2020年10月30日
by 貝印株式会社 |
公開:2020.10.30 13:10 更新:2021.10.04 16:23
肉を切る「牛刀」として発達してきた、日本の洋包丁。
いまでは、切る・むく・きざむなど広範囲に使われる包丁へと進化しています。
日本へ洋包丁が輸入されたのは、明治時代前後。
日本初の西洋料理店が開店するなど、肉を切り分ける必要が生まれたことに始まります。
洋包丁は元々肉を切ることを目的として発達してきたので、和包丁のような繊細な切り方ではなく「切断」という言葉がふさわしい切り方をする包丁でした。
それが、いまでは牛刀1本で、切る・むく・きざむなど広範囲に使われています。
和包丁と洋包丁の利点を組み合わせた日本の洋包丁。
肉、魚介、野菜と広範囲に活用できます。
刃渡りは240~400mmと幅があり、長めのものは肉を切るのにちょうど良い包丁です。
一般的に、ナイフやシェフズナイフと呼ばれています。刃渡りは100mm以下と短く、手持ちでの作業や細かい切り方に適しています。
日常の料理ならペティナイフで多くに応用が効くでしょう。
パンを切る専用ナイフです。
刃には縦の溝と扇状のギザギザが付いています。
肉屋で使用するナイフ。
長くて頑丈な刃が付いているのが特徴で、肉を薄く切ったり関節を切り離したりするのに用います。
カキの殻をむく専用ナイフ。
太い刃を差し込んで貝殻をあける際の安全のために、つばが付いています。
魚屋で使用するナイフ。
刃が硬く重い包丁なので、魚の中骨をたたき切り、尾と頭を切り分けることができます。
グレープフルーツをくりぬくナイフ。
刃が湾曲し、両端にノコ歯状の刃が付いており、グレープフルーツやメロンの中身がくりぬけます。
骨付き生肉から骨を取り除くナイフ。
刃は細身で硬く、峰の部分は厚くなっており、複雑な骨のまわりを切るために切っ先は鋭利になっています。
栗専用ナイフ。
カギ状の小さな刃で栗の破裂を防ぐために切れ目を入れることができます。
肉や魚を切るための長いナイフ。
素材を非常に薄くスライスするために刃は細長くしなやかです。
冷凍食品など非常に硬く冷たいものを切るためのナイフ。
刃がノコギリと同様のノコ歯状になっており、前後に動かしながら切っていきます。
中華包丁はその四角い形状も独特ですが、大きな特徴となっているのが重さです。
この重さを利用し、落として切る・たたく・つぶすなど、何通りもの使用法があります。
提供元:貝印株式会社
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