2021年10月01日
by DCM 編集部 |
公開:2021.10.01 13:50 更新:2021.10.26 08:59
日本における台風シーズンは、5月から10月までと言われています。
その中でも特に8月・9月は台風上陸の頻度が高く、警戒をより強めるべき時期です。
台風・大雨の場合は数日前から発生が予想できる分、十分な時間をもって対策することができるので、この機会に一度台風・大雨対策を知って、いざという時も万全の体制でいれるように準備をしておきましょう!
台風・大雨による災害は、その規模によっては人命にかかわるような被害が発生する可能性があります。
日頃から備えることで、突然やってくる台風・大雨情報にも素早く対応することができます。
台風・大雨対策としてできることは以下のチェックリストを確認しましょう。
台風・大雨の影響で、電気・水道・ガスなどのライフラインが止まる可能性があります。
そうなったときのために保存のきく食料や飲料水を備蓄しておくことが大切です。
目安としては家族の人数×3日分ほど。
また最近では「ローリングストック」と呼ばれる方法を取り入れる家庭が増えてきています。
ローリングストックとは、普段から備蓄として購入した食料・飲料を消費しながら買い足していくという方法で、そうすることでいざという時に賞味期限が切れていた!なんてことを回避できたり、普段から口にしておくことでお気に入りの保存食を見つけることができたりと、日頃から防災意識を高めることができます。
ローリングストックについてもっと詳しく知りたい方はこちらをチェック♪
「モデルケースで考えるローリングストックのチェックリスト」
https://mirateo.jp/recipe/7f66a108-fc47-40dd-82d5-7161a6153bc1/dictionaries
よくある防災リュックセットでも、お気に入りのたっぷり入るリュックを選んでもOK!
選ぶ際はなるべく両手が使えるようなリュックタイプを選ぶと安心です。
中には飲料や食料、ホイッスルや懐中電灯などのグッズ、マスクやティッシュペーパーなどの衛生用品、充電器などの機器など必要なものを入れておくと安心です。
入れられるだけ入れるのではなく、実際に背負ってみて重さがちょうどよいかを確認することがポイントです。
実際に災害が起きた時でもすぐに持ち出せるような場所に保管しておきましょう。
災害が発生して避難する際に、家族など大切な人との安否確認方法や集合場所などを事前に決めておきましょう。
災害時にはスマホなどで連絡が取りにくくなる可能性があるので、そうなった場合は災害用伝言ダイヤル「171」を使って、連絡を取りたい人に伝言を残したり、災害用伝言板を使って自分の電話番号を知っている人にだけ連絡したりすることができます。
いざ災害が発生した時でも落ち着いて行動をとれるように、事前に家や職場近くの避難場所や避難経路を確認しておきましょう。
災害の種類によって安全な避難場所が違うので、1か所だけではなく高所にある場所や頑丈な建物がある場所など状況に応じて避難場所を決めておくとさらに安心です。
家や職場のハザードマップを知りたい方は、国土交通省のハザードマップポータルサイトをチェックしましょう。
台風・大雨の予報が来た時に、お家をそのままにしておくのではなく、カーポートや窓に対策を実施することである程度お家を守ることができます。
台風・大雨の場合、激しい雨が降る中避難する可能性が高いので、大雨の中でも視界を確保し足元も安定した靴を履くなど身のまわりの対策や、土のう袋を使って浸水を防ぐなどお家まわりの対策・準備をしっかりとしておきましょう。
今回の記事では特に「⑤ 台風・大雨が来たときに家屋を守る対策ができているか」と「⑥ 台風・大雨対策グッズの準備ができているか」の2点について詳しく解説していきます。
台風・大雨対策として代表的な5つをご紹介していきます。
実はカーポートは、台風・大雨対策としてあらかじめ屋根板が外れやすく設計されています。
そうすることで、突風や強風が吹いた時でも骨組みだけは被害を受けずに済むというメリットがあるそうです。
とはいえ、屋根が風とともに剥がれてどこかに当たったりしないか不安…という方が多いと思います。
台風が接近する前に屋根板を外しちゃうのも手ですが、これだと結構大がかりな作業になるので、ロープや補強材を使った補強がおすすめ。
その方法はいたって簡単。
1つは防風ネットでカーポートの屋根全体を覆い、ロープでしっかりと固定するやり方、もう1つは屋根ホルダーなどの補強材を使って屋根や柱を補強するやり方です。
前者の場合、強風によって屋根が外れることがあるかもしれませんが、防風ネットのおかげでどこかに飛んで近隣や自宅への2次被害を防ぐことができます。
台風・大雨が近づくとまずは物置やガレージのシャッターを閉めることは忘れないと思います。
ただ、あまりにも強い大型の台風が来た場合は、そのパワーにシャッターが負けてしまう可能性も。
強度が心配な方は、シャッターガードなどを使ってシャッターを補強してあげましょう。
シャッターガードは工具を使わずに簡単に設置できるものもあるので、好みのものを選んで取り付けましょう。
シャッターガードを取り付けることで、台風による被害を抑えることができ、またシャッターが風に飛ばされて近隣住民とトラブルに…なんてリスクも低減させることができます。
また、シャッターがさび付いていてキーキー音がなる、レールなどに汚れが溜まっているといざという時不具合が発生したり劣化の原因になってしまうことも。
定期的なメンテナンスも忘れずに実施しましょう!
