2021年11月07日
by DCM 編集部 |
公開:2021.11.07 04:00 更新:2021.11.29 10:42
「プランターで家庭菜園をおこないたいけれど何が必要かわからない…」
「プランターで栽培する家庭菜園におすすめの野菜は何?」
とお悩みの方もいるでしょう。
畑がなくても野菜を栽培できるため、人気があるのがプランターを用いた家庭菜園。プランター栽培が気になってはいるものの、やり方がわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、プランターを用いて家庭菜園をおこなう際に必要な道具を6つ紹介します。
また、プランターを用いた家庭菜園におすすめの野菜もお伝えしますので、自宅で気軽に家庭菜園を始めたい方はぜひ参考にしてください。
ここでは、プランターで家庭菜園をおこなう際に必要な道具を6つ紹介します。
いざ家庭菜園を始めようと思ったときに「道具が足りないから買い出しに行かないといけない」と段取りが悪くならないように、ここで必須アイテムを確認しておきましょう。
プランターは、野菜をはじめとした植物を育てるために使用する容器です。さまざまなサイズがあるため、育てる野菜に応じた大きさのものを選びましょう。
根が長い野菜を底が浅いプランターで育てると、根詰まりを起こして十分に育たなかったり、途中でプランターを変更する手間が発生したりするからです。
【深さ別:おすすめの野菜】
・浅型(深さ10~15センチ):ラディッシュ、ルッコラなど葉菜類
・中型(深さ15~30センチ):ナス、トマトなど果菜類
・深型(深さ30センチ~):大根、ニンジンなど根菜類
なお、プランターの素材にもプラスチックやテラコッタ、木製などさまざまなものがあります。
プランターの重さだけではなく、デザインも異なるため、楽しく家庭菜園をおこなえるものを選ぶと良いでしょう。
家庭菜園には、野菜栽培用の土を使用しましょう。土作りや土選びは野菜の育成を左右します。
【野菜が育ちやすい土の特徴】
・水はけが良い
・水持ちが良い
・通気性が良い
・団粒構造を持っている
・肥料が多く含まれている
ただし、土を自分で作るには手間がかかるため、家庭菜園の初心者にとっては「難しい」と感じる方もいるでしょう。
そんな方はあらかじめ肥料などが混ぜてある培養土を用意することがおすすめです。
家庭菜園には水やりがつきものです。使いやすいじょうろを選ぶと家庭菜園を快適に行えるため、自分に合ったものを選びましょう。
【家庭菜園で使用するじょうろの選び方】
・素材から選ぶ:軽さを重視するならプラスチック製、耐久性を重視するならステンレス製
・容量から選ぶ:少ない水で足りる野菜なら1リットル程度の小容量、多くの水が必要な野菜なら4リットル程度の大容量
・口の形から選ぶ:種まき直後ならシャワータイプ、根がしっかり張ったら水差しタイプ
ちなみに、さまざまなデザインのじょうろが販売されています。家庭菜園ではじょうろの使用頻度が高いため、楽しく使える色やフォルムのものを選ぶこともおすすめです。
【鉢底石の選び方】
・素材から選ぶ:通気性を重視するなら軽石、耐久性を重視するなら黒曜石
・大きさから選ぶ:水はけの速度を速くするなら大粒、速度を遅くするなら小粒
鉢底ネットとは、プランターの中の一番下に敷くネットです。底の穴から土が漏れることや虫が侵入することを防ぐ役割があります。
さまざまな形状や素材のものが販売されているため、使いやすさや用途から自分にふさわしいものを選びましょう。
【鉢底ネット】
・形状から選ぶ:鉢底石を再利用したいなら袋タイプ、簡単に設置したいならカットタイプ
・素材から選ぶ:耐久性を重視するならポリエチレン製、根を食べてしまうナメクジの侵入を防ぎたいなら銅製
家庭菜園で使用する肥料は、野菜の生長に大きく影響を与えます。
さまざまな成分や形状のものが販売されているため、育てる野菜にふさわしいものを選びましょう。
【肥料の選び方】
・成分から選ぶ:葉を育てたいならチッ素が多いもの、根や茎を育てたいならカリが多いもの、実を育てたいならリン酸が多いもの
・形状から選ぶ:即効性を重視するなら液肥、持続性を重視するなら固形肥料
プランターで家庭菜園を始める手順を紹介します。「道具は揃えたけど、どのようにすれば良いのかわからない」と悩まないために理解しておきましょう。
【プランターで家庭菜園を始める手順】
①プランターの内部に鉢底ネットを敷く。
②鉢底ネットの上に鉢底石を敷き詰める。
