2021年07月23日
by DCM株式会社 |
公開:2021.07.23 13:10 更新:2021.10.04 16:23
2018.11.28
ズバッと季節のお悩みに回答してくれる、藤原千秋さん連載の番外編。大掃除の前に家のメンテナンスが気になる季節ですが、ちょっとしたことなら実は簡単にDIY(というほどでもなく!)できてしまうという、住まいの修理・修繕に役立つグッズのBEST OF THE BESTをご紹介します。
一戸建てであれ、マンションであれ、「新築」状態の住まいというのは、ピカピカしていて、それは清々しいもの。白い部分は澄み、光る部分は輝き、傷もなく、穴もなく、黒ずみや、めくれや、ヒビや、剥がれなんか当然、ない!
ですが時の流れは無情です。
毎日、そこに暮らしているだけで、住まいは磨耗します。さらにさまざまな原因により汚れます。それは、家の外から入ってきたり、家の内で発生してしまったり、べっとり付着したり、固まってしまったり。
都度掃除をしていても人間のやることですから、取り残しはどうしても生じます。それがじわじわ溜まっていく。また太陽の光が届く限り、紫外線による劣化も避けられません。家電の稼動や、生活のなかで発生する湿気や、ただの気温の高低差によっても、あちこちが傷んでいきます。
加えて子どものイタズラ、危ない寝タバコ、ペットの粗相……住まいを傷める原因は枚挙にいとまがありません。
素人にはどうにもならないような内容もありますが、あまり重篤でなかったり、小さな「傷み」であれば、より酷くなってしまうまでの時間を、ペースダウンさせるという方向での「修繕」は、意外と、可能です。
感覚としては、「掃除」くらいの気軽さで。できそうなところから、ぜひ試してみてください。
経年劣化などで、ビニールクロスが継ぎ目のあたりからめくれはじめてきたら放置せず、できるだけ傷の浅い内に補修するようにしましょう。どんどん広がるのを補修で予防することができます。
周囲を住居用中性洗剤や消毒用エタノールで拭き、汚れを落としたのち、めくれや破れ部分に「クロス専用のり」や「かべシール」を挿し入れて均一に塗ります。へらなどで余計なのり成分を剥いだあとローラーで押さえて密着させます。ビニールクロスは意外と弾力があるので、押さえは長めに。
クロス補修の貼る、うめる、塗る を簡単にキレイにできるツールセット。クロスのはがれた箇所に別売の「クロス専用のり」を付属のハケで薄く伸ばし、ローラーですきま方向へ押しながら、密着させる。
クロスのすきま、柱と壁、天井まわりのすきまの充てんに使える壁紙補修剤。水性アクリル樹脂系シーリング材で使いやすい。硬化後は上から塗料ものる。画鋲穴の補修にも使える。
住居用中性洗剤で汚れをオフして乾かしたのち、「木部の穴埋め剤」や「パテ」で穴や傷を覆います。余計な部分は拭き取って仕上げます。本体に似た色のものを選ぶと目立ちません。
化粧板や柱にできた小さな穴やすきまに注入するだけでワンタッチで補修できる。水性で火気及び毒性の心配がなく、施工後の塗装も可能です(24時間以降)。色:白木色、オーク、アンバー。
消毒用エタノールで周囲の汚れをオフしたのち、「畳補修シート」で覆って隠します。あとが小さい場合には、過酸化水素水で焦げの色素を薄める方法もあります。
畳やゴザのコゲ・破れ補修に。補修あとが目立たない畳もよう。サイズ:0.1mm×50mm×100mm
溝部分に溜まった汚れを、ベンジンや消毒用エタノールなどで拭き取り、しっかり乾かします。市販の「敷居すべり」ののり部分を温め、つよく引っ張りながら貼り込みます。補修が必要なほどの敷居は傷んでいることが多いので、ささくれなどのトゲを手に刺さないよう注意しましょう。
建具を1/3の力で軽快に動かすことができる、敷居スベリ。敷居の溝幅18mm用。木目柄の仕上げで目立たない。敷居の減りは木材より少なく、8倍以上長持ちする。
※ご購入はDCMのお店へ。
水拭きで落ちない落書きは、まず水で濡らしたメラミンスポンジでこすってみます。それでも落ちない場合には、マニキュアリムーバーを少量コットンに含ませたものでこすってみます。
貼られて時間の経っていないシールであれば、ドライヤーで温め、のりを緩めてへらなどで剥がす方法もありますが、強固な場合は「シールはがし」の溶剤を含ませ、のりを溶かして剥がすようにします。
下地にやさしく、使いやすいスプレータイプのシール、ステッカーはがし。紙にすばやく浸透しはがし易くする。はがすのに適した専用ヘラ付。
このような、たとえ簡単な内容でも、自分自身で傷んだ部分の「修繕」に携わってみると、普段の暮らしや掃除の際にも、そこを注意するようになります。何気ない習慣や、ちょっとした動作のあるなしでもその部分の傷み方が変わってくることに気づくはず。
日々、雨風をしのいでくれるだけでも、本来ならありがたいはずの、この住まい。できるだけ、大事に使いたいものですね。
藤原千秋
大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆。現在は企画、広告、商品開発アドバイザーなど多様な業務に携わる。TV「マツコの知らない世界」に1000個の掃除グッズを試した主婦として出演も。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』など。
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