2020年09月11日
by 住友化学園芸株式会社 |
公開:2020.09.11 15:34 更新:2021.10.04 16:23
※この記事には害虫の写真が含まれています。虫が苦手な方は閲覧にご注意ください。
1.特徴
ナメクジは軟体動物の一種で殻は退化していますが陸生の貝の仲間になります。
乾燥に弱く、基本的に昼間は鉢底やブロックの下などに隠れていますが夜になると活動します。
また日中でも雨が降っている時には出てきて、ブロック塀などを這い廻っているのを見かけることがあります。
見た目の不快感から「不快害虫」として扱われる場合もあります。
一方、畑や花壇に出てきたときは野菜や花をかじるので「農業害虫」として農薬で退治します。
ちなみにナメクジは雌雄同体で2匹のナメクジが交尾をすると2匹とも卵を産むことになります。
2.形態
殻が退化した陸生の貝の仲間です。
かたつむりの歌で「つの出せやり出せ」と歌われる、前触覚(味触覚)と後触覚(視触覚)の2対の触覚があります。
口にはおろし金状に歯が並んでいて、植物を削りながら食べます。基本的には体の前方右側にある呼吸孔を開けて呼吸をします。
3.生態
秋~春の時期に交尾を行って産卵し、幼虫がふ化しますが、見た目は成虫のナメクジと同じです。
冬期は自らの出した粘液を被って休眠します。
4.種類
・ナメクジ
・チャコウラナメクジ
・マダラコウラナメクジ
・ノナメクジ
・ヤマナメクジ
5.分布
種類にもよりますが、北海道から沖縄まで幅広く生息しています。
日中は落葉の下や鉢底、土の中に潜んでいます。
6.被害
植物を加害することから畑などでは直接的な被害がありますが、家周りなどの生活空間では見た目の不快感から「不快害虫」として扱われます。
ナメクジは寄生虫を媒介することがあるので、壁などを這いまわるのを見つけてもなるべく素手ではさわらないよう、ハシなどでつまんで退治するか、速効性の「ナメ退治スプレー」や「ナメ退治シャワー」を散布してその場ですばやく退治しましょう。
またお庭まわりなら「ナメ退治ベイト」、「ブラウンベイト」など不快害虫用の誘引殺虫剤でおびき寄せて退治することもできます。
一方、菜園や花壇で新芽や実がかじられ、周りに光沢のある粘液の跡が残っていたらナメクジの被害が考えられるのですが、この場合、農薬で退治する必要があるので注意してください。
誘引殺虫剤の農薬「ナメナイト」なら「花き類・観葉植物、いちご、はくさい、キャベツ、レタス、かんきつ」で登録があります。
なお誘引殺虫剤をナメクジ退治で使う場合、ナメクジの活動が盛んになる雨上がりの夕方に、出そうな場所にパラパラとまいておくのが特に効果的です。
どんどん集める!: 置くだけでナメクジをどんどん誘引し、食べさせて退治します。
生息場所に夕方設置すれば一晩で効きます。
雨に強い!:容器入りなので雨の多い時期にも効果的。
あちこちに置ける!:一度にいろんな場所に置けるので、ナメクジとの遭遇率が大幅にアップ。
芝生でも使え、効率よく退治できます。
ハーブに含まれる天然系成分に黒酢をプラスして速効性を高め、ナメクジを直接散布ですばやく退治します。
散布場所にナメクジを近寄りにくくする忌避作用(雨など水がかからない条件で約1週間)もあります。
逆さ散布もできるスプレーで、かくれたナメクジも逃さない!
あらかじめまいておくだけで、物かげにひそんでいるイヤ~なナメクジ、カタツムリを誘い出し、食べさせて退治します。
提供元:住友化学園芸株式会社
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