2021年07月22日
by DCM株式会社 |
公開:2021.07.22 17:10 更新:2021.10.04 16:23
洗面所に足を踏み入れると、嫌な臭いがすることがあります。また、洗面台の掃除をしているはずなのに、なかなか臭いが取れないということもよくあります。洗面所の臭いの原因はさまざまなものがあるので、洗面台の掃除をしても臭いが取れないときは、思いもよらない場所に原因があるかもしれません。そこで、洗面所の臭いの原因になりやすいチェックポイントをご紹介します。洗面所が臭うときの原因を突き止めて、原因に合った対策を行えば、気になっていた臭いが解決するでしょう。
洗面所が臭うと感じるときは、主に以下のような原因が考えられます。
洗面台はヘアメイクをしたり歯磨きをしたりして、さまざまな汚れやゴミが出る場所です。洗面ボウルを汚れたままにしておくと、ぬめりやカビが発生して臭いの原因になることがあります。
洗面台には汚れや髪の毛を受け止めるためのゴミ受けがありますが、ゴミ受けの掃除も頻繁に行わないと臭いの原因になります。ゴミ受けの周りはぬめりや雑菌が付きやすい場所なので、適度な掃除が必要です。
一般的な家庭の洗面台の下には収納が設けられています。収納スペースの周りには排水パイプがありますが、排水パイプにひびが入っていると下水の臭いがひびの間から臭うことがあります。また、排水パイプと床をつなぐ防臭パーツの緩みも臭いが発生する原因になりやすいので注意が必要です。
洗面所に洗濯機を設置する場所があるときは、洗濯機の排水口が臭いの原因になっていることがあります。また、洗面所のタオルが汚れているときもタオルが臭うときがあります。洗面所が脱衣所を兼ねているときは、バスマットが臭いの原因になることもあるでしょう。洗面台で考えられる原因を全て解決したにもかかわらず臭うときは、洗面所以外の場所を疑ってみることも必要です。
一般的に洗面台の排水パイプはS字形になっていて、水をためて虫や臭いが上がってくるのを防ぐ役割があります。排水パイプの中の水がなくなると、下水の臭いが上がってきて洗面所が臭くなることがあります。
洗面ボウルには、人の皮脂や化粧品や整髪料などの油汚れ、水垢、石鹸カスなど、あらゆる汚れが付いています。汚れは通常、酸性とアルカリ性に分けられますが、洗面ボウルには酸性の汚れもアルカリ性の汚れも付きやすいので、どちらの汚れにも対応できる掃除方法が必要です。
洗面ボウルには、人の皮脂や化粧品や整髪料などの油汚れ、水垢、石鹸カスなど、あらゆる汚れが付いています。汚れは通常、酸性とアルカリ性に分けられますが、洗面ボウルには酸性の汚れもアルカリ性の汚れも付きやすいので、どちらの汚れにも対応できる掃除方法が必要です。
汚れを放っておくと雑菌が発生して、ぬめりや臭いの原因になります。洗面ボウルを掃除するときは、酸性とアルカリ性のどちらの汚れにも効果的な、アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を使うことをおすすめします。
・重曹
・クエン酸
・水
・スプレーボトル
・ラップ
・雑巾やふきん
・スポンジ
・ゴム手袋
1. 水200mLにクエン酸小さじ1杯を入れてよく混ぜてスプレーボトルに入れ、「クエン酸スプレー」を作る。
2.洗面ボウル全体にクエン酸スプレーを吹き付ける。
3.クエン酸スプレーをかけた場所にラップをかけて2~3分放置し、汚れを浮かせる。
4.ラップをはずして黒ずみが取れていないときは、重曹を振りかける。
5.水を含ませて軽くしぼったスポンジで汚れをやさしくこする。
6.乾いた雑巾やふきんで水分を拭きとる。
水垢は水道水に含まれるミネラルが空気に反応してできたものです。掃除が終わった後、水分を拭き取っておかないと新たな水垢を作ってしまう原因になります。最後は乾拭きできれいに水分を拭き取りましょう。また、重曹やクエン酸は肌が弱い人は反応してしまうことがあります。ゴム手袋を着用して掃除しましょう。
洗面台に流れたゴミや髪の毛を受け止めるためのゴミ受けや排水口は汚れが付きやすい場所です。臭いの原因となる雑菌が付きやすい場所なので、こまめな掃除が必要になります。排水口のぬめりや汚れを取るために、アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を混ぜて使いましょう。重曹とクエン酸を混ぜて水をかけると、二酸化炭素になって発泡します。発泡してできた泡が汚れに密着し、汚れを緩ませて落としやすくしてくれます。
・重曹
・クエン酸
・水
・歯ブラシ
・雑巾やふきん
1.ゴミ受けのゴミや髪の毛を取り除く。
2.ゴミ受けに付いたぬめりや汚れを歯ブラシでかき出す。
3.ゴミ受けを戻し、重曹を粉のまま排水口を覆うように振りかける。
4.クエン酸を粉のまま重曹の上に同量振りかける。
5.水を少しずつかける。
6.もこもことした泡が発生し始めたら5~20分程度放置する。
7.水を流して泡を洗い流す。
8.ゴミ受けや排水口に汚れが残っているときは、軽くこすって落とす。
9.排水口周りを雑巾やふきんで乾拭きする。
重曹とクエン酸に水をかけるときは、水を少しずつかけるのがポイントです。一気に大量の水を流してしまうと、重曹とクエン酸が勢いよく流れ落ちてしまうので注意しましょう。排水口も水垢が発生しやすい場所です。日ごろから手が届く範囲で水分を取っておくと水垢の予防になります。
