2021年11月15日
by DCM 編集部 |
公開:2021.11.15 17:00 更新:2021.12.20 07:59
ガーデニングの資格には多くの種類があり、国家資格から民間資格まであわせて10種類以上あります。
多くの資格があるので、
「就活で活かせるガーデニングの資格はないかな」
「自分の庭をもっと華やかにするのに、いい資格はないかな」
と悩んでいるかたも多いのではないでしょうか。
この記事では、仕事や趣味で活かせるガーデニング関連の資格と特徴について紹介します。
趣味の延長でガーデニングの知識を身につけたい方も、ガーデニング関係の仕事で活かしたい方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ガーデニングの資格は、多くあります。主な民間資格だけでも10種類近くあり、さらに仕事に活かせる国家資格もあるのです。
ここではガーデニング資格の種類と取得方法についてまとめました。これから資格を取得したいかたは、ぜひ参考にしてみてください。
ガーデニング資格には、業界団体など民間組織が認定する民間資格と、国が認定する国家資格があります。
ガーデニング資格で、多くのかたが認識しているのが民間資格です。民間資格は、仕事に活かす資格として取得するかたもいますが、趣味の延長として取得するかたも多くいます。
花に関する知識だけではなく、肥料やデザインなど多岐に渡るので、ガーデニング知識を広げるのに役立つのです。
国家資格は民間資格と比べて、仕事に結びつくのが魅力です。取得が大変な国家資格もありますが、就職活動をする際に大きなアピールポイントになります。
民間資格は、通信教育で取得できるものも数多くあります。費用や難易度は資格によってさまざまなので、自分の取得したい資格について事前に調べておくことが重要です。
通信教育の資格は手軽に始められるのが魅力ですが、資格によっては、一定の実務経験や学歴などの条件を要することもあります。
「国家資格」は社会的評価が高い傾向にあるため、就職活動でもアピールできます。これからガーデニング関連の仕事に就きたい方は、積極的に取得を目指すとよいでしょう。
また、仕事にもすぐに活かせることから、企業側が資格取得を支援する取り組みもあります。
ここでは就活で活かせるガーデニングの国家資格を3つ紹介します。自分がどのような仕事に就きたいのかを念頭に置いて、参考にしてみてください。
造園施工管理技士は国土交通大臣指定機関が実施する国家試験に合格することで取得できる資格で、1級と2級に分かれています。
公共施設の庭や公園などの大規模な造園工事の際に、デザインの設計や監督を務めるために必要な資格です。
インターネットで申し込み可能で、大学を卒業しているなどの受験条件があります。造園業に勤めたいかたにおすすめの資格です。
園芸装飾技能士は、都道府県職業能力開発協会が実施している国家試験に合格することで取得できる資格で、1〜3級まであります。
オフィスやお店などの観賞用植物で快適な空間を演出したり管理したりする際に役立つ資格です。
受験するには一定の実務経験が必要で、出題内容は幅広いガーデニングの知識が求められます。園芸会社や造園業、ホームセンターの園芸コーナーでも活躍する資格です。
フラワー装飾技能士は厚生労働省が主催している国家試験に合格することで取得できる資格で、1〜3級まであります。
パーティーや葬儀で欠かせない、生花を用いた装飾を行うプロフェッショナルとして、デザイン性や色彩感覚が求められる試験です。
試験は学科試験と実技試験があり、1級と2級は一定の実務経験も必要なため、園芸店などで経験を積みながら取得を目指すとよいでしょう。
民間資格にも、国家資格同様に仕事で活かせる資格が数多くあります。ガーデニング関連の仕事をしたいかたは、どの資格が活かせるかチェックしておきましょう。
また、民間資格は、「ガーデニングの知識を深めたい」「自分の家の庭を華やかにしたい」といった趣味の延長として、知識や技術を深めるために資格を取得するのもおすすめです。
ここではガーデニングで活かせる民間資格を9つ紹介します。
ガーデニングアドバイザーは、日本生活環境支援協会が主催している民間資格です。ガーデニングの基礎知識や設計や施工、花木の種類などが出題されます。
近頃は自宅でも手軽に行えるガーデニングが注目されているため、家庭菜園などで活かせる資格です。
必要な受験資格はなく、資格取得後は園芸インストラクターや園芸の講師などが目指せます。
ガーデンコーディネーターは、日本園芸協会が主催している民間資格です。テキストとDVDによる通信講座を進め、課題を提出して合格したかたが認定されます。
庭全体の構造や給水エリアなども考慮しながら、植物をどのように配置するか決めたり、独創性やバランスがよい空間を演出する能力が求められます。受験資格は必要なく、誰でも受験できます。
