2021年03月10日

〈ドッグデータベース〉ノーフォーク・テリア

by ネスレ日本株式会社

公開:2021.03.10 00:00 更新:2021.10.04 16:23

ノーフォーク・テリアのサイズ、性格、必要とされる運動量などの特徴、起源など、詳細データを解説いたします。

※FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)のデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は目安です。あらかじめご了承ください。

ノーフォーク・テリア

コンパクトで、トコトコ歩く姿はとても愛嬌があります。やや長めの硬い被毛ですが、手入れは難しくありません。毎日毛並みを整え、抜け毛を除去するためのブラッシングをしましょう。トリミングはノーフォーク・テリアの場合、ストリッピングという手で被毛を引き抜く方法で行われます。しかし、この方法は、犬にとって苦痛なため、ヨーロッパでは禁止されています。目にかかる場合や、口の周りの汚れる被毛だけ手入れをしましょう。

飼う際の注意点

■旅行・移動に対応する適応力:高め

■留守に対する適応力:中程度

■子どもに対する適応力:高め

性格は?

我を忘れて熱狂的に騒ぐという性格ではありません。活発で勇敢で、子どもにも優しい性格です。しかし嫉妬深いので、長時間放っておいたり、ほかの犬をかわいがっていると吠え立てたり、穴掘りを始めて庭を駄目にしてしまうこともあります。トレーニングもそれほど難しいことはないので、いつも一緒に遊んであげるようにしましょう。

必要とされる運動量

小型ながら、テリアなので、それなりの活発度があります。しかし、飼い主が大変な思いをするような運動量ではありません。20分程度の小走りを取り入れた散歩を、毎日2回程度行えば十分です。

特徴

■原産国:イギリス

■犬種分類:テリア

■色・模様:レッド、ウィートン、ブラック&タン、グリズル

■毛質・毛の長さ:セミロング(中毛)

■抜け毛:多め

■サイズ:超小型

■目安となる体高・体重

体高:25~26cmが理想、体重:5~5.5kg

■一日に必要な散歩量:少なめ

■活発度:少なめ

起きやすい病気/ケガ

基本的に健康な犬種ですが、膝蓋骨脱臼に注意しましょう。ほかにも皮膚疾患や頭部や眼への打撲などによる衝撃や遺伝性によることが原因の水晶体脱臼、やはり遺伝的に視神経に萎縮や欠損があるため、視覚障害を起こす視神経欠損症、肥大性心筋症などが好発します。

歴史

1880年代、イギリスで、小型で働き者のテリアが作出されました。現在のノーリッチ・テリアです。その中で、耳の垂れた犬が生まれました。それが現在のノーフォーク・テリアのルーツです。当初は同一犬種とされていましたが、1964年に、イギリスで正式に別犬種であると公認されました。1979年にはUKC(ユナイテッドキングダム・ケンネル・クラブ)とAKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)のそれぞれでノーフォーク・テリアは公認犬種となりました。

ドッグショーでの評価基準

頭部スカルは幅広く、ごくわずかに丸みがあります。ストップは明確で、マズルはくさび型をしています。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。

目はオーバル(卵型)で、色はダーク・ブラウンかブラックです。耳は中くらいの大きさで、先端がわずかに丸みがあり、頬に接して前方に倒れています。胴体はトップラインが水平で、背は短く、あばらがよく張っています。尾は付け根の位置が高く、背線と同じ高さにあります。前脚は均整が取れていて、後肢は筋骨たくましいです。

提供元:ネスレ日本株式会社

https://nestle.jp/brand/purina/

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