2021年11月15日
by DCM 編集部 |
公開:2021.11.15 04:00 更新:2021.12.13 08:20
キャンプをこれから始めようというかたにとっても、ある程度慣れてきたかたにとっても、キャンプ場で食べる料理は格別です。
材料や道具を工夫して料理ができた時の感動は、キャンプ場でしか味わえません。その一方で、キャンプ場での調理にはある程度のスタイルはあっても、正解はないのが現実です。
そのため、「こんな料理が作りたい!」という思いがあっても、どのような調理器具を揃えたらいいのか悩んでしまうこともあります。
今回は、キャンプの熟練度別に、揃えておきたい調理器具9選を紹介。選ぶべき調理器具を初心者から熟練者までカバーしています。
調理器具の選択に悩んでいるキャンパーは参考にしてみてくださいね。
右も左もわからないキャンプ初心者におすすめの調理器具は3つあります。
①キャンプ用のクッカー
②キャンプ用のガスバーナー
③包丁とまな板のセット
まだキャンプでの調理経験が浅いかたは、加熱調理に便利な調理器具や具材を切り分ける包丁などが必須です。
中級者以上のキャンパーは、これらの調理器具をもちろん持っています。その上で、素材や利便性を考えた調理器具を厳選しているのです。
初心者キャンパーが調理器具を選ぶ時は、携帯性と使いやすさで選びましょう。
クッカーとは、鍋やフライパンなど小型の調理器具を指します。キャンプ用のクッカー素材には、主に3種類あります。
・アルミ製
・ステンレス製
・チタン製
初心者キャンパーにおすすめなのが、アルミ製の浅型クッカー。軽量かつコンパクトで、熱伝導率が高いのですぐに調理可能です。
キャンプ場の朝晩は冷え込むことが多く、場所によっては風が強い所もあります。そのため、クッカーが重く、熱伝導率が低いと調理が難しくなってしまうのです。
すぐに調理できて、扱いやすいアルミ製のクッカーは初心者の強い味方だといえます。
ステンレス製は熱伝導率が高いのに対して、重さがあるので初心者には扱いが難しいクッカーだといえます。
また、チタン製は重く、値段が高いので、入門用のクッカーとはいえません。
このように、初心者キャンパーにはアルミ製のクッカーがおすすめです。
焚火台の用意が手間な場合や、焚火台で調理するのに慣れていない場合は、ガスバーナーを使って調理することをおすすめします。
とりわけ、朝はコーヒーやインスタント味噌汁を作るので、ガスバーナーで湯沸かしする機会も多いです。朝起きて周りの自然の豊かさを感じながら飲むコーヒーは、他では味わえません。
ガスバーナーには大きく分けて2種類あります。
・シングルバーナー
・ツーバーナー
シングルバーナーとツーバーナーの違いは、調理できる場所の広さです。シングルバーナーは一か所、ツーバーナーは二か所で調理できます。
初心者キャンパーがガスバーナーを選ぶ時は、持ち運びやすいシングルバーナーを選ぶのが一般的です。
ただし、ファミリーキャンプなど、大人数でのキャンプによく行くかたは、ツーバーナーのガスバーナーを選ぶようにしましょう。
初心者キャンパーがまず揃えたいのは、便利で扱いやすい調理器具です。とりわけ、包丁とまな板はキャンプ場では必須だといえます。
近年のアウトドア人気も相まって、包丁とまな板がセットになっている商品も数多く販売されていることをご存知でしょうか。
このタイプの商品は、包丁がまな板に収納可能で、コンパクトかつスタイリッシュに持ち運びができます。
また、まな板のコーナーには、食材が落ちるのを防止する滑り止めが付いている商品もあるので、食材が地面に落ちてしまうリスクが減らせるのです。
包丁やまな板は調理には必須なので、持ち運びに便利なタイプの包丁とまな板セットを選ぶことがおすすめです。
キャンプに慣れてきたら、自分流の調理方法やレシピを実践したいですよね。
そんな時に便利な調理器具は、以下の3つにまとめられます。
①シェラカップ
②スキレット
③キャンプ用ケトル
キャンプに慣れてきたら、「もう少し料理にもこだわりたい」と考えるキャンパーも多いのではないでしょうか。
クッカーは便利な調理器具ですが、調理できる料理が制限されてしまいます。
キャンプ場での料理の幅を広げる調理器具を揃えて、キャンプ飯をさらに充実させていきましょう。
シェラカップは、アウトドアシーンで役立つ万能型の調理器具。フライパンとして利用したり、計量カップとして利用したりすることも可能です。
また、シェラカップは軽量で、荷物にならないのも大きな魅力だといえます。
その他のシェラカップの主な使い方は、以下の通りです。
・飯ごうとして活用する
・ラックに飾ってインテリアにする
・コップとして使う
・鍋として活用する
