2020年12月18日

電動機械 電動糸鋸盤

by 株式会社髙儀

公開:2020.12.18 12:00 更新:2021.10.04 16:23

1.基本説明

電動糸鋸盤とは

細いノコ刃を上下に動かして切る「糸ノコ盤」は、その様子から「ミシンノコ」の別名で呼ばれることもあります。

テーブルの下からモーターがノコ刃を引張って、往復させています。

ノコ刃は精密な曲線を切るために極端に細く、途中をガイドローラーで受け止めています。

ハンドソーと糸鋸盤の違い

形状が似ている電動工具に、バンドソーがあります。

バンドソーはリング状の刃を回転させて切断するので厚みがある材料を切るのが得意です。

卓上糸ノコ盤は細長い糸ノコ刃を上下に動かすので細かな精密な加工が得意です。

また曲線を描くように切り出せます。厚手の材料の切り出しには向きません。

2.種類

方式

バネ式:刃の根元にスプリングがついており、モーターで刃を引っ張ったあとスプリングの力で戻る一連の動作を高速に行う仕組みです。

3.選び方

ふところ寸法

ふところ寸法とは糸ノコから、奥のアームのところまでの距離のことです。一般的なサイズは400㎜です。大きな材料を切ることが多いなら、500mmの大型タイプとなります。

ストローク数とストローク量

ストローク数は1分間に何回、刃が上下するかの数値で、ストローク量は上下する幅の長さを表しています。どちらも数値が多いほど、材料の切断スピードが上がります。ストローク数が多ければ、高遠で材料を切断することができます。またストローク量が大きければ、より効率よくパワフルに材料を切断できます。ストローク量は15mm以上、消費電力は50W以上のものがおすすめです。

付属機能

材料や作業に合わせて最適な速度で切断する「変速機能」やテーブルを傾斜を付けた状態で固定できる「傾斜機能」、空気を吹きつけて切りクズを飛ばす「送風ブロアー」などがあります。

また、集塵時にバキューム取り付け可能なバキュームアダプター付きなどの機能もあります。

糸ノコ刃(ブレード)のタイプ

「ストレートエンド」

ネジで締め付けて固定されます。

「ピンエンド」

ピンを引っかけて固定するタイプ。確実な固定なので、作業中にノコ刃の張りが緩むことはありません。        

糸ノコ刃の刃数・刃厚

【刃数】

多い:薄い木材、軟木の加工向き、切り口のバリが少ない。 

少ない:厚い木材、硬木の加工向き、切り口が粗い。

【刃厚】

厚い:厚い木材、硬木の加工向け。

薄い:薄い木材、軟木の加工向け。                                   

【刃幅】

広い:厚い木材、硬木の加工向き、直線切り向き。 

狭い:薄い木材、軟木の加工向き、曲線切り向き。

4.使い方

木材を形に切る場合

1.切り抜きたい形に合わせてデザインを用意し、材料に貼り付けます。直接書いても良いです。

2.デザイン線の上を、糸ノコ盤で切り抜いていきます。

3.切り抜いたら、貼り付けたデザインを剥がします。

4.紙やすりでバリをきれいに取れば完成です。

5.お手入れ方法

使用後は各部を清掃し、定期的に本体側面のカバーを外して内部にたまった切りクズを取り除いてください。

点検後は本体カバーを必ず取り付けてください。

製品が汚れたときは柔らかい布で水拭きしてください。汚れの著しい場合は薄めた中性洗剤を使用して水拭きしてください。

その後、乾いた布で水分を残さないよう拭き取ってください。ワックス・アルコール類・シンナー・ベンジンなどの使用は製品の破損や故障の原因となります。

使用しないときは直射日光のあたらない・風通しのよい・乾燥した・お子様の手の届かない安全なところ・またはカギのかかるところにきちんと保管してください。

6.使用上の注意

・安定した場所で作業してください。不安定な場所で作業するとケガ・事故の原因となります。

・お手入れの際は必ず電源プラグを抜いてください。

・お手入れの際は本体は水で洗わず乾いた布で拭くようにしてください。濡れた布・ワックスアルコール類・シンナー・ベンジンなどの使用は

 製品の破損や故障の原因になります。

7.商品紹介

卓上糸鋸盤 400mm SSC-400PE

木工の細かい曲線切断、細工切断に最適です。

●50Hz 1500min-1(回/分)

 60Hz:1600min-1(回/分) ストローク数:18mm

●切断能力の目安:木材 50mm

●ふところ寸法:400mm

●コード長さ:2.0M           

●本体重量:約11kg

提供元:株式会社 高儀

https://www.takagi-plc.co.jp

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