2021年03月12日
by ネスレ日本株式会社 |
公開:2021.03.12 00:00 更新:2021.10.04 16:23
日本テリアのサイズ、性格、必要とされる運動量などの特徴、起源など、詳細データを解説いたします。
※FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)のデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は目安です。あらかじめご了承ください。
日本で改良されたかわいらしい、唯一のテリアグループの犬種です。1700年代にオランダから渡来したスムース・フォックス・テリアを基礎に、トイ・マンチェスター・テリアやイタリアン・グレイ・ハウンドなどを交配し、それをさらに改良し、日本テリアの祖先が誕生しました。手入れはいたって簡単ですが、寒さに弱いので、冬は犬用の洋服などがあるといいでしょう。
■旅行・移動に対応する適応力:高め
■留守に対する適応力:中程度
■子どもに対する適応力:中程度
飼い主家族といるときには活発で明るいのですが、いざ、見知らぬ人の前に出ると、かなり臆病な面があります。自分の興味のないことには、一切対応しないので、トレーニングをどのようにこなしていくかが難しいでしょう。遊びを交えながら上手に教えていきましょう。とても賢くて要領がいいので、主人の気を損ねない、最低限のご機嫌取りと最低限のトレーニングはすぐに覚えてくれます。
超小型なので、運動量はそれほど必要ありません。しかし、わがままな面もあるので、精神的トレーニングが必要です。そのためには屋外へ出かけることが必要です。散歩は、ほかの犬や人とのふれあいで社会性を学んだり、屋外の匂いや風を感じて感受性を高めたり、ストレスの発散にも重要です。10分程度の散歩を毎日2回くらいが理想的です。
■原産国:日本
■犬種分類:テリア
■色・模様:頭部はブラック、タン、ホワイトの3色、身体はホワイトにブラックの斑点やタンのマーキング
■毛質・毛の長さ:ショート/スムース(短毛)
■抜け毛:少なめ
■サイズ:超小型
■目安となる体高・体重
体高:約30~33cm、体重:5kg前後
■一日に必要な散歩量:少なめ
■活発度:少なめ
好発する疾患には、皮膚病、関節疾患があります。また、身体が華奢なので、室内でも高い場所からのジャンプや、屋外での思わぬ事故からの骨折などには注意が必要です。
歴史についてはっきりしたことは不明ですが、1700年代にオランダから渡来したスムース・フォックス・テリアが原型になっていて、トイ・マンチェスター・テリアやイタリアン・グレイ・ハウンド、今では存在しないトイ・ブル・テリアなどの血も導入されたのではないかと考えられています。それをさらに改良し、日本テリアの基礎が誕生しました。1920年からは繁殖も管理されるようになり、1930年ころには日本テリアが固定されました。このころ、日本テリアの人気は急上昇で、一大ブームが巻き起こりました。しかし、第二次世界大戦とともに激減し、絶滅の危機に陥りました。何とか愛犬家の努力により、絶滅は免れましたが、現在も登録犬数はそれほど伸びていません。
頭部スカルは平らで、ほどよく狭く、ストップはあまりはっきりしていません。鼻の色は黒色で、歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はほどよい大きさの楕円形で、色は暗褐色です。耳は付け根の位置が高く、小さなV字型で、前方に垂れています。胴体はキ甲が高く、背は短く、たるみはありません。尾はほどよく細くなっています。前脚はまっすぐで、後肢は大腿が発達し、膝関節がほどよい角度で曲がっています。
提供元:ネスレ日本株式会社
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