2021年01月21日

【商品】環境への配慮~セロテープ®の原料紹介~

by ニチバン株式会社

公開:2021.01.21 18:10 更新:2021.10.04 16:23

セロテープ®を作るための主な原料は「天然素材」で、環境への配慮も行っております。
今回はセロテープ®の原料をご紹介いたします。

原料は天然素材

セロテープ®を作るための主な原料は「天然素材」

【木材チップ】 セロハンフィルムのもととなる原料です。

【天然樹脂】 粘着力を持たせるために、松やに等の植物由来の樹脂を加えています。

【ビスコース】 パルプを溶かしてろ過した液体がセロハンのもととなるオレンジ色のビスコースです。このビスコースを、化学反応と洗浄をへて薄い膜状にしたものがセロハンフィルムとなります。

【木材パルプ】 木材チップから「パルプ」と呼ばれる植物繊維のかたまりを抽出し木材パルプができあがります。

【天然ゴム】 粘着剤の主成分です。ゴムの木の樹液を精製し凝固させたものです。

セロテープ®は植物系

石油系の透明テープとは基材が違います

セロハンは、再生可能な植物資源である樹木(木材パルプ)を原料とした、天然素材のフィルムです。

粘着剤の主原料には天然ゴムや天然樹脂を、巻心には再生紙を使用しています。

セロテープ®はバイオマスマーク認定を取得

セロテープ®は、一般社団法人 日本有機資源協会が2006年8月から本格運用を開始した「バイオマスマーク」の認定商品(認定番号: 050236)となりました。セロテープ®の素材であるセロハンは、木材パルプを原料とした天然素材です。

粘着剤も天然ゴムと天然樹脂が主成分であり、焼却時に発生する有害ガスは大変少ないです。

セロテープ®は、発売した1948年から環境にやさしい循環型のエコロジー製品なのです。

日本を含め世界の多くの国ではセロハンに比べて強度や防水性の高いプラスチックフィルムなどを利用した粘着テープが販売されていますが、これらの製品は限りある資源の化石資源を原料としていると同時に、カーボンニュートラル※な素材ではないため焼却時に新規のCO2発生や有害ガス発生の問題も抱えています。つまり、植物系のセロテープ®を使うことは、積極的に環境問題に取り組むひとつの具体的方法と言えるのです。

※「カーボンニュートラル」とは、大気中のCO2の増減に影響を与えない特性のことです。例えば木材は燃やすとCO2を発生しますが、成長時には大気中のCO2を光合成により固定するので、実質的にはCO2を増加させません。

テープの豆知識

セロハンの原料はどんな木?

セロハンの原料となる木材チップには、主にユーカリを使用しています。10年ほどで大きく成長する広葉樹で、コアラが葉っぱを食べることでも知られています。環境負荷の少ない再生産可能な生物資源として、世界の多くの地域でユーカリの植林が行われています。

提供元:ニチバン株式会社

https://www.nichiban.co.jp/

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