2021年09月09日
by DCM株式会社 |
公開:2021.09.09 00:00 更新:2021.10.26 08:52
2018.08.22
ズバッと季節のお悩みに回答してくれる、藤原千秋さん連載の番外編。8月はもしものときに安全な防災グッズのBEST OF THE BESTをご紹介します。
「防災対策」を考えるとき、地震では揺れそのものに加え、津波や液状化を念頭に置かなければなりません。風水害等にも、ゆめゆめ気を抜くわけにいきません。
記録的と言われるほどの大雨に見舞われれば、まさかという規模で河川の氾濫や土砂崩れが生じる可能性があり、冷静かつ正確な状況判断が命運を分けると言って過言ではありません。
昨今増加している地震や突然の局地的豪雨や突風、落雷といった自然災害には、いつ、どんな場所であっても遭遇しかねないものです。果たして、「そのとき」、私たちは適切に、思い切りよく行動できるでしょうか。いざというとき家に(その場に)とどまるか、避難するか? 留まり続けられる備えは、家から持ち出すべきモノは、つねに揃えてありますか? 「そのとき」が「今」でも?
問答無用で最優先すべきは「就寝時の安全」です。なにせ「そのとき」眠っているのでは咄嗟に動けませんし、判断のしようがないのです。よって住まいの中で、もっとも安全な場所が寝室であるべきでしょう。寝ている身体を押しつぶしかねない大型の家具や、飛散して怪我のもとになるテレビなどの大型家電などは極力置かないようにするのは大前提です。
地震の際に家具の転倒を防止する突っ張りタイプの家具転倒防止伸縮棒。公的機関の振動試験(震度7相当)で転倒防止効果を実証済。設置面の面積が広く、揺れても天井と家具をしっかり固定する。サイズはS・M・Lの3サイズで、様々な取り付け範囲に対応。2本1セット。
藤原さんのここがおすすめ!
ワンルームなどの住環境でどうにもならない場合などには、最低限、転倒防止の策を講じておきましょう。こちらは設置が簡単。大きな力も要りません。女性にも扱いやすい伸縮棒です。
水分を固める凝固剤と袋の10回分セット。断水時の洋式トイレやバケツ、簡易トイレのスペア袋、ポータブルトイレなどいろんな場面で役立つ。10回分をセット。1袋で約600ccを吸水。
5回分付組立式トイレ。女性が考えた女性の為のオールインワン非常用トイレ処理セット。
非常時には下水管の割れ、ヒビやズレ、逆流などの可能性のある自宅の水洗トイレは基本的に使えなくなるという想定で備えをしておくべきでしょう。火災や建物自体の損傷がない場合、ある程度長期的に自宅避難生活を送る上でも健康、衛生に直結する簡易トイレは必須の装備です。一人1日最低でも便1回、小用5回と想定し、家族数と1週間(7日)をかけた回数分あることが理想です。
必要な量だけ注げる便利なコック付き。内部洗浄が出来るのでいつでも清潔。アウトドアやスポーツ等にもたっぷり使える20L、15L(容量)から、持ち運びがカンタンな12L、10L(容量)まで豊富なラインナップがある。
災害断水時の生活用水の確保に専用タンクを備えておきましょう。このほか、すぐに飲める飲料水(ペットボトル、一人1日最低2リットル想定)の準備はもちろんですが、生活のために水は何かと必要です。普段からタンク「目一杯」の位置までカルキ入りの水道水を詰めて備蓄しておき、のちに給水車などから水を持ち帰ることにも活用します。できれば可能な限り、備蓄水も定期的に入れ替えして水の新鮮さを保っておけるとなお良いでしょう。
ランタンにもなるLEDライト。明るく見やすい非球面レンズ。防水仕様でアウトドアにも。単三乾電池3本使用(別売)。
藤原さんのここがおすすめ!
LED(発光ダイオード)の面目躍如であるランタンライトは、ほんの数年前には存在していなかった画期的な構造をしています。防災グッズも日進月歩、最新の叡智のかたまりであると驚かされます。適切に導入しておきたいもののひとつです。
快適音質の50mm大型スピーカーを搭載。
藤原さんのここがおすすめ!
こういったグッズは「まさか自分が災害に遭うわけがない」と思っている限り準備できるものではありませんが、そんな「もしも」のときが闇の中であった場合の灯り、情報収集経路となるラジオは、正確な状況判断のため必須です。
その他、自宅避難ができなくなった際に持ち出すものとして貴重品(現金、健康保険証、パスポート、身分証明書、通帳等)や、命にかかわりかねない常備薬、お薬手帳、予備のメガネ等は常日頃からさっと持ち出せる備えをしておきたいものです。また自宅以外の出先での被災も目して、
・飲料水(500ミリペットボトル)
・携行食料(最低限、飴など)
・手ぬぐい(止血、マスクなどにも利用可)
・雨具(軽量のレインコートは冬季の防寒にも)
・生理用品(女性の場合、下着が替えられない場合の衛生対策にも)
・スマートフォンと予備バッテリー
これらは普段から持ち歩く癖をつけておきたいところです。
防災用品の難しいところは、一度万端整えても、時間の経過とともに「そのとき」必要なモノが陳腐化したり形骸化しやすい点です。つねに現在との状況と乖離しないよう、特に子どもを育てている方の場合は短いスパンでそういった変化が生じますから、気をつけなければなりません。
ある年代までは必須だった「紙おむつ」という装備が全く要らなくなることもありますし、逆に必要度が増すなど顕著な例です。また、子ども自身が避難グッズ(セット)を持って逃げることができる体格に育っている場合には個々の価値観に合わせたカスタマイズも必要になってきます。
最低年に一回、可能であれば年に2回(目安は3月と9月、防災意識の高まる時期)、防災グッズの見直しをするようにしてみてください。
近年日本のどこかで甚大な被害をもたらしている地震、風水害等、あらゆる災害の当事者に、一生を通して「絶対ならない」可能性というのは、宝くじの一等に当たる確率と比べても極めて小さいはず。
それでも無駄になったなら、それはそのほうがいいのです。
藤原千秋
大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆。現在は企画、広告、商品開発アドバイザーなど多様な業務に携わる。TV「マツコの知らない世界」に1000個の掃除グッズを試した主婦として出演も。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』など。
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