2021年07月07日

〈電装DIYの基本テクニック〉ヒューズBOXからの電源取り出し方法 (フリータイプヒューズ電源)

by エーモン工業株式会社

公開:2021.07.07 21:10 更新:2022.01.11 13:49

ヒューズボックスにはさまざまな電源が集まっています。
フリータイプヒューズ電源を使えば取り出したい電気が流れている純正のヒューズと差し替えるだけでカンタンに電源が取り出せます。
ここでは20Aまで対応したフリータイプヒューズ電源を使ったヒューズBOXからの電源取り出し方法をご紹介します。

ヒューズボックス内のヒューズは形状が車種によって異なります。

自分の車に使われているヒューズの形状を確認して、同じタイプのフリータイプヒューズ電源を準備してください。

車の取扱説明書にはヒューズの交換を説明しているページがあります。

ヒューズボックスの位置や各ヒューズが車のどの電装品に関係しているかが記載されているので、あらかじめこれを見ておくとスムーズに作業が行えます。

ヒューズボックスの位置は車種により異なります。

運転席側ダッシュボードの右下にある場合や、側面、助手席側にある場合もあります。

車の取扱説明書をよく確認して場所を探してください。

ヒューズボックスの位置が分かればラジオペンチを使用してヒューズを抜き取り形状を確認します。

確認できれば、ヒューズは元の位置へ差し込み戻して下さい。

通電しているヒューズを探すには、検電テスターを使用します。

検電テスターのワニグチでドアヒンジ付近などの金属部のボルトをはさみます。(ボディアースする)

検電テスターを使って電源を取り出すヒューズを探すとき、写真のようにヒューズボックスのフタに記載されているヒューズの情報を参考にするとスムーズに探すことが出来ます。

検電テスターを使って常時電源が流れるヒューズを探します。

キーを抜いた状態でヒューズに検電テスターの針をあて、テスターが光る20A以下のヒューズを探します。

針先は画像のイラストのようにヒューズの頭部分の端にあるくぼみ部分にあてます。

※フリータイプヒューズ電源で使用できるのは20A以下のヒューズです。

ラジオペンチで常時電源が流れているヒューズを引き抜きます。

抜いたヒューズはフリータイプヒューズ電源にセットするので保管して下さい。

ヒューズボックスのヒューズを抜いた場所をよく見ると、画像のイラストのように端子が両端にあります。

どちらに電気が流れているか検電テスターで確認して下さい。

フリータイプヒューズ電源の電源側コードがヒューズBOXの電源側端子になるように差し込みます。

ヒューズボックスに差し込めたらフリータイプヒューズ電源が抜けないか確認して下さい。

ヒューズBOXから抜いて保管していおいた純正ヒューズをフリータイプヒューズ電源にセットします。

ヒューズがセット出来れば、フリータイプヒューズ電源のフタを閉めて完了です。

ヒューズ電源がセット出来れば、もう一度フリータイプヒューズ電源が抜けてしまわないか確認して下さい。

ヒューズ電源に付いているギボシ端子はむき出しにならないようスリーブ(カバー)をかぶして下さい。

提供元:エーモン工業株式会社

https://www.amon.jp/

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