とは、地震や水害といった自然災害や、災害による被害を未然に防ぐための備えを意味します。
災害による被害をできるだけ「ゼロ」に近づけるために、さまざまな被害を想定した取り組みを行うのです。
一方で、減災とは阪神淡路大震災から生まれた取り組みで「災害、または災害による被害は生じるもの」という考えを前提とし、その被害を最小限に抑えるための事前対策。
以上のことから、防災と減災は取り組み方に違いがあるため、間違えないように気を付けましょう。
今回は、防災への取り組みとして準備しておくべき7つのことを解説しました。
①食料・飲料を備蓄
②防災リュックを準備
③家族会議
④家具が倒れないように固定
⑤地震・共済保険に加入
⑥自助と共助
⑦近所の人とのつながりを大切に
本記事を参考に、万が一の災害に備えて、防災への取り組みをしてみてくださいね。
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