2021年06月07日

壁紙の貼り方(補修や貼り替えのコツ)

by DCM株式会社

公開:2021.06.07 19:10 更新:2021.10.04 16:23

やってみよう!

①ローラー

②スポンジ

③ヘラ

④カッター

⑤ハサミ

⑥なでバケ

⑦カット定規

古い壁紙をはがす、といっても貼り替えの時には全部をはがす必要はありません。壁紙は表面の素材にかかわらず、裏に紙が裏打ちされて2層になっているので、表面の紙だけをはがし、下の紙は残して新しい壁紙の下地にすればいいのです。簡単・きれいにはがすコツはすみの部分からめくっていくこと。もし表面の紙の一部が残った時は、ヘラなどではがす処理が必要。また下地の一部がはがれた場合には、はがし剤でその紙もはがしてしまいます。

ビニール壁紙がはがれにくい時は、ドライヤーで温めるとはがれやすくなります。はがれ残った部分はストリップナイフを使って下から上へはがします。上手にはがしたあとには裏紙が残り、これが新しい壁紙を貼る時の下地になります。

紙製の壁紙がはがれにくい時は、厚めのあて木にサンドペーパーを巻いて、古い壁紙の上からこすり、水分の吸収性を良くします。その上からぬるま湯に中性洗剤を加えたものをスポンジに含ませて、表面を叩くようにぬらしてからはがします。

初心者は、子供部屋など失敗しても気にならないところから貼り始めるのがおすすめ。また柄のあるタイプは柄合わせが難しいので、無地に近いものを選ぶといいでしょう。

まず部屋の壁の縦横のサイズを測って面積を計算し、窓やドアの部分を差し引きます。その数値を、使用する壁紙の幅で割ると必要な壁紙の長さが算出できます。ちなみに壁紙の幅はほとんどが90cm。購入する時は、算出した長さより1割ほど余分に求めます。

床から天井まで、窓と窓の間、窓から天井の長さを測り、それぞれに両端5cmずつ合計10cmをプラスして、壁紙をカットしていきます。

①-1. 1枚目の壁紙を貼る位置に「下げ振り」を下げ、垂直に線を引きます。

①-2. 壁紙の裏にスポンジなどで水をたっぷりと付け、のりが戻るまで3~4分そのままおきます。

② 1枚目の壁紙を①で付けた線に沿って、上下に5cmほど余分をつくるように貼り付けます。

③ 撫で刷毛などを使って、中心から外側に向かって上下左右に撫で、壁紙の中に残った空気を押し出します。

④ 上下の余った部分は、ヘラなどできめ込み、定規をあててカッターで切っていきます。

⑤ 2枚目からは継ぎ目を3cmほど重ねて貼ります。右利きの人は左側に貼っていくと後で切る時に楽です。

⑥ 壁紙の継ぎ目は、重なっている中央部分に印を付け、定規をあてて2枚同時にカッターで切ります。上に重なった2枚目の壁紙と奥の1枚目の壁紙をはがします。

⑦ 継ぎ目部分を左右の壁紙がぴったりと合うようにローラーで押さえます。貼り終えてから空気が入って膨らんでいたら、針を刺して空気を出し、ローラーで押さえます。

下地の凸凹はパテ埋めをします。

壁に凸凹や亀裂がある時やベニヤなどのジョイント面は、壁紙貼りの下地用パテを使って表面を平らにしておきます。

壁のスイッチやコンセントのプレートは外しておきます。

壁紙を貼る前にプレートはあらかじめ外しておきます。貼り終わった壁紙の上から指でプレートの位置を確認し、×印に切り込みを入れて四角く切り抜き、プレートを取り付けます。

外せない障害物は…

取り外しできない障害物は、壁紙の障害物部分に縦の切り込みを入れて通し、形に合わせて切り込みを入れ、余分を切ります。

塗装してある壁は下地処理をします。

壁が化粧合板だったり塗装してある場合には、下地処理が必要。180番くらいのサンドペーパーで表面をこすり、下地用パテか下地用コンシーラーを塗って、よく乾燥させます。

マスキングテープを利用。

天井際・ドア枠などのりが付きそうなところは、あらかじめマスキングしておきます。

壁紙の角がめくれたりはがれたりしたら、まずは壁紙の裏面をチェック。裏紙が紙なら木工用接着剤で接着することができますが、もしビニールなら塩化ビニール用の接着剤が必要です。

① 壁紙のはがれた部分の裏面や壁に残っている古い接着剤などは、新しい接着剤の付きを良くするために、布できれいに拭きとります。

② はがれやめくれの大きさに応じて、ヘラなどで接着剤を塗り、空気を押し出しながら、壁紙を貼り付けていきます。

小さな穴の場合は、穴埋め材で穴を埋めます。壁の色に合わせて、穴埋め材を選びます。ヘラで穴埋め材を平らにならします。

新しい壁紙を破れた部分より少し大きめに切り、補修箇所の上にマスキングテープで仮止めします。

その上から定規で押さえながら古い壁紙ごとカット。

切りとった部分から古い壁紙をはがし、残った新しい壁紙を補修部分にもう一度貼って、乾かします。

壁紙の素材にはビニールや紙、布(クロス)などが一般的。中でも主流のビニール素材は、汚れが簡単に落とせ、カビとり剤が使えるので清潔に保てます。布(クロス)は風合いが良く高級感もありますが、手入れが難しく、また貼る時にも技術が必要です。

■再湿壁紙(切手式)

裏面にのりが付いていて、スポンジなどで水をたっぷり付けてのりを戻して貼ります。

■のりなし壁紙

壁紙用ののりをのり刷毛で付けて貼るタイプで、プロ向けです。

■生のり加工壁紙

このタイプののりはプロ用のもので、貼る時はフィルムをはがすだけでOK。水やのりを付ける必要がないので簡単です。また貼る時に曲がったりしわができたりしても、何度でも貼り直せるので失敗がありません。

■粘着壁紙(ワッペン式)

裏面に粘着剤が塗ってあり、裏面をはがして貼るタイプです。ただし、ビニールだけで紙が裏打ちされていない、家具や小物用もあるので注意。

ローラー

カッター

なでバケ

スポンジ

ハサミ

カット

定規ヘラ

提供元:DCM株式会社

https://www.dcm-hc.co.jp/

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