調理器具としての役割だけでなく、オシャレなインテリアとしての活用も可能なのが特徴だといえます。
また、幅広い調理方法をカバーしているので、シェラカップを1つ持っていれば安心できる場面は多いです。
スキレットは、高温調理ができる鉄製の小さいフライパン。重さはありますが、火力が必要な調理にも対応できます。
スキレットを活用すれば、以下のような料理も調理可能です。
・アヒージョ
・パエリア
・ピザ
このように、スキレットを使えば、ピザ窯や大きな鍋が無くても、本格的なイタリアンやスペイン料理も作れます。
基本的には、クッカーよりも小さなサイズが多いので、少人数のキャンプにもピッタリな調理器具です。
キャンプに慣れてくると、朝にサッとお湯を沸かすための調理器具が欲しくなりますよね。
朝に必要になる調理器具の代表格が、キャンプ用のケトルです。ケトルに使用される素材は、アルミ製やステンレス製が多くなっています。
とりわけ、アルミ製のケトルは、軽量で素早くお湯が沸かせるので便利です。ケトルでお湯を沸かして、コーヒーやインスタント食品を楽しみましょう。
キャンプ上級者になってくると、自分流のキャンプスタイルが確立されるでしょう。そのため、使用する調理器具も個人の趣味・趣向によって大きく変わるのです。
そんな中で、キャンプ熟練者が持っていると便利な調理器具は、以下のようなものが挙げられます。
①ホットサンドクッカー
②コーヒーミル
③燻製器
上級者ともなると、「自分の好きな料理を追求したい」という思いが強くなっている可能性が高いです。
つまり、「あっても無くても調理できるけど、より美味しいキャンプ飯を追求したい」という目的で調理器具を選びます。
そのため「挽きたてのコーヒーやじっくりと燻製したチーズを味わいたい」というような、贅沢を叶えてくれる調理器具がおすすめです。
ホットサンドクッカーは、食パンと中身の具材を挟んで、プレスして焼く調理器具。
キャンプ場での夜ごはんは、豪華なステーキや焼肉、チーズフォンデュなどを楽しむことが多いでしょう。
その一方で、朝ごはんは簡単に美味しく調理したいですよね。朝のキャンプ飯はインスタント食品に頼ってしまいがちです。しかし、ホットサンドクッカーがあれば、簡単調理で絶品ホットサンドが味わえます。
キャンプ場の朝により美味しい料理を食べるなら、ホットサンドクッカーを持っていくのがおすすめです。
コーヒー好きのキャンパーには、コーヒーミルがおすすめ。小型でもコーヒー豆をしっかりと砕いてくれる商品も多いです。
コーヒーミルがあれば、キャンプ場でも挽きたてのコーヒーがその場で味わえます。
ちなみに、コーヒーミルには「電動式」と「手動式」の2種類があり、大量にコーヒー豆を挽くなら、電動式のほうがよいです。
また、コーヒーミルによっては、コーヒー豆の挽き方が選べるものもあるので、コーヒーにこだわりたいキャンパーが持っておきたい調理器具です。
燻製器は、チーズやベーコンなどを燻製するための調理器具。燻製器にスモークチップを入れて、数十分から数時間ほど食材を燻製していきます。
燻製器には細長い筒状になっているものから、弁当箱のように小さなタイプまで、その形状は様々です。
選ぶべき燻製器の形状は、燻製の調理方法により異なります。
・熱燻(ねっくん)法:80℃以上の高温調理で1時間程度
・温燻(おんくん)法:30℃~80℃の低温調理で数時間程度
・冷燻(れいくん)法:30℃以下で半日以上
熱燻法で燻製を作る場合は、小さな鍋型の燻製器でも問題ありません。高温で燻製して、すぐに燻製を食べられます。
温燻法や冷燻法は、じっくりと長時間、火を管理する必要があるため、大きな筒状の燻製器で、自分の好きなスモークチップの香りをつけるのがおすすめです。
このように、燻製器はそれぞれが作りたい燻製の調理方法によって、選ぶべき燻製器やスモークチップが変わります。
自分の好きな燻製方法ごとに、自由にカスタマイズできるのが楽しい調理器具です。
キャンプで使う調理器具は、人によって多種多様で、正解はありません。そのため、初心者に限らず、調理器具の選択には悩んでしまうキャンパーも多いです。
初心者キャンパーが調理器具を選ぶ時は、利便性と使いやすさで選びましょう。また、「これが無いと困るかも」という基準で調理器具を選ぶのがおすすめです。
中級者以上のキャンパーになると、あとは自分のキャンプスタイルによって変わります。自分の追求したいキャンプ飯を作るのに便利で、必要な調理器具を選ぶのがベストです。
この記事を参考にして、「今の自分に必要な調理器具は何か?」を考えて、自分が満足できるキャンプ飯を追求していきましょう。
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