キャベツの栽培方法

サラダに炒めもの、スープなどさまざまな料理に使える万能野菜。
定番の緑色以外にも紫キャベツや近年は形が変わったものなどさまざまな品種が出ているキャベツ。
春にももちろん栽培できますが、害虫被害に合うことが多いので秋冬作がおすすめです。
害虫対策をしておおきなキャベツの収穫を目指しましょう。

★キャベツの基本情報

●栽培データ

科名：アブラナ科

連作障害：あり（２〜３年あける）

スタート方法：苗からがおすすめ（タネもOK）

収穫まで：約３ヶ月

土壌酸度：ｐH６．０〜６．５

病害虫：アブラムシ、青虫、べと病、菌核病など

●栽培スペース

※２列植えの場合は　畝幅８０cm、列間５０〜６０ｃｍ

●栽培カレンダー

目安です。地域や天候により異なります。

●株のサイズ

幅５０〜６０ｃｍ，高さ３０〜４０ｃｍくらいまで育ちます。

●土づくり

植え付けの１〜２周間前までに、土壌酸度計を使用して土壌酸度を計測し、苦土石灰をまいておきましょう。

植え付けの当日に元肥を溝施肥で施します。

①中心に深さ・幅30cmほどの溝を掘ります。

堆肥３L／㎡、化成肥料１００g／㎡をまんべんなく入れます。

②耕作鍬やコンパクト耕作鍬で土を戻します。

③畝高１５cm程度の畝をたてます。

④耕作鍬やコンパクト耕作鍬の耳で土の表面で軽く均します。

★育て方

●植え付け

マルチシートを張った畝の場合は、マルチ穴あけ簡単器などでマルチシートのに穴を開けます。

その後、苗植え穴掘り器で植え付け穴を掘ります。

ハス口を外したジョウロで植え付け穴に水を注ぎ、水が引いたら苗を植え付けます。

苗は人差し指と中指で挟み、ポットを逆さにして取り出します。

根を崩さないように慎重に植え付け穴に苗を植えます。

苗植え穴掘り器の土を株元に戻し、軽く押さえます。

最後にハスを付けたジョウロで水をやります。

●防虫対策

キャベツは害虫が付きやすい野菜です。

防虫ネットや虫取りシートイエローなどで害虫対策をしましょう。

●追肥・土寄せ

植え付け後２週間後から、２週に一度、化成肥料を３０g／㎡を追肥し、土寄せします。

●収穫

キャベツの球の上部を手で触ってみて、硬く締まってきていたら収穫時期です。

外葉を１・２枚つけて収穫鋸で収穫します。

★取り遅れは裂球のもと★

収穫が遅れると球の内部の葉が成長して結球が進みすぎ、球が割れてしまいます。（裂球）

食べられますが味が悪くなるため収穫期は速やかに収穫しましょう。

提供元：畑サイクル

http://product.takagi-plc.co.jp/hata-cycle/