ガーデンコンシェルジュは、一般社団法人 日本能力教育促進協会(JAFA)が主催している民間資格です。講座を受講したあと在宅で試験を行い、合格者が認定されます。
植物栽培における、土の種類や肥料の与えかた、水やりの頻度などの正しいガーデニングの知識が求められます。
ワークショップを開催したり、出張でガーデニングを作ったりといった仕事をしたいかたにおすすめです。
園芸インストラクターは、日本インストラクター技術協会(JIA)が主催している民間資格です。インターネットで申し込み、在宅で試験ができます。
ガーデン図面の製図方法や設計や施工など、幅広いガーデンデザインの知識が求められます。試験は2ヶ月に1回、偶数月に行われており、試験料も1万円と安いのが魅力です。
グリーンアドバイザーは、植物の育て方の知識やガーデニングの魅力を伝えられるかたに認定される称号で、公益社団法人 日本家庭園芸普及協会が認定しています。
インターネットの動画講習を経て筆記試験に合格すれば認定され、受験資格も必要ないため取得しやすい資格です。
資格取得後は、協会主催のイベントやセミナーにも参加でき、情報交換ができます。
一般財団法人日本園芸協会が主催している民間資格で、庭園デザインの基礎知識から設計図の書き方などが求められます。
送られてくるテキストを読んで在宅で課題を提出し、合格することで認定されます。
資格を取得すると設計図を描けるようになるだけでなく、見積書や仕様書の書き方などの知識も身につくため、仕事にも活かせる民間資格です。
日本園芸協会が主催している民間資格で、庭木を管理するための手入れや肥料などに関する知識と技能が求められます。通信講座を修了したあと、課題を提出してクリアすれば認定されます。
就職で有利になる資格ではなく、趣味の延長で取得されるかたが多いようです。しかし、果樹や生垣などの樹木に関する知識も身につけられるため、造園業でも持っていて損はないでしょう。
ガーデンデザイナー認定制度は、日本ガーデンデザイナー協会が実施している認定試験です。
申し込むと教科書や問題集が送られ、筆記試験と提出した図面によって合否が決まります。
植物に関する幅広い知識と図面設計やデザイン力が問われます。受験条件はなく、誰でも受験可能です。
公共施設の公園や緑地などで庭を設計する知識が身につき、造園会社などで役立ちます。
公益社団法人 日本フラワーデザイナー協会が主催している民間資格で、1〜3級まであります。花文化の普及を目的に設立され、50年以上の歴史のある資格です。
フラワーアレンジメントや花束の製作、イベントの装花に関わる知識が身につきます。
受験資格としてNFD公認校のスクールに入学し、必要な履修単位を認定しなければなりませんが、3級の受験は単位不要です。
ガーデニングの資格は、広く仕事に活かせる資格です。就職時のメリットだけではなく、副業的にガーデニングの事業を行う際にも活かせます。
また、幅広い知識が身につけられるので、仕事だけではなく、ガーデニングのクオリティを一層高めたいかたにもおすすめです。
ガーデニングの国家資格を取ることで、履歴書に書いて就活にも活かせます。また、民間資格であっても、アドバイザーやコンシェルジュの資格を取得し、園芸教室を開いたりワークショップを開催したりするのもよいでしょう。
ガーデニングの設計やデザインを学ぶことで、大規模な公園や庭園などの仕事にも活かせます。
実務経験が必要なものもありますが、造園会社や建築会社で重宝される資格がたくさんあるため、積極的に取得を目指してみてください。
ガーデニングの資格は趣味の延長で取得するかたもたくさんいます。
「自分の庭を豪華にしたい」
「お花が好きでフラワーアレンジメントを学びたい」
といった目的で取得するかたなど、幅広い層のかたが取得している資格です。
資格を取得することで、独学よりも専門的な知識を深められるため、自分のガーデニングの完成度がさらに高まります。
今では在宅で取得できる資格も多いため、無理なく自身のペースで取得できます。本業が忙しいかたも、少しずつ勉強しながら取得を目指してみてくださいね。
ガーデニングの資格として、国家資格と民間資格をあわせて、12種類のガーデニング資格を紹介しました。
デザインや設計、フラワーアレンジメントなど資格の種類はさまざまなので、自分の目的に合った資格選びが大切です。
資格を取得することで、より専門的な知識や技術が身につけられるため、仕事はもちろん、趣味でガーデニングを楽しむ場合も活かせます。
自身の目的や学びたい資格を選び、ガーデニングを楽しんでみてくださいね。
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