最近だと、窓にシャッターや雨戸が付いているお家も増えています。
窓にシャッターや雨戸が付いている場合は、台風・大雨が近づいていた時はぜひ使いましょう!
窓にシャッターや雨戸が付いていない場合は、窓ガラスに段ボールを貼り、その上からガムテープや養生テープなどで「米の字」に貼ってあげると簡易的に窓を補強することができます。
単純に窓に直接ガムテープや養生テープを「米の字」に貼っても、多少効果はありますがそれはあくまで飛散防止としてであって、窓が強化されたというわけではないので要注意。
「米の字」対策を取った後は、万が一窓が割れて飛散した時の為にしっかりとカーテンを閉めておきましょう。
また、窓ガラス対策として有効なアイテムに「防犯フィルム」があります。
防犯フィルムはその名の通り、窓ガラスに貼ることで泥棒が窓を割って侵入しようとした場合も窓が割れにくくなるという防犯グッズの1つです。
これを貼ることで、風に飛ばされてきたものが窓ガラスに当たってもある程度ガラスの飛散を防ぎ、穴が開くような大惨事を防ぐことができます。
台風・大雨が来ていない普段は防犯用として活躍するので一石二鳥の優れものです。
2019年に台風の影響によるタワーマンションの浸水と停電が話題になりましたが、マンションやアパートでの台風対策もとっても大切です。
特に階数の高い部屋の場合は風もさらに強くなるので、予報が出た時はまずバルコニー・ベランダに置いてある植物や物干し竿などを室内に撤去しておくことが大切です。
また、大雨の影響でバルコニー・ベランダの排水が追い付かずに浸水してしまう可能性があるので、事前にバルコニー・ベランダの排水口や溝をキレイに掃除しておくと安心です。
マンションやアパートの自転車置き場に自転車やバイクを置いている方は、強風に飛ばされないようにしっかりと固定できるようにロープなどを準備しておきましょう。
台風や大雨による水害の場合、待機中や避難時の服装を準備しておくことも大切です。
特に浸水してしまった場合は救助されるまでの時間冷たい水にさらされ、低体温症になる可能性もあるので防寒用のコートを準備しておくと安心です。
また、外に出て避難する際もできる限り雨に濡れないようにレインコートやレインブーツなどを用意しておきましょう。
レインブーツは履きなれたものを準備しておくと、いざという時も安心。
レインブーツを選ぶ際は長いものを選びがちですが、上の口がブカブカなものを履いてしまうと水が中に入り逆に歩きにくくなってしまうので、長さは気にせず足にピタッとフィットしたタイプを選ぶことをおすすめします。
また、夏場でもできる限り長袖・長ズボンを着用することで、肌の露出を抑えることができ、ガラスの破片などによるケガのリスクを減らすことができます。
先程ご紹介した「防犯フィルム」や「レインコート」などのグッズのほかに、お家への床上浸水を防ぐために「土のう袋」を用意しておくとさらに安心です。
水でふくらむ土のう袋を用意しておけば、普段はコンパクトに収納でき、使用したい時には水にひたすと勝手に膨らんでいくのでとても便利です。
また、突然の台風・大雨被害を受けた時に車にいて冠水してしまった場合、自力でドアを開けるのが大変になってしまう場合があります。
車の窓ガラスは頑丈ですので、手などではなかなか割ることができません。
そんな時に便利なグッズが「脱出ハンマー」です。
脱出ハンマーがあれば車に閉じ込められてしまった時に窓ガラスを割って脱出することができるので、念のため事前に車内に備えておくと安心です。
いかがでしたでしょうか?
台風・大雨は予報がしっかりとしているので、事前に準備ができます。
その時が来る前に対策できる部分は対策しておくと、いざという時も落ち着いて行動することができますし、被害を最小限に食い止めることができる可能性が高まります。
この機会に、防災について大切な人たちと話し合ってみてはいかがでしょうか?
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