③プランターの縁から3センチくらい下あたりまで土を入れる。
④土に苗を植える。
⑤プランターの底から水が流れるくらい、たっぷりと水やりする。
⑥プランターを日当たりの良い場所に移動させる。
なお、真夏に日当たりの良い場所に置くと、葉が焼けてしまうことがあります。葉が焼けると、うまく光合成ができないため、枯れる原因にもなり得ます。
真夏は遮光ネットを使用したり、強い日差しが当たらない場所に移動させたりしましょう。
ここでは、春や夏にプランターで栽培できる家庭菜園におすすめの野菜を3つ紹介します。
ミニトマトは初心者でも育てやすく、家庭菜園の中でも人気の高い野菜です。小学校で育てた経験のある人も多いでしょう。
生でも食べられるため、さまざまな料理に使用できます。見た目も可愛らしいため、家庭菜園におすすめの野菜のひとつです。
【ミニトマトの情報】
・植え付け時期:5月上旬~6月上旬
・収穫時期:7~8月
・プランターのサイズ:中型
・収穫方法:手で収穫する
・必要な道具:支柱、麻ひも
ナスは、収穫期全般を通じて果形が乱れにくいことから、初心者でも育てやすい野菜です。さまざまな調理方法があるため、料理が好きな人に向いているでしょう。
ナスには、細長いものや丸いものなど、さまざまな形の種類があります。種類によって向いている調理法が異なるため、お好みの調理ができる種類を選んでみてはいかがでしょうか。
【ナスの情報】
・植え付け時期:4月中旬~5月上旬
・収穫時期:7月~10月
・プランターのサイズ:中型
・収穫方法:枝が折れないようにハサミを使用する
・必要な道具:支柱、麻ひも
キュウリは、他の野菜に比べて比較的短期間で収穫できることから、短期間で家庭菜園を楽しみたい人に向いています。育て方によっては大収穫が期待できる点も魅力でしょう。
しかし、キュウリは病気にかかりやすいため、病気に強い品種をえらぶことがおすすめです。
【キュウリの情報】
・植え付け時期:3月上旬~5月下旬
・収穫時期:6月~8月
・プランターのサイズ:中型
・収穫方法:つるを傷つけないようにハサミを使用する
・必要な道具:支柱、麻ひも、栽培ネット
ここでは、秋冬にプランターでおこなう家庭菜園におすすめの野菜を3つ紹介します。
カブは、他の野菜に比べて栽培期間が短いことから、短期間で野菜を育てたい人に向いています。根も葉も料理に使えるため、調理法が多い点も魅力です。
一口にカブと言っても、さまざまな品種があります。甘いものや病気に強いものなど、品種によって特徴が異なるため、自分の気に入る特徴をもったカブを選んでみてはいかがでしょうか。
【カブの情報】
・植え付け時期:9月~10月上旬
・収穫時期:10月中旬~12月中旬
・プランターのサイズ:深型
・収穫方法:葉の付け根を掴んで引き抜く
・必要な道具:なし
ジャガイモは、多くの実を収穫できて食べ応えがあることから、人気が高いです。
栽培期間は3ヶ月と短いにもかかわらず、種いもの約15倍もの量のジャガイモを収穫することが可能です。また、春と秋の2回も栽培を楽しめる点も魅力でしょう。
【ジャガイモの情報】
・植え付け時期:2月下旬~3月上旬、8月下旬~9月上旬
・収穫時期:5~7月、11~12月
・プランターのサイズ:深型
・収穫方法:茎を束ねた状態で根本を掴んで引き抜く
・必要な道具:なし
※種芋を半分に切断して植付する場合は、切断面に除菌の為の草木灰を使用します。
玉ねぎは、炒め物や揚げ物に煮物など多くの料理に使用できることから、人気のある野菜です。
玉ねぎは根が肥大化したもののように見えるため、根菜類と勘違いされることが多いものです。しかし、実際は葉鞘という茎の部分が肥大化しているものであり、葉菜類に分類されます。
【玉ねぎの情報】
・植え付け時期:11月上旬~12月上旬
・収穫時期:5月~6月
・プランターのサイズ:浅型
・収穫方法:玉際の茎を手で持って引き抜く
・必要な道具:なし
今回は、プランターを使用した家庭菜園で必要な道具を紹介しました。最低限揃えるべき道具は、以下のとおりです。
【プランターを使用した家庭菜園で必要な道具】
・プランター
・土
・じょうろ
・鉢底石
・鉢底ネット
・肥料
・スコップ
家庭菜園を成功させるためには、道具選びから肝心です。この記事で紹介した選び方を参考にして、使いやすい道具を選んでみてはいかがでしょうか。
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