2021年01月30日
by パール金属株式会社 |
公開:2021.01.30 18:40 更新:2021.10.04 16:23
キッチン⽤品のよくあるご質問にお答えいたします。今回は『フッ素加工フライパン』の質問にお答えいたします。
A.ふっ素樹脂の「こびりつきにくい」という性能が損なわれてしまったためです。空焚きや強火による耐熱温度以上の高温や、角の鋭い金属ヘラを使用したことが原因と考えられます。また使用後、洗い落ちなかった油カスが付着したままであることが原因の場合もあります。
A.
①ふっ素樹脂加工品は強火で加熱し続けると、ふっ素樹脂の性能が損なわれ、剥がれてしまう場合があります。したがって、強火での加熱はしないでください。
②ふっ素コーティングしているものは、商品の特性上細かい目が素地にあるため、料理を長時間入れたままにしておくと、目地から内部に水分等が入り込み、中に残留します。その残留物が次の加熱により内部で膨張し、素地が膨れたり、剥がれたりする場合があります。したがって、長時間料理を入れたままにしないで使用後はきちんと洗い、乾かしてください。
③角の鋭利なヘラや調理器具(鉄箸や鉄串等も含みます)の使用はコーティングを傷つけ、剥がれてしまう場合があります。ご使用をお控え下さい。
④『使用できる』と明示しているものを除き、食器洗浄機・乾燥機は使用できません。製品劣化の原因となりますのでお控え下さい。
⑤急激な温度変化(空焚き状態での冷水投入や、IHコンロによる急過熱)は本体の変形につながりますので、お控え下さい。
※製品ごとの取扱い説明書を確認して下さい。
A.ふっ素樹脂加工の表面には目に見えないミクロな孔(ピンホール)があります。
料理を長い間入れたままにしておきますと、そのミクロの孔から油や調味料が浸透して中で加熱膨張してコーティング膜を押し上げたり、金属部分(アルミなど)に達してしまうと、その金属を腐蝕させて空洞ができそれが調理中に破れて剥がれたりします。これを防ぐには、調理器具の中に料理をいれたままにしない事、使用後はきちんと洗っていただく事が大切です。また空焚きや強火での使用、角の鋭利なヘラの使用も剥がれの原因になりますので、注意しましょう。
A.ふっ素樹脂は他の物質と溶け合わず化学反応も起こしませんので、万一食べてしまっても、そのまま体外に排出されます。ふっ素樹脂を調理器具にコーティングする場合、ふっ素樹脂以外の物質も含まれますが、テフロンは、食品に係わる製品に関して規定されている厚生労働省とアメリカFDA(米国食品医薬局)の基準に合格した物質だけで構成されています。
A.中性洗剤と柔らかいスポンジで汚れは⼗分落とせます。⾦属製や研磨剤⼊りのタワシ、研磨剤⼊りの洗剤はさけてください。洗った後は、⾃然乾燥かふきんで⽔分をふき取ってからしまいましょう。⽔分を⾶ばすための空焼きは厳禁です。
提供元︓パール⾦属株式会社
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