洗面台の下の収納を開けると排水パイプがあります。排水パイプにひびが入っていたり穴が開いていたりするときは破損したものを交換するしか方法はありません。自分で交換すると失敗することが多いので、専門の修理業者に依頼するのがおすすめです。
排水パイプと床をつなぐ部分には、隙間ができないように「防臭ゴム」が付けられています。洗面台の下のスペースに物を収納するときに防臭パッキンがずれたり、経年劣化で緩んでしまったりすることがあります。排水パイプと防臭ゴムの間に隙間があるときは臭いが発生しやすいので注意しましょう。
何らかの原因で、初めから隙間を埋めるための防臭ゴムが取り付けられていない場合があります。そのようなときは自分で防臭ゴムを付けるのがおすすめです。また、防臭ゴムが劣化して、排水パイプの間に隙間が生じているものもあります。そのようなときは防臭ゴムを取り替えることで臭いがなくなるでしょう。
排水パイプの根元部分に白い排水プレートが付いていることがあります。排水プレートが付いているときは、排水プレートを一度取り外してから防臭ゴムを取り付け、最後に排水プレートを元の場所に戻します。防臭ゴムにはいろいろなサイズがあるので、排水パイプの口径を測ってから購入することが大切です。
排水パイプと床の間に隙間があるときは、パテを利用するのもおすすめです。隙間周りのゴミや汚れを雑巾などできれいに取り除き、よく乾かしてからパテを隙間の形に合わせて造形し、隙間に貼っていきます。パテを上から軽く押さえつけて、表面をならせば隙間が埋まります。
耐水性の補修テープもパテと同様の働きをします。手が汚れず貼りやすいので初心者にもおすすめです。隙間周りのゴミや汚れをよく取り除いてよく乾かしたら、補修テープを貼るだけで作業が完了します。
洗面所が臭いと感じるときは、洗面ボウル、排水口、洗面台の下などに鼻を近づけて、臭いの原因がどこから発生しているかをチェックします。洗面台や洗面台の下に臭いがないときは、以下の場所を疑ってみましょう。
洗面所に洗濯機があるときは、洗濯機が臭いの原因になることもあります。洗濯機周りから嫌な臭いがするときは、洗濯機の排水口をチェックしてみましょう。洗濯機の排水溝周りから臭いがするときは、排水口の周りにたまったゴミや髪の毛を取り除きます。排水トラップに水がたまっていないときは、臭いが上がってくることがあるので、少量の水を入れることで解決できます。洗濯機の排水口を掃除するときは、洗面台の排水口と同様、重曹とクエン酸を振りかけ、少量の水を流して発泡させて汚れを落としましょう。
洗面所に置くタオルやバスマットが臭いの原因になることもあります。洗面所の布製品が臭うときは、洗濯物が生乾きだったときや、洗濯槽の掃除を行っていないときです。タオルやバスマットの臭いが気になるときは、洗濯槽をお手入れしたり、洗濯物を完全に乾かしたりすることで対策できます。また、一度タオルやバスマットに臭いがつくとなかなか取れないこともあります。洗濯槽を掃除してもタオルやバスマットが臭うときは、煮洗いをしたり漂白剤を使ったりすると汚れが取れやすくなるのでおすすめです。
排水トラップの水不足で臭いが発生することがありますが、水道管の中はチェックしにくい場所です。洗面台の排水口の掃除をしたのに臭いがするときや、洗面台の下から臭いが発生しているときは、排水トラップの水不足を疑いましょう。旅行などで家を空けて洗面台を使っていないときや、洗面台に勢いよく大量の水を流したときは排水トラップの水が不足しやすくなります。
また、引っ越したばかりのときも長期間水を流していなかったことが原因で、嫌な臭いを発することがあります。排水トラップに水が不足しているときは洗面台に水を流すことで解決するので、蛇口をひねって排水トラップに水をためましょう。
洗面所で嫌な臭いを発生させないためには、日ごろから予防や対策を行っておきましょう。さまざまな予防対策があるので、洗面所の臭いに合った方法を選んでください。
★定期的に掃除する
洗面ボウルや洗面台の排水口は掃除をさぼると汚れが付きやすくなります。水垢や石鹸カスは汚れがたまると落ちにくくなり、雑菌が繁殖して臭いの原因になります。日ごろから定期的に掃除することが臭いの予防にもなります。
★消臭剤や芳香剤を使う
洗面所の臭いの原因がわからないときや排水パイプの交換までに時間がかかるときなどは、一時的に消臭剤や芳香剤を利用しましょう。臭いの原因を取り除くことはできませんが、臭いをやわらげることは可能です。
★排水パイプ専用のクリーナーを使う
重曹やクエン酸で掃除をしても、パイプの奥に詰まった髪の毛などが原因で汚れを取りきれないこともあります。市販の排水パイプ専用のクリーナーは髪の毛なども溶かせるものがあるのでおすすめです。ただし、塩素系の商品を使うときは、酸性のもの(酸性洗剤、クエン酸、お酢、レモンなど)と混ぜない注意が必要です。万が一、塩素系と酸素系のものが混ざってしまったときは、有毒ガスが発生して大変危険です。塩素系の商品を使うときは、単体で使いましょう。
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