2021年06月14日

レンガの敷き方・積み方

by DCM株式会社

公開:2021.06.14 19:10 更新:2021.10.04 16:23

やってみよう!

素敵なレンガ敷きのアプローチやテラスを簡単につくることができます。

①レンガを敷く場所とサイズを決めて、レンガの厚みに4~5cmを加えた深さに掘り、よく踏んで地固めをします。

②クッションとなる砂を木ゴテやならし棒を使って、4~5cmの厚さになるように敷き、すみから順にすき間がないように、びっしりとレンガを敷いていきます。

③全体を敷き終えたら、水平器などを使って水平になっているか確認します。ほかより高い箇所はハンマーやその柄などでレンガが割れないように軽く叩いて高さを調整してください。また、曲がりやズレがある場合は、すき間にバールなどを差し込んで直してください。

④ブラシなどを使って、乾いた砂をレンガとレンガのすき間に詰めて、レンガを固定させます。これで完成ですが、1カ月ほどすると目地に入れた砂がなじみ、かさが減ってすき間ができるので、もう一度乾いた砂をすき間に入れてください。

難しそうに思えますが、きちんと手順を踏んで行えば、モルタルを使ってレンガを積むのは意外と簡単です。まずは、小さなサイズの花壇から始めてみましょう。

①花壇をつくる場所や大きさを決めて四隅に杭を打ち込み、7cmの箇所に(レンガの厚み6cmに目地分1cmを加えた数値)に印を付けてから水糸を水平に張ります。この時水平器で水糸の水平を測っておくと正確な基準がつくれます。

②レンガを敷く部分に、基準にする水糸から17cmの深さを目安にレンガの幅の穴を掘ります。掘った箇所に砂利をすき込み、ハンマーなどで叩いてなじませます。

③穴に、セメント1:砂2:砂利2の割合でつくったコンクリートを流し込んで基礎をつくります。

④セメント1:砂3の割合で、山に盛っても崩れない程度の固さに練ったモルタルをつくります。また、レンガが乾いていると、モルタルの水分を吸収して接着力が弱くなるので、積む前に5分ぐらいレンガを水に浸けて、十分水を吸い込ませておくのがポイントです。

⑤基礎の上にモルタルを1cm敷き、レンガを並べていきます。この時、レンガとレンガの間は目地の分(1cm)開けます。また、水糸と高さが合うように、レンガが割れないように気を付けながら、ハンマーかその柄などでレンガを軽く叩いて水平に並べます。

⑥1段目を並べたら、水糸を7cm上げて2段目を積みます。レンガゴテでモルタルを1段目の上に盛りますが、この時、1段目のレンガとレンガのすき間にも目地ゴテなどでモルタルを入れます。モルタルはやや多めに盛り、水糸の高さに合うようハンマーやコテの柄で叩いて調整します。はみ出したモルタルは、目地ゴテなどで削り落とします。

⑦目標の段まで積み上げたら、レンガの面より目地が5mmほど奥になるように目地ゴテで目地を整えます。目地が足りない部分がある場合は、ここで足してください。

⑧目地の調整が終わったら、モルタルが乾く前に、水を含ませて軽く絞ったスポンジでレンガをきれいに拭いてモルタルを落とします。そのまま2~3日置いてから、花壇に土を入れます。

通常レンガはサイズ21×10×6cm、重さ2.25kgが標準です。また、積み具合によって使う、1/2・1/4・縦1/2のものもあります。色や焼き方によって焼き過ぎ・黒焼き過ぎ・並焼きなどの種類があり、これとは別に白レンガ・空洞レンガなどがあります。また、バーベキューコンロをつくる場合には、耐火レンガを使ってください。

並型(なまこ)

1/2のもの(半桝)

左:3/4のもの(七五) 右:1/4のもの(二五分)

縦1/2のもの(羊羹)

通常39×19cmで、厚みは10・12・15・19cmのものを使用し、それぞれに並型、半分サイズの半切、端の部分に使う隅型、鉄筋を入れる時に使う横筋型などがあります。また、門や塀などに使われる軽量ブロックとブロック建築に使われる重量ブロックがあります。表面にいろいろな加工をした化粧ブロックは、サイズが少し大きくなっています。

●使用する道具

○スコップ

○水平器

○バール

○トロ舟・手クワまたはコンクリート用スコップ

○バケツ

○目地ゴテ

○木ゴテ・ならし棒

○ハンマー

○ブラシ

○レンガゴテ

○スポンジ

●使用する材料

○レンガ

○杭・水糸

○セメント・砂(モルタル)

○砂利(基礎用)

提供元:DCM株式会社

https://www.dcm-hc.co.jp/

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