2021年03月28日
by ネスレ日本株式会社 |
公開:2021.03.28 00:00 更新:2021.10.04 16:23
ビアデッド・コリーのサイズ、性格、必要とされる運動量などの特徴、起源など、詳細データを解説いたします。
※FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)のデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は目安です。あらかじめご了承ください。
長い被毛がたなびき、顔も覆われている元気な牧羊犬です。第一次世界大戦の際には数が減少し絶滅しかけましたが、スコットランドでは一般的に農場で飼育されていたものが残っており、復活を果たしました。大きな体に似合わず、かなり活動的でいたずら好きなので、室内飼育ではそれなりのリスクも考えておく必要があります。長い被毛をきれいに維持するには、毎日のブラッシングは欠かせません。
■旅行・移動に対応する適応力:中程度
■留守に対する適応力:中程度
■子どもに対する適応力:高め
とてもエネルギッシュで、特に若いころは騒々しいほど活動的です。落ち着きが出てくると、家族思いで子どもにもとても優しく、深い愛情が満ち溢れてきます。とても甘えん坊ですが、信頼関係がしっかりできていれば、寂しくても我慢して静かに留守番もできます。状況判断能力に優れていて、愛情も過敏に感じ取るので、とてもいい家庭犬になります。
運動量は膨大です。毎日、長時間の散歩は欠かせないでしょう。最低でも60分の駆け足を取り入れた散歩を、毎日2回は行いましょう。ドッグランなどの安全な広場があれば、自由に走り回って遊べる運動ができることが理想的です。近所に適した場所がなければ、散歩コースで、一緒にジョギングなどをしてみましょう。
■原産国:イギリス(スコットランド)
■犬種分類:牧羊・牧畜犬
■色・模様:スレート・グレー、赤みがかったフォーン、ブラック、ブルー、さまざまな色合いのグレー、ブラウン、サンディ
■毛質・毛の長さ:ロングコート(長毛)
■抜け毛:多め
■サイズ:中型~大型
■目安となる体高・体重
体高:雄(オス)53~56cm・雌(メス)51~53cm、体重:18~27kg
■一日に必要な散歩量:多め
■活発度:高め
遺伝的に、顔面に膿瘍やかさぶたを伴う皮膚炎が発生し、重度になると全身性になる自己免疫性疾患の落葉状天疱瘡、網膜が萎縮して動かなくなる汎進行性網膜萎縮などが好発します。ほかにも遺伝性肘脱臼や白内障、角膜変性症などがあります。
1514年、スコットランドに3頭のポリッシュ・ローランド・シープドッグが連れてこられました。ビアデッド・コリーの基礎となった犬は、この3頭から誕生したと考えられています。ビアデッドは「あごひげ、ひげのある、長いひげ」を意味しています。何世紀にも渡ってスコットランドで牧羊犬として働いてきました。1912年にスコットランドのエジンバラでビアデッド・コリー協会が設立されましたが、第一次世界大戦の際にやむなく解散してしまいました。その後、数が減少しましたが、スコットランドでは一般的に農場で飼育されていました。1940年代以降、世界に紹介され、1979年にUKC(ユナイテッド・ケンネル・クラブ)によって公認されました。
スカルは幅広く、頂が平らで、スクエア(四角)っぽく、ストップからオクシパット(後頭部)までの長さと、両耳の開口部までの長さが同じです。ストップのくぼみは適度で、鼻の色は一般的に黒色で、毛色がブルーとブラウンの場合はそれに準じ、唇と目縁の色素は鼻の色に準じます。
目は大きく、色は毛色と調和しています。耳は中くらいの大きさで、垂れています。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトで、上下の切歯の端と端がきっちりと咬み合うレベル・バイト許容されますが、好ましくありません。胴体は背は水平で、肋骨は張っていますが、樽のように丸くはありません。尾は付け根の位置が低く、豊かな被毛に覆われています。前脚はまっすぐで、頑丈な骨をもちます。後肢は筋骨たくましく、飛節の位置は低くなっています。
提供元:ネスレ日本株式会社
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